ベンチマークを使用すると、パブリッシャーが業界全体や同業他社と比較してパフォーマンスを評価し、収益化の判断に役立てることができます。情報を元に、ネットワークのパフォーマンスがどの程度であれば「良好」と判断できるかを定義できます。ベンチマークを使用すると、パフォーマンスが変化した理由などを詳細に把握し、変化が自社にのみ関連するものなのか、業界全体と関係があるかを判断できます。
ベンチマークの利用
ベンチマークを表示するには、機能を有効にする必要があります。ベンチマークは、すべてのパブリッシャーを対象にデフォルトで有効になっています。有効にすると、自社ネットワークのパフォーマンスと業界のパフォーマンスを比較できます。分析情報を基に、パブリッシャーのインプレッションを、さまざまな広告枠の同様のインプレッションと比較できます。たとえば、米国での自社のインプレッションと、米国でのすべてのパブリッシャーのインプレッションを比較できます。
ベンチマークを有効にすると、Google がベンチマーク全体の計算にお客様のデータを含めることに同意したものとみなされます。ベンチマークの計算には、パブリッシャーの機密性保持のためのしきい値が設けられています。たとえば、ベンチマーク全体に対して、特定のパブリッシャーのデータの割合が 1% を超えることはありません。
パブリッシャーはベンチマークへのデータの共有を無効にできます。ベンチマークの計算に使用されるデータ共有を無効にした場合、カードへのアクセスと、使用されたデータは、次回のベンチマーク計算までそのまま残ります。ベンチマークは数日ごとに再計算されます。
無効にするとカードは表示されず、データも使用されなくなります。データは数日以内に削除され、カードは翌月の初めに削除されます。
管理者の役割には、ベンチマーク カードの使用を有効または無効にする権限があります。
ベンチマークを有効または無効にする
ベンチマークを有効にできるのは、管理者のユーザーロールを持つユーザーのみです。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者]、[全般設定] をクリックします。
- [ネットワーク設定] で、[レポート設定] までスクロールします。
- [ベンチマーク インサイト] の横で次のいずれかを選択します。
- ベンチマークを有効にするには、スイッチをオン にします。
注: 計算でのデータの使用は数日以内に開始されます。 - ベンチマークをオプトアウトするには、スイッチをオフ にします。
注: ベンチマーク データは数日間表示されることがあります。その後、計算でのデータの使用が停止されます。
- ベンチマークを有効にするには、スイッチをオン にします。
- [確認] をクリックします。