Google はこれまで、あらゆる面で「ユーザー ファースト」でサービスを提供してきました。その一環として、Google はユーザーの個人情報を決して販売しません。また、[Google アカウント]、[広告の表示]、[特定の広告のブロック] などのツールにおける情報の透明性を高め、ユーザーが自ら広告表示を管理できるようにする機能を提供しています。また、健全で持続可能な広告エコシステムを支援し、パブリッシャー様(以下「販売者様」)のビジネスの成長をサポートするために、Coalition for Better Ads、Digital News Initiative、Google ニュース イニシアティブ、ads.txt といった取り組みにも投資しています。
その一環として、プライバシーに関するユーザー設定の管理とコンテンツ収益化に役立つ組み込み型ツール「プライバシーとメッセージ」をご用意しました。「プライバシーとメッセージ」では、各種のプライバシー規制に関する設定を管理できます。メッセージ機能では、必要に応じて、ユーザーからの同意の取得に使用するメッセージを作成、管理することが可能です。また、新しいメッセージの下書きを作成したり、ユーザーに表示したり、ユーザー エンゲージメントを測定して、作成した同意メッセージに対するユーザーの反応を確認したりすることもできます。
「プライバシーとメッセージ」では、サイトやアプリのユーザーに表示するユーザー向けメッセージを作成できます。ユーザー向けメッセージには、メッセージの種類や選択した設定に応じて、ユーザーに求める情報や選択可能なオプションを表示できます。「プライバシーとメッセージ」は、EU 一般データ保護規則(GDPR)やカリフォルニア州のプライバシー権法(CPRA)などの規制に基づいて同意またはオプトアウト リクエストを収集するためにユーザーと連絡する際に役立ちます。また、ユーザーが広告をブロックしたことで失われた収益を回復するための対策を実施する際にも役立ちます。
[プライバシーとメッセージ] にはユーザー向けメッセージの種類が複数あり、それぞれ特定のプロセスに特化した内容となっています。
この記事では、[プライバシーとメッセージ] で使用できるツールについて説明します。
利用を開始する
アド マネージャー アカウントにログインし、アド マネージャーのサイドバーで [プライバシーとメッセージ] をクリックします。
設定
「プライバシーとメッセージ」の各種設定では、アカウント レベルのプライバシーとメッセージの設定を管理できます。
- プライバシー関連規制の設定: 各プライバシー関連規制の [設定] タブでは、個々の関連規制のアカウント レベルの設定(配信したい広告の種類、使用したい広告パートナーなど)を管理できます。これらの設定は、以前はアカウント内の他のページに表示されていました。
- メッセージの設定: ユーザー向けメッセージの作成と管理に「プライバシーとメッセージ」を使用するよう設定している場合、[設定] タブではアカウント レベルのメッセージの設定も管理できます。特定の種類のメッセージに対して新しいメッセージを初めて作成するときに、主要なアカウント設定の確認を求められることがあります。後で [設定] タブをクリックして、選択内容を変更できます。
メッセージの設定にアクセスするには、[プライバシーとメッセージ] をクリックします。変更するメッセージの種類の名前をクリックし、[設定] をクリックします。
[プライバシーとメッセージ] の設定について詳しくは、以下をご確認ください。
メッセージ
新しいメッセージの下書きを作成したり、ユーザーに表示したり、サイトやアプリに現在表示しているメッセージのユーザー エンゲージメントを測定したりできます。[メッセージ] ページでは、作成した下書きメッセージと公開済みメッセージのリストが表示されます。これらのメッセージのステータス(有効、無効)、関連付けられているサイトやアプリの数、表示できる言語を確認できます。
[メッセージ] ページにアクセスするには、[プライバシーとメッセージ] をクリックします。メッセージ タイプの名前をクリックし、[メッセージ] をクリックします。
サポートされている言語
さまざまな言語でメッセージを作成できます。どの言語でメッセージが表示されるかは、配信時にユーザーのデバイスの言語設定に基づいて決まります。
ブルガリア語
クロアチア語
チェコ語
デンマーク語
オランダ語
英語(アメリカ)
英語(イギリス)
フランス語(カナダ)
フランス語
ドイツ語
ギリシャ語
ハンガリー語
イタリア語
ラトビア語
リトアニア語
ノルウェー語
ポーランド語
ポルトガル語(ポルトガル)
ルーマニア語
スロバキア語
スロベニア語
スペイン語
スウェーデン語
トルコ語
英語(アメリカ)
スペイン語
IDFA 説明メッセージでサポートされている言語
ベンガル語
ブルガリア語
中国語(簡体)
クロアチア語
チェコ語
デンマーク語
オランダ語
英語(英国)
英語(米国)
エストニア語
フィリピン語
フィンランド語
フランス語
ドイツ語
ギリシャ語
ヘブライ語
ヒンディー語
ハンガリー語
アイスランド語
インドネシア語
イタリア語
日本語
韓国語
ラトビア語
リトアニア語
マラーティー語
ノルウェー語
ペルシャ語
ポーランド語
ポルトガル語(ブラジル)
ポルトガル語(ポルトガル)
ルーマニア語
ロシア語
シンハラ語
スロバキア語
スロベニア語
スペイン語
スペイン語(ラテンアメリカ)
スウェーデン語
タミル語
テルグ語
タイ語
トルコ語
ウクライナ語
ウルドゥー語
ベトナム語
アラビア語
ベンガル語
ブルガリア語
中国語(中国)
クロアチア語
チェコ語
デンマーク語
オランダ語
英語(イギリス)
英語(アメリカ)
エストニア語
フィリピン語
フィンランド語
フランス語
ドイツ語
ドイツ語(スイス)
ギリシャ語
ヘブライ語
ヒンディー語
ハンガリー語
アイスランド語
インドネシア語
イタリア語
日本語
韓国語
ラトビア語
リトアニア語
マラーティー語
ノルウェー語
ペルシャ語
ポーランド語
ポルトガル語(ブラジル)
ポルトガル語(ポルトガル)
ルーマニア語
ロシア語
シンハラ語
スロバキア語
スロベニア語
スペイン語
スペイン語(ラテンアメリカ)
スウェーデン語
タミル語
テルグ語
タイ語
トルコ語
ウクライナ語
ウルドゥー語
ベトナム語
メッセージのテスト
アプリの場合: GDPR メッセージについては、Google User Messaging Platform(UMP)SDK を使用して、デバイスが欧州経済領域または英国にあるものと想定してアプリの動作をテストします。Google Developers での UMP SDK の地域別テストについて
サイトの場合: メッセージをテストするには、Google パブリッシャー タグ(GPT)広告タグを使用してメッセージを表示するように設定しているサイトの URL に、テスト パラメータを追加します。メッセージをテストする手順は以下のとおりです。
サイトのメッセージをテストする手順とパラメータ
- サイトのページにメッセージを公開します。
- メッセージをテストするサイトページに移動します。
- ブラウザのアドレスバーで、次のクエリ パラメータをページの URL に追加します。
パラメータ | 内容 | 例 |
---|---|---|
?fc=alwaysshow |
公開設定にしたメッセージを表示します。地域は考慮されません。 |
http://www.example.com/ |
?fc=alwaysshow&fctype=gdpr |
サイトで現在公開されている GDPR メッセージを表示します。地域は考慮されません。 |
http://www.example.com/ |
?fc=alwaysshow&fctype=ccpa |
サイトで現在公開されている CPRA メッセージを表示します。地域は考慮されません。 |
http://www.example.com/ |
?fc=alwaysshow&fctype=ab |
サイトで現在公開されている広告ブロックによる損失収益の回復メッセージを表示します。広告ブロック検出は考慮されません。 |
http://www.example.com/ |
メッセージをテストする際は、次の点に注意してください。
- クエリ パラメータは、選択したサイトページに表示されるメッセージのデザインをプレビューするために使用します。たとえば、サイトのページでメッセージを確認したら、編集作業に戻ってメッセージの色、フォント、言語などを変更します。
- クエリ パラメータによってメッセージを表示するには、テストするメッセージがサイトで公開済みであることと、GPT 広告タグをページに設定していることが必要です。
- メッセージをテストする際は、シークレット モードの Chrome など、Cookie をクリアしたブラウザを使用することをおすすめします。
- サイトで公開されているユーザー メッセージの種類が 1 つの場合は、
?fc=alwaysshow
を使用します。特定の種類のメッセージをテストする場合は、他のテスト パラメータを使用します。
レポート
アド マネージャーのユーザー メッセージ レポートでは、利用可能なさまざまな指標に関するレポートを作成できます。