Key-Value ターゲティングについて
Key-Value を使用して、カスタム ターゲティングを定義できます。Key-Value は広告タグに含まれ、広告申込情報のターゲティングで使用されます。Key-Value を含む広告タグが設定されたページから広告がリクエストされると、その Key-Value をターゲティングしている広告申込情報が配信の対象となります。
Key-Value は、さまざまな用途に使用できます。ページ、ページの特定の部分、他の広告枠の識別に使用できるほか、ウェブサイトやアプリを利用したユーザーから収集した情報に基づいて広告をターゲティングすることもできます。
Key-Value ターゲティングの利用を開始する
- アド マネージャーでキーと値を定義します。
広告サイズは広告申込情報の別の場所でターゲットに設定するため、広告サイズに対してキーと値を定義する必要はありません。
- アド マネージャーの広告申込情報に Key-Value ターゲティングを追加します。
- アド マネージャーの広告リクエストに Key-Value を追加します。
アド マネージャー ネットワークが Ad Exchange にリンクされている場合は、Ad Exchange のターゲティングでアド マネージャーの Key-Value を使用します。
契約条件に基づき、Google が個人情報として使用または認識できる情報を Google に渡すことはできません。また、IP アドレスを Key-Value の値として使用することはできません。
事前定義の Key-Value と動的な Key-Value
キーとその値は、あらかじめ定義することや、動的に生成されるようにすることができます。動的な Key-Value の場合、キーは定義済みのものが使用されますが、値はユーザーの属性や行動に基づいて動的に生成されます。キーの値が 200 個を超えると想定される場合や、事前に値を定義しない場合は、動的なターゲティングを使用します。
事前定義の Key-Value
値が決まった範囲に収まる場合は、事前定義の Key-Value を使用します。たとえば、18〜34 歳のユーザーを広告申込情報のターゲットに設定する場合は、事前定義の「age」キーを作成し、値として「18-34」や「35-49」といった範囲を入力しておきます。そして広告申込情報を作成するときに、キーとして「age」を選択し、値として「18-34」を選択します。この Key-Value は、広告タグに直接指定された状態になります。
事前定義の Key-Value を広告申込情報のターゲットに設定する場合は、アド マネージャーの [広告枠] で設定した値のリストから選択します。[広告枠] で値を削除すると、その値はターゲティングの選択肢として表示されなくなります。
動的な Key-Value
動的な Key-Value を使用すると、収集した情報に基づいて、ターゲティング値を広告タグに動的に渡すことができます。たとえば、サイトでユーザーが入力した検索語句に基づいて広告をターゲティングする場合は、動的な Key-Value を使用します。動的なターゲティングでは、事前に個々の値を定義しなくても、無数のターゲティング値を使用できます。
pageID=123456
」をページの広告タグに追加したうえで、この Key-Value を広告申込情報のターゲットに設定します。Key-Value を使用して、特定の広告スロットの位置を広告のターゲットにすることもできます。たとえばスクロールせずに見える範囲の広告スロットをプレミアムとして販売する場合は、「position」という名前の事前定義のキーを作成し、複数の値(「top」、「right-box」、「bottom」など)を定義します。このキーと値の組み合わせを広告タグに追加(「position=top
」)し、特定の広告申込情報のターゲットにその Key-Value を設定すると、その広告申込情報はスクロールせずに見える位置にのみ表示されるようになります。