この記事は、AdWords 従来版をご利用の方を対象としています。ご利用中の AdWords がリニューアル版と従来版のどちらであるかを確認する方法
イメージ広告や動画広告の掲載を始めたら、Google ディスプレイ ネットワークでの掲載状況を確認することをおすすめします。イメージ広告と動画広告の標準的な掲載結果データは、[広告] タブと [詳細分析] タブに表示されるキャンペーンの統計情報で確認できます。また、料金が発生しないクリックを伴う操作を確認して、インタラクティブな広告フォーマットの利用状況を把握することもできます。ディスプレイ広告の掲載結果レポートの詳細については、次をご覧ください。
- 独自のイメージ広告(広告テンプレート以外で作成したイメージ広告)
- 広告テンプレートで作成したイメージ広告
- 広告テンプレートで作成した動画広告
ディスプレイ広告の掲載状況を確認する
イメージ広告のほとんどの掲載結果データは、Google 広告アカウントの [広告] タブで確認できます。また、次のレポート オプションもご利用いただけます。
- [詳細分析] タブで [表示: 料金が発生しないクリック] を選択し、イメージ広告と動画広告(広告テンプレートで作成した広告を含む)に関するその他の掲載結果データを表示します。
- 広告の統計情報の表をカスタマイズし、ディスプレイ ネットワークでの広告の掲載結果を確認するためのプレースメント指標を追加します。表示できる掲載結果データは、選択したイメージ広告のフォーマットによって異なります。
料金が発生しないクリックのデータを使用してユーザーの操作をトラッキングする
ディスプレイ広告フォーマットの種類やサイズは多岐にわたります。イメージ広告や動画広告の操作方法もさまざまで、使用するフォーマットや単価設定オプションによっては、ディスプレイ広告で料金が発生しない操作についてデータを得られる場合があります。料金が発生しないクリックに関するデータは通常のレポートの統計情報の表には表示されませんが、別のレポートを作成してダウンロードすれば、広告の利用状況を詳しく把握できます。料金が発生しないクリックについては、次のようなデータがあります。
ディスプレイ広告のマウスオーバー(1 秒以上)
ユーザーがディスプレイ広告に 1 秒以上カーソルを合わせていた回数を確認できます。これにより、ウェブサイトへの実際のクリックには至らなかったものの、ユーザーの関心を引いた広告を確認できます。一般的に、こうした広告では行動を促すフレーズを改善して訴求力を高める必要があります。
ディスプレイ広告での操作
広告テンプレートで作成した広告のタイプによっては、レポートに表示されるユーザー操作の種類が増える場合があります。
動画再生 25、50、75、100%(四分位)
動画広告が実際にどこまで再生されたかを確認できます。動画広告の再生率が低かったり、動画の再生後すぐに停止されている場合は、ユーザーの関心を維持できるクリエイティブなコンテンツに変更する必要があります。
例
たとえば、[動画の 50% を再生] 列には、動画が少なくとも半分は再生された回数が表示されます。なお、ユーザーは動画のセクションをスキップして移動することがあるため、この割合が高くなるにつれて再生回数が減少するとは限りません。
ヒント
- 「再生率」は「視聴率」や動画広告の「インタラクション率」と同じ意味で、YouTube の TrueView 動画フォーマットを取り入れた動画広告向け Google 広告のキャンペーンで使用されます。
- 料金が発生しないクリックについてのデータをダウンロードすると、ユーザーによる広告の操作状況をさらに詳しく確認できます。
動画広告を見たユーザーのコンバージョンをトラッキングする
コンバージョン トラッキングGoogle 広告のコンバージョン トラッキングでは、動画広告をクリックし、最終的に期待されるコンバージョンに至ったユーザーの数をトラッキングできます。
動画広告は直ちにコンバージョンにつながるとは限らないため、ビュースルー コンバージョン データを確認することをおすすめします。このデータは、動画広告を見たもののクリックに至らなかったユーザーが、その後 30 日以内にオンライン コンバージョンを達成した件数を表します。
ビュースルー コンバージョンの詳細については、こちらをご覧ください。トラッキング ピクセルは Google 広告のコンバージョン トラッキング コードのようなもので、動画広告そのものに挿入されるコードです(第三者配信事業者により提供されます)。このコードは、ユーザーの IP アドレスを追跡します。広告をクリックしなかったユーザーが、後から最終ページ URL のウェブサイトに戻ってきたケースをトラッキングします。第三者配信事業者のトラッキング ピクセルを使用する場合は、データ分析に Google 以外のレポートツールを使用する必要があります。
ディスプレイ広告については、上記で説明した「ビュースルー コンバージョン」と「クリックスルー コンバージョン」は同じデータになります。
次のステップ
- 動画広告向け Google 広告のキャンペーンでは、広告テンプレートで作成した従来の広告に比べ、動画に関するより詳しい掲載結果データとレポートをご利用いただけます。詳細をご覧ください。
- 料金が発生しないクリックに関するデータをダウンロードして、ユーザーによる広告の操作状況をさらに詳しく確認します。