ウェブページの広告配信の詳細を確認する

アド マネージャーの配信ツールを使って広告に関する問題を解決する。#addelivery

パソコンまたはノートパソコンのブラウザに表示されるウェブページ広告については、アド マネージャーの配信ツールまたは Google パブリッシャー コンソールで詳細を確認できます。モバイルウェブに表示される広告については、アド マネージャーでのみ詳細を確認できます。

モバイルアプリや動画に表示される広告について調べる場合は、トラブルシューティングを使用してモバイルアプリの広告配信またはインストリーム動画やオーディオ広告の配信の詳細を確認します。

ウェブページ広告インスペクタでは、コンテンツへの配信対象となる広告を確認して、広告の選択に関する問題を解決したり、選択の仕組みを把握したりできます。確認できるのは、パソコン、ノートパソコン、またはモバイル デバイス(モバイルウェブ)のブラウザに表示される広告です。

ウェブページ広告インスペクタでは、次のような情報を確認できます。

  • どの広告がページに配信されたか。
  • これらの広告が配信され、他の広告が配信されなかったのはなぜか。
  • 広告申込情報とクリエイティブは正しく設定されているか。
  • 特定のリクエストに対して保護設定や価格設定ルールが適用されたか。
  • 広告申込情報が予定より遅いペースで配信されている、またはまったく配信されていないのはなぜか。

これらの情報は、ネットワークの他のユーザーと共有して共同作業やトラブルシューティングに役立てることができます。

ブックマーク 以下のリンクから各セクションに移動できます

アド マネージャーの配信ツールでウェブページの詳細を確認する

  1. Google アド マネージャーにログインします。
  2. [配信] 次に [配信ツール] をクリックします。
  3. パソコンまたはノートパソコンのブラウザでの配信の詳細を確認するには [ウェブページ広告] をクリックします。モバイル デバイスのブラウザでの配信の詳細を確認するには [モバイルウェブ広告] をクリックします。
  4. 詳細を確認するウェブページの URL を入力します。
  5.  (省略可) トラブルシューティングを行う広告申込情報を選択します。
  6. [続行] をクリックします。

URL が別のウィンドウで開きます。アド マネージャーに戻ると、配信の詳細を確認できます。

Google パブリッシャー コンソールでウェブページの詳細を確認する

Google パブリッシャー コンソールに表示される情報は、アド マネージャーの配信ツールのものではありません。配信された各広告の詳細は、アド マネージャーに戻って確認してください。

Google パブリッシャー コンソールで確認するには:

 
  1. パソコンまたはノートパソコンのブラウザでウェブページを開きます。
  2. Google パブリッシャー コンソールを開きます。
  3. [配信ツールで開く] をクリックします。

アド マネージャーで配信の詳細を確認する

ウェブページを開くと、各リクエストに関する情報と配信された広告に関する情報が表示されます。ページの各行は広告スロットとリクエストを表します。

アド マネージャーの配信ツールの [操作] 列で、[詳細を確認] をクリックして各行の配信の詳細を確認し、リクエストをシミュレーションして想定と異なる広告が配信された理由を把握できます。

広告配信の調査では、リクエストの概要が表示され、クリックするとクリエイティブの詳細トラブルシューティング(ベータ版)オークションの詳細を確認できます。

リダイレクトを含むウェブページでは、URL パラメータがブロックされ、「ウェブページでの広告配信の詳細を確認する」ツールが正しく機能しない可能性があります。

概要

広告リクエストの詳細

  • リクエストが行われた時刻
  • Div: 広告スロットが表示されたページ上の場所(「top」など)を表します。
  • リクエストに関連付けられている広告ユニット
  • リクエストされたサイズ: 広告リクエストで定義されているすべてのサイズです。
  • Key-Value: 広告リクエストで定義されているすべての Key-Value です。リスト全体を表示するには、[すべて表示] をクリックします。

配信された広告に関する情報

  • デマンド チャネル: 「Open Bidding」や「広告サーバー」など、広告の選択に使用された方法です。
  • 広告主、オーダー、広告申込情報、クリエイティブ(それぞれに対応する ID を含む): 名前をクリックすると、アド マネージャーで該当の項目が表示されます。
  • 広告申込情報タイプと優先度
  • クリエイティブのサイズ
  • クリエイティブ タイプ

クリエイティブの詳細

[クリエイティブの詳細] タブは、「Ad Exchange クリエイティブの確認とブロック」権限を持つユーザーに表示されます。

[クリエイティブの詳細] タブには、配信されたクリエイティブ、クリエイティブ タイプ、広告主、関連付けられている広告申込情報、最適化案などの情報が表示されます。

Ad Exchange または AdSense のクリエイティブに限り、[クリエイティブの詳細] タブで以下の操作を行うことができます。

  • 広告をブロック: クリエイティブが配信されないようにします。ブロックした広告は、[クリエイティブの審査] の [ブロック] タブに表示されます。
  • ポリシーに報告: ポリシーに関する問題が考えられるクリエイティブを審査に送信します。

トラブルシューティング (ベータ版) 

[トラブルシューティング] タブには、以下の情報が表示されます。

  • 広告リクエストのターゲティング: 広告リクエストで渡されたターゲティングの情報です。
  • 広告申込情報のターゲティング: 広告申込情報に設定されているターゲティングの情報です。
  • ターゲティングの比較: リクエストに含まれるターゲティングと、広告申込情報に設定されたターゲティングの差異です。

これらの情報により、広告が配信されない原因となった可能性があるターゲティングの差異を一目で把握できます。

現在のところ、プレースメント ターゲティングマッチタイプを使用したカスタム ターゲティングは [トラブルシューティング] タブでサポートされていません。広告申込情報に、プレースメント ターゲティングまたはマッチタイプを使用するカスタム ターゲティングが含まれている場合、ここには反映されません。

オークションの詳細

[オークションの詳細] タブでは、広告リクエストに適用された価格設定ルールと保護設定のほか、配信の対象となったプログラマティック配信チャネルを確認できます。

詳細情報を共有する

ネットワークへのアクセス権を持つユーザーと詳細を共有することにより、広告申込情報のトラブルシューティングの際に、他のユーザーと協力して効率良く対策を練ることができます。

  1. トラブルシューティング ページに表示される詳細の上部にある [このセッションを共有] をクリックします。
  2. 表示されたポップアップで、[URL をコピー] をクリックします。
    URL がクリップボードにコピーされ、他のユーザーへのメッセージに貼り付けられるようになります。
  3. ネットワークへのアクセス権を持つユーザーに URL を送信します。
    このユーザーに、URL をブラウザに貼り付けて確認するよう伝えます。

広告リクエストをシミュレーションする

広告スロットを再度リクエストした場合に、どの広告申込情報が配信に選ばれるかを表示できます。想定していない広告申込情報がシミュレーションで選ばれた場合は、その理由を確認できます。この結果を基に、ターゲティングやタグ情報を変更して、希望どおりの広告申込情報がシミュレーションで選ばれるように調整することが可能です。

[リクエストをシミュレーション] をクリックすると、アド マネージャーでシミュレーションが実行され、以下で説明する詳細情報が表示されます。

「リクエストをシミュレーション」機能では、ページやサーバーの状態に関する情報は保持されません。そのため、競合広告の除外、ロードブロッキング、フリークエンシー キャップは、元のリクエストと同じようには動作しません。

元のリクエスト

このセクションでは、トラブルシューティング ページで選択した広告リクエストが実際にどのように配信されたかが再現されます。各項目の説明は次のとおりです。

  • 広告リクエストの詳細: 配信に選ばれた広告申込情報の、リクエスト内容とターゲティングに関する情報です。
  • 配信に選ばれた広告申込情報の詳細: 配信に選ばれた広告申込情報の、配信に関する詳細です。
  • 配信されない理由を表示: このボタンをクリックすると、この広告申込情報が配信可能であるのになぜ別の広告申込情報が配信に選ばれたのかを確認できます。配信されない理由について詳しくはこちらをご覧ください。

シミュレーション

この広告スロットを再度リクエストした場合のシミュレーション結果を確認できます。

広告リクエストの詳細

シミュレーションされたリクエストの、リクエスト内容とターゲティングに関する情報です。現在の設定がデフォルトとして使用されます。

配信に選ばれた広告申込情報

シミュレーションで配信に選ばれた広告申込情報の、配信に関する詳細です。

配信を想定していた広告申込情報の検索

想定していない広告申込情報がシミュレーションで選ばれた場合は、このボックスを使用して、配信を想定していた広告申込情報を検索できます。[実行] をクリックするとポップアップが開きます。このポップアップの左側には、配信に選ばれた広告申込情報の詳細が表示されます。右側には、検索した広告申込情報に関して、配信されなかった理由が表示されます。配信されない理由について詳しくはこちらをご覧ください。

シミュレーションを再実行

[広告リクエストの詳細] でターゲティングやタグ情報を変更し、[シミュレーションを再実行] をクリックして、配信に選ばれる広告申込情報が変わるかどうかを確認できます。シミュレーションで希望の広告申込情報が選ばれるようになったら、設定に戻って実際のターゲティングやタグ情報に反映させます。

シミュレーションで選ばれる広告申込情報と元のリクエストで選ばれた広告申込情報が異なる理由

考えられる理由はいくつかありますが、一部を次に挙げます。

  • 実際のリクエストもシミュレーションのリクエストも、動的に発生します。そのため、リクエストによって、実行時間や目標、競合する広告申込情報といった要因が変わる可能性があります。
  • リクエストによって、広告選択プロセスで選ばれる広告申込情報が変わる可能性があります。
  • シミュレーションでは、一度に 1 つの広告スロットしか考慮されません。そのため、元のリクエストで選ばれた広告申込情報が複数広告スロットのリクエスト(ロードブロッキングなど)の一部である場合、シミュレーションではその広告申込情報は選ばれません。
  • フリークエンシー キャップに達した広告申込情報は選ばれません。
  • 配信目標を達成した広告申込情報は選ばれません。

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