学校から提供された Google アカウントをご利用の場合、ファイルをコピーして別の Google アカウントに移行することができます。この方法で次のことが可能です。
- ファイルを随時バックアップする
- 卒業や転校、またはその他の理由で学校をやめるときに重要なファイルを保管する
Google アカウントが学校から提供されたのものではない場合は、コピーではなく、データをダウンロードできます。
エラー メッセージが表示された場合は、学校でまだこのツールを使用できない可能性があります。数週間後にもう一度お試しください。
コピーして移行できるデータ
学校のアカウントから別の Google アカウントにコピーして移行できるのは、次のようなファイルです。
- Gmail 内のメール(連絡先、チャット、ToDo リストは不可)。
- Google ドライブで自分が所有しているドキュメント([Google フォト] にあるファイルは除く)。
- マイドライブで自分が所有しているドキュメント。
コピー元のファイルは学校のアカウントにそのまま残ります。コピー先のファイルを変更しても、元のファイルには一切反映されません。
以下のいずれかに該当するマイドライブ内のファイルはコピーされません。
- ファイルの編集者またはオーナーではなく、閲覧者である
- オーナーがコメント投稿者や閲覧者によるダウンロード、印刷、コピーを無効にしている
コピープロセスが終わると、コピーされなかったマイドライブ内のファイルについて、メールで通知があります。
ファイルをコピーして移行する
学校のアカウントからファイルをコピーするたびに、Google アカウントで新しいコピーが一式作成されます。
アカウントを作成する
まだ Google アカウントがない場合は、Google アカウントを作成します。新しいメールアドレスは「ユーザー名@gmail.com」の形式になります。
ファイルを準備する
他のユーザーが共有したコンテンツのコピーを移行するには、移行する共有ファイルそれぞれのコピーを作成します。詳しくは、ドライブで自分と共有されているファイルを確認するをご覧ください。
コピープロセスを開始する
- 学校のアカウントで [コンテンツの移行] に移動します。
- コンテンツのコピー先とする Google アカウントのメールアドレスを入力します。
- [コードを取得] を選択します。
- コピー先の Google アカウントで Gmail の受信トレイに届いた Google からの確認メールを確認します。そのメール内で [確認コードを取得] を選択します。コードが記載された新しいタブが開きます。
- 学校のアカウントで [コンテンツの移行] ページに戻ります。上記のコードを入力し、[確認] を選択します。
- コピーするコンテンツを選択し、[転送を開始] を選択します。
コピープロセスについての詳細
- コピープロセスは通常数時間内に行われますが、最大 1 週間かかる場合があります。
- コピープロセスでは、Google アカウントにコピーされたファイルが一括して表示されることがあります。
- ファイルのコピーが終了すると、Gmail アドレスにメールが届きます。
コピー先のファイルを確認するには、個人の Google アカウントで Gmail や Google ドライブにログインします。
- Gmail: コピー先のコンテンツには、学校のアカウント名とコピープロセスを開始した日付を含むラベルが付きます。
- ドライブ: コピー先のコンテンツは、学校のアカウント名とコピープロセスを開始した日付を含むラベルが付いたフォルダ内にあります。
Google ドライブからコピーしたファイルには、次のような重要な変更が行われます。
- コピー先のファイルのオーナーはすべて自動的に自分になります(元のファイルのオーナーは変わりません)。
- コピー先のファイルは他のユーザーと共有されていません(いつでも共有するように設定できます)。
- コメントはコピーされますが、変更履歴はコピーされません。
過去 30 日間にコピーしたコンテンツの詳細を確認するには:
- [コンテンツの移行] に移動します。
- [移行の履歴を管理] を選択します。
コピーされないファイルをダウンロードする
他の Google サービスでご利用のコンテンツを保存するには、データをダウンロードします。
たとえば、Gmail の連絡先、YouTube の自分の動画、Google フォトの自分のアルバムをダウンロードできます。
問題を解決する
[コンテンツの移行] ページでエラー メッセージが表示される場合、学校がこの機能を有効にしていない可能性があります。詳細について、管理者にお問い合わせください。
[コンテンツの移行] ページは学校から提供された Google アカウントでのみご利用になれます。学校のアカウントでログインしているかどうかをご確認ください。
確認コードを取得できない、またはコードを利用できない場合は、次のような理由が考えられます。
- コードの有効期限が切れている。24 時間経つとコードは利用できなくなります。
- コードがすでに使用されている。各コードは 1 回しか使用できません。ファイルをコピーするたびに新しいコードを使用する必要があります。
- コードが変更されている。コードを複数回リクエストした場合、最も新しいコードしか利用できません。最新のコードを入力してもう一度お試しください。
- 確認メールが転送されている。確認メールを別のアカウントに転送すると、[確認コードを取得] を選択しても機能しません。メールが最初に届いた Google アカウントにログインして、もう一度お試しください。
ヒント: 新しいコードを取得するには、[コンテンツの移行] ページで [コードを再送信] を選択します。
ファイルをコピーできない場合、次のような原因が考えられます。
保存容量が足りない
ヒント: 以前にもそのコンテンツをコピーしている場合は、以前のコピーを削除して空き容量を増やすことができます。
設定で制限されている
ファイルのオーナーがファイルの設定で制限している可能性があります。または、外部のアカウントとのファイルの共有を学校が許可していないことがあります。
コピー先のファイルは Gmail ではラベルで、ドライブではフォルダでまとめられているので、簡単に削除できます。
メールを削除する、または復元する方法と Google ドライブのファイルを整理する方法をご覧ください。
ファイルのオーナーを変更する
Google ドライブ内のファイルのオーナーは、オーナー権限を譲渡できます。
たとえば、卒業間近になって、クラブ活動のドキュメントを所有している場合に、別の学生にそのオーナー権限を譲渡することが考えられます。