AdMob レポートを確認する際は、広告アクティビティがレポートに反映されるまでにかかる時間を考慮することが重要です。広告アクティビティ データはすぐに反映されるとは限らず、一部の指標は 1 日に 1 回しか更新されません。
広告アクティビティのパフォーマンスを分析するときは、最新のアクティビティ データがまだ反映されていない可能性もあるとお考えください(特に第三者ウォーターフォールの API からのパフォーマンス データが対象の場合)。
この記事の内容:
データの更新速度の仕組み
大部分のレポートと指標は常時更新されますが、処理に時間がかかるものや、更新が常時ではなく 1 日に 1 回のみのものもあります。
こうしたレポートの一部では、データの日次更新はすべてのタイムゾーンで同じ現地時間に行われます。これらの指標が利用できるようになるタイミングについては、現地のタイムゾーンを考慮する必要があります。
AdMob と第三者ソースの指標について
レポート内のデータの更新頻度を理解するには、データには AdMob の指標と第三者ソースの指標が含まれることを念頭に置く必要があります。特に決まった第三者ソースの指標はありませんが、データの更新速度は広告ソースによって異なります。
例: 推定収益額と実際の eCPM の指標には、AdMob と第三者ソースの両方のデータが含まれます。広告ソースが AdMob ネットワークの場合、推定収益額と実際の eCPM は Google のデータであるため、遅延時間が最短となります。広告ソースが第三者ネットワークの場合は、推定収益額と実際の eCPM は第三者 API から取得されるため、遅延時間が長くなります。詳しくは、遅延時間の項をご覧ください。
AdMob の指標(クリック数やインプレッション数など)では、多くの場合 4 時間ほどの遅延が発生します。
第三者のウォーターフォール ソースの広告パフォーマンス データを確認するには、広告アクティビティの既製レポートを使用します。AdMob の指標の場合、入札ソースと異なり、ウォーターフォールのデータを第三者のレポート API から取得する必要があるため、これらのソースから広告パフォーマンス データにアクセスする際、大幅な遅延が発生する可能性があります。
第三者データの遅延はネットワークによって異なる場合があるため、注意が必要です。これは、ウォーターフォールの広告パフォーマンスに関するデータは、第三者広告ソースでのデータ処理方法に基づき、それぞれの広告ソースから異なるタイミングで表示されることによります。
一部の第三者ソースの指標では、大幅な遅延が発生する可能性があります。たとえば、広告ソース A では広告パフォーマンスに関するデータが 4 時間ごとに計算される一方で、広告ソース B ではデータが 1 日に 1 回、午後 9 時頃に計算されるという場合が考えられます。
遅延時間
次の表は、各広告ソースの遅延時間と、データがレポートに表示されるタイミングを示したものです。
広告ソース | データが表示されるタイミング |
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AdMob | データは通常 4 時間以内に更新されます。 |
入札 | データは通常 4 時間以内に更新されます。 |
ウォーターフォール |
一部の第三者ソースの指標では、大幅な遅延が発生する可能性があります。予測されるデータの更新速度は、第三者 API から第三者のウォーターフォール広告ソースのデータが取得される頻度によって異なります。 これらの第三者広告ソースの遅延時間は、次のように想定されます。
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調整
最新データは、最終的に確定される前に若干変わることがあります。そのため最初の数時間は、データが不完全な状態で表示される場合があります。
指標は以下のようなさまざまな理由で更新されることがありますが、これらに限定されません。
- スパムの調整
- バグの修正
翌月になって課金対象のイベント(収益)に調整が行われた場合は、支払いの調整として表示されます。