広告オークションでは、パブリッシャーのプロパティに掲載する広告が選ばれ、その広告による収益額が決定されます。広告の掲載料金は、広告主が設定した入札単価などの要素によって毎回異なります。落札した広告は、そのパブリッシャーのウェブサイトまたはアプリでユーザーに表示されます。
アド マネージャーでは、以下のオークション モデルに基づいて公開オークションとプライベート オークションが実施されます。
アド マネージャーで落札者を決定する
アド マネージャーでは、純入札単価の最も高い購入者が落札者として選ばれます。純入札単価は、Google の収益分配額を反映したものとなります。また、広告が配信されず請求対象インプレッションが発生しない可能性を考慮したオークションの最適化が適用されます。
広告が配信されて請求対象インプレッションが発生する可能性は、入札単価によって変わります。パブリッシャーの収益を最適化するため、アド マネージャーではパブリッシャーにとって最も高い価値が見込める入札単価が選択されます。
最適化が行われるかどうかにかかわらず、落札者に入札単価を超える金額が請求されることはありません。複数の購入者の純入札単価が同じ場合、落札者はその中からランダムに選ばれます。
販売者への支払いが行われる
Google のオークションの利用規約で規定されているとおり、販売者には落札価格から Google の収益分配額を差し引いた金額が支払われますが、その金額がオークションに指定された CPM の最小価格を下回ることはありません。アド マネージャーでは、任意で目標インプレッション単価の機能を使用することもできます。この機能を使用すると、広告枠の平均 CPM が目標 CPM を下回らない範囲で最大限の収益を獲得できるように最小価格が動的に調整されるため、目標 CPM が指定された最小価格となることはありません。詳しくは、目標 CPM に関する説明をご覧ください。
オークションを最適化する
アド マネージャーでは、オークションを最適化するため、限定的なテストを行う場合があります。たとえば次のようなテストです。
- 標準のオークション モデルや方式の変更
- 広告呼び出しやオークションのシミュレーション
- パブリッシャーがインプレッションに設定した CPM 価格やその他のパブリッシャー設定の調整
- 購入者が入札した単価の割引やその優先順位の変更
なお、購入者の広告ターゲット設定は修正されません。
