COUNT(...) 関数は、オプションのフィルターに一致する配下アイテムの数をカウントします。使用する際は、カウントする配下アイテムのタイプを指定し、さらに必要であれば、カウントする配下アイテムを絞り込むための子フィルタを追加します。子フィルタに一致しないアイテム、または指定したタイプ以外のアイテムは、配下に存在してもカウントされません。フィルタを追加しなかった場合、指定したタイプの配下アイテム全般がカウント対象となります。
構文
COUNT(タイプ, [フィルタ])
タイプ-- カウントする配下アイテムのタイプを指定します。フィルタ[任意] -- このフィルタに一致する配下アイテムだけがカウント対象になります。
カウント結果（合致する配下アイテムの個数）に対して次の演算子を使った比較条件を指定し、条件を満たすアイテムを抽出します。
- 次の値より大きい（>）
- 次の値以上（>=）
- 次の値より小さい（<）
- 次の値以下（<=）
- 次の値と等しい（=）
- 次の値と等しくない（- =）
例
COUNT(キーワード, ラベル = ("abc", "xyz") ) < 5
ラベルが「abc」または「xyz」であるキーワードが 5 個未満しか含まれないアイテム（キャンペーンまたは広告グループ）を抽出します。この例においては、「キーワード」がカウントする配下アイテムのタイプ、「ラベル = ("abc", "xyz")」が配下アイテムを絞り込む子フィルタです。
COUNT(電話番号表示オプション; サイトリンク, 承認状況 = 承認済み) >= 2
承認済みのサイトリンクまたは通話アセットが 2 つ以上関連付けられているアイテム（キャンペーンまたは広告グループ）を抽出します。
COUNT(広告) > 3
広告（種類問わず）を 3 個よりも多く含むアイテム（キャンペーンまたは広告グループ）を抽出します。
COUNT(ラベル) = 2
ラベルがちょうど 2 つ適用されているアイテムを抽出します。コンテナでないアイテムに対しても使用できる条件であり、たとえばキーワードに対して使用すれば、ラベルがちょうど 2 つ含まれるキーワードがすべて抽出されます。
備考
- 子フィルタで複数の条件を指定した場合、すべての条件に一致するアイテムだけがカウント対象となります。複数の条件のいずれか 1 つ以上に一致するアイテムをすべてカウント対象にしたい場合、条件を OR 関数で囲みます。たとえば、
COUNT(広告, OR(ステータス = 一時停止 承認状況 = 不承認)) > 10とした場合、各対象アイテム配下の広告のうち、一時停止中、不承認、またはその両方であるものがカウントされ、合計が 10 よりも大きかったアイテムが抽出されます。 - フィルタには、特定のタイプのアイテムにしか当てはまらない条件を指定してもかまいません。当てはまらないタイプのアイテムが対象の場合、その条件は無視されます。
COUNT(キーワード; サイトリンク, キーワードの単語数 = 2 リンクテキスト : "ローカル")とした場合、単語数がちょうど 2 のキーワードの数と、リンクテキストに「ローカル」を含む関連するサイトリンクの数がカウントされます。
キャンペーンと広告グループに対する COUNT 関数の使用
広告グループの配下にしか置けないアイテムについての検索条件を、キャンペーンのレベルで適用した場合、各キャンペーンのすべての広告グループに含まれる指定アイテムの数が合計されます。たとえば、キャンペーンのレベルで COUNT(キーワード) と指定すると、各キャンペーンについて、配下の全広告グループに含まれるキーワードの総数がカウントされます。
広告グループの配下にもキャンペーンの配下にも置けるアイテムについての検索条件を、キャンペーンのレベルで適用した場合、各キャンペーン直下のアイテムだけがカウント対象となります。たとえば、キャンペーンのレベルで COUNT(オーディエンス) と指定すると、キャンペーン単位のオーディエンスだけがカウントされます。キャンペーンの配下に広告グループ単位のオーディエンスがあっても、カウントされません。アセットについても同じことが言えます。キャンペーン レベルで COUNT(サイトリンク) と指定すると、キャンペーン単位のサイトリンクのみがカウントされ、キャンペーン単位の広告グループ レベルのサイトリンクはカウントされません。