Google アド マネージャーの最新情報

リリースノート: 2025 年 6 月 30 日

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この記事では、アド マネージャーの新機能と強化された機能について説明します。通常、最新情報は隔週の月曜日に掲載されます。以前のリリースについては、過去のリリースノートで確認できます。

広告の入稿と配信

オファーウォールの一般提供を開始

オファーウォールでは、ユーザーがコンテンツへのアクセス方法を柔軟に選べるようにして、エンゲージメントを収益につなげることができます。[プライバシーとメッセージ] ツールで、エンゲージメントの特に高いユーザーをシームレスに収益化して、新たな収益源を開拓できます。詳しくは、オファーウォール メッセージについてをご覧ください。また、Google アド マネージャーでオファーウォールを設定することもできます。

レポートと最適化

スキルショップの新しい e ラーニング コース認定資格: Google アド マネージャーのインタラクティブ レポート

プラットフォームのエキスパートが設計した e ラーニングで、アド マネージャーを最大限に活用する方法を学びましょう。以下の 4 つの新しいトレーニング モジュールで、インタラクティブ レポートについて理解を深めていただけます。

  • Google アド マネージャーのインタラクティブ レポートを理解する
  • インタラクティブ レポートを作成する
  • インタラクティブ レポートをエクスポート、共有、コピーする
  • フラグによるパフォーマンス アラート

これらのモジュールを開始するには、「Google アド マネージャーで広告収入を増やす」コースに登録してください。このコースとその他のコースについて詳しくは、スキルショップの e ラーニング認定資格コースを受講するをご覧ください。

合計収益の指標の名前を変更

収益指標「CPM、CPC、CPD、vCPM 収益の合計」の名前が「総収益」に変更されました。この変更は、動画広告の「完全再生数」のアルファ版リリースなど、各種のコンバージョンのサポートの拡充を進める中で、指標名を簡素化するために行いました。

Data Transfer の OriginalPublisherProviderID

アド マネージャーでは、お客様からのフィードバックに基づいて、Data Transfer に新しいフィールドを導入しました。「OriginalPublisherProviderID」は、パブリッシャー様に暗号化されていない PPID を提供します。これにより、分析、ユーザー マッチング、システムとのシームレスな統合が容易になります。詳しくは、Data Transfer ファイルの設定についての記事をご覧ください。

Data Transfer の広告主のドメイン

Data Transfer に「宣言された広告主のドメイン」という新しいフィールド(ベータ版)が導入されました。このフィールドには、プログラマティック広告の入札レスポンスで通知されたドメインが含まれます。詳しくは、Data Transfer フィールドをご確認ください。

インタラクティブ レポート: フィードバックに基づく更新

インタラクティブ レポートに次の新しい指標とディメンションが追加され、広告のパフォーマンスに関する分析情報をさらに詳しく把握できるようになりました。

ディメンション 指標
  • クリエイティブの動画リダイレクトのサードパーティ
  • カスタム スポット
  • カスタム スポット ID
  • VAST バージョン
  • 動画広告ブレークタイプ
  • 動画広告の再生時間
  • 動画広告フォーマットのルール
  • 動画広告フォーマットのルール ID
  • 動画広告リクエストの再生時間
  • 動画 SDK のバージョン
  • Ad Exchange クリック単価
  • Ad Exchange の配信率
  • Ad Exchange の収益の伸び
  • Ad Exchange の一致率
  • Ad Exchange の一致したリクエスト CTR
  • Ad Exchange の一致したリクエスト RPM
  • Ad Exchange から配信される可能性のあった広告数(エラーより推定)
  • Ad Exchange から配信される可能性のあった広告数(インプレッション数より推定)
  • Ad Exchange と収益グループの eCPM
  • Ad Exchange と収益グループのインプレッション数
  • Ad Exchange と収益グループの収益
  • Ad Exchange の合計リクエストのクリック率
  • Ad Exchange の合計リクエストの eCPM
  • Ad Exchange の合計リクエスト数
  • 再生完了時に聴取可能かつ視認可能だったアクティブ ビュー インプレッションの合計数
  • 非アクティブにレンダリングを開始したインプレッションの数
  • ミュートされたインプレッションの合計数
  • 付与されたリワードの合計
  • CPU が原因で読み込み解除された合計インプレッション数
  • ネットワークが原因で読み込み解除された合計インプレッション数

その他のフィードバックに基づくインタラクティブ レポートの更新もご覧ください。

ポリシー

ユニバーサル オプトアウト メカニズムの規定の更新

コロラド州のユニバーサル オプトアウト メカニズム(UOOM)の規定と同様に、コネチカット州、モンタナ州、ネブラスカ州、ニューハンプシャー州、テキサス州、ミネソタ州、ニュージャージー州、メリーランド州など、米国の他の州にも同様の UOOM の規定があり、Global Privacy Control(GPC)シグナルを受け取った場合は、ユーザーを広告のターゲット設定、データの販売または共有からオプトアウトすることが義務付けられています。コロラド州、コネチカット州、モンタナ州、ネブラスカ州、ニューハンプシャー州、テキサス州、ミネソタ州、ニュージャージー州、メリーランド州のユーザーの場合、Google が GPC シグナルを直接受け取り、これらの広告リクエストの RDP モードをトリガーします。

米国の州で施行される新しい包括的な法律

米国の州で施行される新しい包括的な法律には、テネシー州情報保護法(7 月 1 日)、ミネソタ州消費者データプライバシー法(7 月 1 日)、メリーランド州オンライン データ プライバシー法(10 月 1 日)、インディアナ州消費者データ保護法(INCDPA)、ケンタッキー州消費者データ保護法、ロードアイランド州データ透明性およびプライバシー保護法(2026 年 1 月)などがあります。

これらの州における Google の対応は、包括的な法律が施行されている米国の既存の州の対応と同様です。RDP モードを有効にすると、広告のパーソナライズが無効になります。これにより、パブリッシャー様はターゲティング広告のオプトアウトを尊重し、ユーザーデータの「販売」または「共有」と見なされる可能性のあるアクティビティを回避できます。

なお、パブリッシャー様には、RDP がコンプライアンスにおいて適切なソリューションであるかどうかについて、法務チームと連携してご判断いただく必要があります。現在 RDP を活用しているパブリッシャー様は、法務チームと連携して、RDP の使用を他の州に拡大する必要があるかどうかをご確認ください。

サービスやヘルプセンターに関するその他の更新

プライバシーとメッセージ機能で利用できる、米国の州規制に関するメッセージの更新

「プライバシーとメッセージ」ツールに表示される米国の州規制に関するメッセージが更新され、フロリダ州、メリーランド州、ミネソタ州、テネシー州の新しいプライバシー規制に対応するようになりました。新しい設定を使用する方法は次のとおりです。

詳しくは、米国の州規制に関するメッセージについてをご覧ください。

リソースを効率的に使用する広告配信のベスト プラクティス

デジタル広告による環境への影響に関する情報と、パブリッシャー様が講じることのできる対策に関するヒントを記載した記事が、アド マネージャー ヘルプセンターに投稿されています。ベスト プラクティスを確認するには、二酸化炭素排出量の削減に関するパブリッシャー向けガイドをご覧ください。

 

近日提供予定

「最適化による伸びの合計(%)」指標のサポート終了
「最適化による伸びの合計(%)」指標は、「レポート」ツールでサポートを終了し、2026 年初頭にアド マネージャーから削除されます。この指標は、2019 年にファーストプライス オークションに移行した後、意味を成さなくなりました。

保護機能での広告技術の有効化のサポート終了
アド マネージャーの保護機能の広告技術の有効化の設定は、2025 年 7 月 7 日の週にサポートを終了します。この設定では、パブリッシャー様がブロックリストにある特定の技術を有効にする必要があり、現在は廃止されています。デフォルト設定のまま使用すると収益に悪影響が及ぶ可能性があり、プライバシーとブランド保護の機能は有効にはなりません。パブリッシャー様側で特別な対応は必要ありません。

  • パブリッシャー様は引き続きデフォルトで VPAID をブロックし、特定の広告枠で有効にできます。VPAID に関する既存の設定はすべて変更されません。
  • 規制対象地域の広告技術ベンダーを管理するには、引き続き同意管理プラットフォーム(CMP)を使用して、必要に応じてユーザーの同意を収集、管理してください。

インタラクティブ レポートへの移行の詳細
2026 年に、アド マネージャーのレポート機能の「レポート」が「インタラクティブ レポート」に切り替わります。
「サポート終了」のラベルが付いた「レポート」ツールと、その上に「新規」のラベルが付いた「インタラクティブ レポート」機能が表示されている、アド マネージャーのレポート画面の画像

すべてのアド マネージャー パブリッシャー様にご利用いただけるようになったインタラクティブ レポートでは、AI によるレポートの生成、詳細な分析オプション、通知フラグ、1 つのページでレポートを作成して表示する機能など、レポート機能が強化されています。

移行期間中は、インタラクティブ レポートにディメンションと指標が継続的に追加されます。インタラクティブ レポートへの追加を希望されるディメンションや指標がある場合は、ご提案をお寄せください。なお、従来のレポートツールで「サポート終了」とマークされたディメンションと指標は、インタラクティブ レポートには移行されません。

 

以前のリリースノートを見る

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