VAST リダイレクトにサーバーサイド アンラッピングを設定できます。サーバーサイド アンラッピングを許可すると、広告の配信を妨げる未解決の VAST リダイレクトが減り、収益の増加につながる可能性があります。
VAST リダイレクトを設定する際は、在庫やモバイルアプリといったカテゴリに対してターゲティング オプションを選択できます。また、IP アドレス、ユーザー エージェント、デバイス ID に関してデータ共有設定を選択することもできます。
このページの内容:
- サーバーサイド アンラッピングを有効にする
- 動画リダイレクトの設定を作成する
- VAST リダイレクトを確認または更新する
- サーバーサイド アンラッピングの設定
- 第三者広告サーバーとのやり取り
- SSU と Prebid キャッシュの互換性について
- よくある質問
サーバーサイド アンラッピングを有効にする
はじめに、ネットワークに対してサーバーサイド アンラッピングを有効にします。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[高度な機能] をクリックします。詳しくは、高度な機能を有効にするをご覧ください。
- [サーバーサイド アンラッピング] の横にあるスイッチ
をオンにします。
動画リダイレクトの設定を作成する
注: サーバーサイド アンラッピングは、非パーソナライズド広告(NPA)や子ども向けリクエスト(COPPA の対象)など、プライバシー制限の対象となる広告リクエストに対しては有効になりません。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [在庫]、[広告枠ルール] の順にクリックします。
- [動画設定]、[アンラッピング]、[新しいアンラッピングの設定] の順にクリックします。
- リダイレクト用にわかりやすい名前を入力します。
- ターゲティングを追加するには、カテゴリの編集
をクリックして、項目を選択します。
[サーバーサイド アンラッピング] セクションでは、サーバーサイド アンラッピングがデフォルトで有効になっています。
- サーバーサイド アンラッピングのテストを設定するために、必要に応じてサーバーサイド アンラッピングを無効にすることもできます。その場合は、チェックボックスをオフにして保存し、コントロールとします。
[データ共有] セクションで、リダイレクトのアンラップ時に送信するデータを選択します。
- [ユーザーの IP アドレス] で次のいずれかを選択します。
- ユーザーの完全な IP アドレス: ダウンストリームの広告サーバーからの不正行為検出に役立ちます。完全な IP アドレスは、フリークエンシー キャップとスパム検出を目的に、コネクテッド テレビでのみ送信されます。ターゲットの広告枠がコネクテッド テレビでない場合は、短縮された IP アドレスが送信されます。
- ユーザーの短縮された IP アドレス: コネクテッド テレビ以外の広告枠も対象に、プライバシー保護が強化されます。短縮版ではユーザーの IP アドレスの最後のオクテットが削除されます。
- ユーザーの IP アドレスなし: プライバシー保護が最大限に強化されます。ただし、ダウンストリームのサーバーで、広告枠がスパムと解釈される可能性があります。
- [ユーザー エージェント] で次のいずれかを選択します。
- 完全なユーザー エージェント: 送信元のクライアント デバイスから完全なユーザー エージェントが送信されます。完全なユーザー エージェントを共有すると、不正行為の検出に役立ちます。
- 一般化されたユーザー エージェント: 送信元のクライアントサイドのデバイスから、特定の要素を省略し一般化されたユーザー エージェントが送信されます。
- ユーザー エージェントなし: VAST リダイレクトをアンラップする際、送信元のクライアントサイドのデバイスからユーザー エージェントは送信されません。ユーザー エージェントが送信されないことで、マッチ率やスパムフィルタに影響する可能性があります。
- リスト表示されているアド マネージャー マクロに、対象のリダイレクト リクエストでデータが入力されるようにするには、[デバイス ID] の横にあるチェックボックスをオンにします。
注: このデータは、モバイルアプリまたはコネクテッド テレビ デバイスで発生したリクエストからのみ送信されます。
次に、[VAST リダイレクトの呼び出しのタイムアウト] セクションで [タイムアウト] の値を指定します。
- [タイムアウト] の値を 100~4,000 ミリ秒の範囲で指定します。空白のままにすると、デフォルトのタイムアウトの 1,000 ミリ秒に設定されます。設定するタイムアウトを決定する際は、SSAI プロバイダやその他のアップストリーム システムに問い合わせて、レイテンシの制限を確認します。
ヒント: 最適なパフォーマンスを得るには、サーバーサイド アンラッピング コールアウトの後に 2 秒以上のバッファを残して、Google アド マネージャーが広告選択の残りの処理を行えるようにすることをおすすめします。
- [保存] をクリックします。
VAST リダイレクトを確認または更新する
既存のリダイレクトの詳細を確認、更新できます。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [在庫]、[広告枠ルール] の順にクリックします。
- [動画設定]、[アンラッピング] の順にクリックします。
- (省略可)リダイレクトを見つけるには表をフィルタします。
- デフォルトでは、表には有効なリダイレクトが表示されます。無効なリダイレクトを表示するには、[ステータス] フィルタをクリックして [無効] の設定が表示されるように編集します。
- リダイレクト名でフィルタするには、[新しいフィルタを追加]、[名前] の順にクリックし、検索語句を入力して [適用] をクリックします。
- 表の [名前] の下にリダイレクトを見つけたら、列を確認します。
ヒント: リダイレクトのターゲティングの詳細をすばやく確認するには、ターゲティング セルにカーソルを合わせます。 - 1 つ以上のリダイレクトのステータスを変更するには、更新する各リダイレクトの横にあるチェックボックスをオンにして、[有効にする] または [無効にする] を選択します。
- リダイレクトの設定を編集するには、[名前] の下にあるリダイレクトをクリックし、変更を加えて [保存] をクリックします。
シグナルを収集する
次のいずれかの方法でシグナルを収集することもできます。
サーバーサイド アンラッピングの設定
サーバーサイド アンラッピングの設定は、次の 3 つから選択できます。
このクリエイティブで有効または無効にする
動画リダイレクトの設定では、広告枠セグメント全体でサーバーサイド アンラッピングを有効にできます。個々の VAST クリエイティブでサーバーサイド アンラッピングを使用するかどうかも設定できます。
VAST クリエイティブの [サーバーサイド アンラッピングの設定] に移動します。[このクリエイティブで無効にする] をクリックすると、特定の VAST リダイレクトが広告サーバーで解決されなくなります。
プログラマティック デマンドに合わせて最適化する
[プログラマティック デマンドに合わせて最適化] の設定では、プログラマティック リダイレクトを使用するクリエイティブを識別します。プログラマティック リダイレクトは、VAST レスポンスが別個の広告タグを介して SSP または広告サーバーにリダイレクトされる場合に発生します。
プログラマティック リダイレクトを識別することで、次の最適化が可能になり、サードパーティ プラットフォームで QPS 負荷を管理しながら、使用可能なプログラマティック入札単価を最大化できます。
- すべてのプログラマティック タグを広告ブレークに対して競合させる。
- 広告連続配信のリクエストとレスポンスをサポートする。複数の広告を含む VAST レスポンスの場合は、各広告が広告ブレークに対して競合します。広告の選択では、入札単価、ドメイン、カテゴリなど、各入札の個々のメタデータが使用されます。
VAST レスポンスの価格を使用する
サーバーサイド アンラッピングを有効にすると、広告サーバーで VAST リダイレクトがアンラップされたときに、VAST レスポンスで指定された価格を使用するように VAST クリエイティブを設定できます。サポートされるのは CPM 価格モデルのみです。
非保証型広告申込情報に限り、広告選択と収益レポート(eCPM と収益に関する指標)で、広告申込情報の CPM ではなく、VAST レスポンスの価格が使用されます。保証型広告申込情報は、引き続き価格ではなくダイナミック アロケーションを使用してオークションにかけられます。
この機能を有効にするには、VAST クリエイティブの [サーバーサイド アンラッピングの設定] で [VAST レスポンスの価格を使用する] を選択します。
VAST に価格データが含まれていない場合、アド マネージャーはパブリッシャーが提供した広告申込情報の CPM にフォールバックします。
詳しくは、第三者広告サーバーとのやり取りをご確認ください。
第三者広告サーバーとのやり取り
サーバーサイド アンラッピングは、リダイレクト広告の追跡時に第三者広告サーバーとやり取りします。
広告リクエストの動作
アド マネージャーでは、リダイレクトをサーバーサイドでアンラップしたときに、対象となるデマンドをリクエストし、返されたレスポンスの中から広告を選択します。つまり、広告サーバーには実際に掲載される広告より多くのリクエストが送信され、落札できなかった候補はアド マネージャーで破棄されます。
破棄された広告と 408 VAST エラー
アド マネージャーでは、広告を破棄する場合に 408 VAST エラーを送信し、アカウントで広告リクエストを受け取らないよう第三者広告サーバーに通知します。リクエストには以下が含まれます。
- ダイナミック広告挿入: アド マネージャーから、短縮された IP アドレスと一般化されたユーザー エージェントが送信されます。
- その他のリクエスト: アド マネージャーでは、ユーザーのアンラッピングの設定が優先されます。
パブリッシャーは、VAST 408 エラーを利用して第三者広告サーバーのリクエストに関するレポートを実行することで、落札できなかった広告の詳細を確認できます(利用可能な場合)。
VAST レスポンスから解析されたメタデータ
アド マネージャーはリダイレクト VAST レスポンスを解析し、次の VAST 3 および 4 のタグ情報を抽出します。
- 価格:
<Pricing>ノードから最も外側のノードを読み取ります。ラッパーのチェーンに複数の価格がある場合は、チェーン内で最初に利用可能な価格が使用されます。この価格は、候補となる広告が Google アド マネージャーの統一ファーストプライス オークションで競合する際に使用されます。 - 広告主のドメイン: 最終的なインライン レスポンスの
<Advertiser>ノードから読み取ります。広告主のドメインは、すべての広告ソース(VAST リダイレクト、保証型予約、Ad Exchange)でフリークエンシー キャップを適用するために使用されます。 - カテゴリ: 最終的なインライン レスポンスの
<Category>ノードから読み取ります。カテゴリは、すべての広告ソース(VAST リダイレクト、保証型予約、Ad Exchange)で連続配信広告レベルの競合相手の除外を適用するために使用されます。 - 再生時間: 最終的なインライン レスポンスの
<Duration>ノードから読み取ります。この値は、広告クリエイティブの再生時間の解釈に使用されます。詳しくは、再生時間と広告の選択をご覧ください。
- 対象となるかどうかはリクエスト レベルで判断されます。予算、配信ペース、フリークエンシー キャップなどが原因で、クリエイティブのアンラッピングが行われないことがあります。
- リクエストが対象となる場合でも、アンラッピングが行われないことがあります。
再生時間と広告の選択
インライン広告の再生時間とリダイレクト広告に設定された再生時間が異なる場合、アド マネージャーはインライン広告の再生時間を使用して連続配信広告を埋めます。インライン広告が想定よりも短ければ、連続配信広告で配信される広告の数が増える可能性があります(その逆も同様です)。
SSU と Prebid キャッシュの互換性について
Prebid キャッシュに依存する動画クリエイティブでサーバーサイド アンラッピング(SSU)を使用している場合、競合状態が発生し、クリエイティブが正しくアンラップされないことがあります。
これは、Prebid サーバーが VAST クリエイティブの Prebid キャッシュ エントリの入力を完了する前に、SSU プロセスで Prebid キャッシュ URL にクリエイティブをリクエストする場合があるためです。その結果、アド マネージャーのサーバーで Prebid クリエイティブを取得できず、クリエイティブは広告選択で競合できなくなります。
この問題は常に発生するわけではありませんが、特定の Prebid 設定で SSU を使用する場合は、この問題が生じる可能性があることを認識しておく必要があります。この問題を回避するには、このような競合状態が問題となる広告枠を SSU から除外する必要があります。
よくある質問
サーバーサイド アンラッピングについて、よくある質問と回答を以下にまとめましたのでご参照ください。
第三者広告サーバーへの広告リクエストが増加し、アド マネージャーのレポートと一致しなくなる場合があります。たとえば、広告申込情報に複数のクリエイティブがある場合、第三者広告サーバーでは 1 回の配信機会に対して複数のリクエストが記録されます。より正確なレポートを取得するには、広告リクエストではなくインプレッションを使用してください。
または、広告申込情報を分割し、それぞれに 1 つのクリエイティブを割り当てる方法を検討してください。こうすると合理的にレポートを作成でき、最適な広告選択に役立ちます。
VAST リダイレクトのサーバーサイド アンラッピングは、認定バイヤーと Open Bidding ビッダーへのコールアウトと並行して行われます。パブリッシャーは、ビジネス上の優先事項と第三者との統合契約に応じて、RTB(OB)または VAST タグ(サーバーサイド アンラッピング)、あるいはその両方を介して第三者のデマンドを統合するかどうかを選択できます。
各広告ソースの候補となるすべての広告が、Google アド マネージャーの広告サーバーの統一ファーストプライス オークションで競合します。フリークエンシー キャップと競合相手の除外は、すべての広告ソース(パブリッシャーによる予約を含む)に対して適用されます。
- 自動タグラッピングを使用して、IAS 接頭辞のない Integral Ad Science(または同様の)ラップ済みタグを入稿します。キャンペーン マネージャー 360 のタグを直接設定できます。
- 自動タグラッピングを使用しない場合は、ラップ済み広告タグのキャンペーン マネージャー 360 に関する部分をエスケープします。
例
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