重要: 手順によっては、画面のタップ操作が必要となります。
- デバイスの設定アプリ を開きます。
- [ユーザー補助] [スイッチ アクセス] [設定] を開きます。
スキャン用のスイッチを割り当てる
Android のスイッチ アクセスをセットアップする際に、どのスイッチまたはキーボードのどのキーで各操作を実行するかを選択できます。スイッチの割り当ては、いつでも次の手順に沿って変更できます。
- [スイッチ アクセスの設定] 画面で、[スキャン用のスイッチの割り当て] をタップします。
- 割り当てる操作を選択します。すでにその操作に割り当てられているスイッチが、ダイアログに表示されます。
- スイッチを追加または削除するには、そのスイッチを押します。
次に、スイッチの割り当てをカスタマイズする例を示します。
1 つの操作に複数のスイッチを割り当てる
複数のキーやスイッチを押して、そのすべてを 1 つの操作に割り当てることができます。この方法は、標準のキーボードをスイッチとして使用し、キーボード全体を 1 つのスイッチのように使いたい場合に便利です。
「前へ」スイッチを割り当てる
「前へ」キーまたはスイッチを押すと、1 つ前のスキャン項目に戻ります。「前へ」は画面上の項目のハイライト表示にのみ適用されます。ステップ スキャンを使用している場合、「前へ」を選択すると、「次へ」とは反対の方向にハイライト表示が移動します。グループ選択を使用している場合、「前へ」を選択すると、直前に行ったハイライト表示の項目が元に戻ります。
ヒント: 「前へ」を選択しても、アプリを開くなどの操作を元に戻すことはできません。「後方自動スキャン」スイッチを割り当てる
自動スキャンを使用していて、スキャン方向を変えるための 2 つ目のスイッチを追加したい場合は、「後方自動スキャン」スイッチを設定します。
ハイライト表示されている項目での操作にスイッチを割り当てる
ハイライト表示されている項目での操作には、[前方スクロール]、[後方スクロール]、[長押し] などが含まれます
ヒント: 2 つ以上のスイッチを設定してグループ選択を使用する場合は、一度に複数の項目がハイライト表示されることがあるため、これらの操作は常に同じ結果になるとは限りません。メニューのカスタマイズ
メニューのカスタマイズを有効にする
[メニューのカスタマイズを有効にする] を [ON] にすると、[スイッチ アクセスのグローバル メニュー] に表示される内容を変更できます。[OFF] にすると、変更内容はグローバル メニューで更新されません。グローバル メニューのカスタマイズについて詳しくは、スイッチ アクセスを使用する場合のヒントをご覧ください。
デフォルト メニューに戻す
[メニューのカスタマイズを有効にする] を [ON] にすると、[スイッチ アクセスのグローバル メニュー] の項目が、デフォルトの位置から移動したり、非表示になったりする場合があります。これらの変更を元に戻し、グローバル メニューをデフォルトの状態に戻すには、[デフォルト メニューに戻す] を選択します。
グローバルな操作にスイッチを割り当てる
スイッチを複数使用する場合は、操作ごとにスイッチを割り当てることができます。たとえば、[クイック設定] に特定のキーを割り当てることができます。
- [スイッチ アクセスの設定] 画面で、[グローバルな操作にスイッチを割り当てる] をタップします。
- [戻る]、[ホーム]、[通知]、[クイック設定]、[最近] のいずれかの操作にスイッチを割り当てます。
スキャンをカスタマイズする
スキャン方法とは、スイッチ アクセスで画面上のハイライト表示を移動する方法です。次のオプションから選択できます。
自動スキャン
自動スキャンでは、ユーザーが選択するまで、画面上の項目が順に自動的にハイライト表示されます。スキャンを開始するには、スイッチを 2 回押して、ハイライト表示されている項目を選択します。
自動スキャンの設定内容は次のとおりです。
自動スキャンの時間
各項目をハイライト表示する時間を秒数で指定します。
最初の項目で一時停止
ハイライト表示を移動する前に最初の項目で一時停止する時間を選択します。この停止時間は自動スキャン時間に加算されます。停止時間を長めに設定すると、スキャンの開始前に新しい画面の内容を把握できます。
重要: この設定を変更すると、「ポイント スキャン」の一時停止時間も変更されます。スキャンの回数
自動スキャンを繰り返す回数を選択します。
重要: この設定を変更すると、「ポイント スキャン」のスキャンの回数も変更されます。詳しくは、Android のスイッチ アクセスをセットアップするをご覧ください。
スキャン方法
画面をスキャンする複数の方法から選択します。
リニアスキャン
デフォルトのスキャン方法です。画面上の項目が 1 つずつ順にハイライト表示されます。
ヒント: このオプションを選択しても、キーボードでは「行 - 列」スキャンが適用されます。行 - 列
ユーザーが特定の行を選択するまで、画面上の行が 1 つずつ順にハイライト表示されます。行を選択した後は、各行の項目が 1 つずつ順にハイライト表示されます。通常、このスキャン方法はリニアスキャンより短い時間で済みます。
グループ選択
自動スキャンが無効の場合にのみ利用できます。
ヒント: 一部のデバイスでは、「オプション スキャン」とも呼ばれます。詳しくは、Android のスイッチ アクセスをセットアップするをご覧ください。
ポイント スキャン
ポイント スキャンを使うと、画面上の特定の場所を選択し、必要に応じてタップ、スワイプ、ズームすることができます。画面上を縦方向と横方向に移動する線を使って、特定の位置を指定します。ポイント スキャンの設定には次のようなものがあります。
線の速度
ポイント スキャンにのみ適用されます。スキャンの線の移動速度を指定します。速度は、ミリ秒あたりの密度非依存ピクセル(dp)単位で入力します。
最初の項目で一時停止
スキャンを開始する前に最初の項目で一時停止する時間を秒数で指定します。停止時間を長めに設定すると、スキャンの開始前に新しい画面の内容を把握できます。
重要: この設定を変更すると、「自動スキャン」の一時停止時間も変更されます。
スキャンの回数
ポイント スキャンを繰り返す回数を選択します。
重要: この設定を変更すると、「自動スキャン」のスキャンの回数も変更されます。ポイント スキャンについては、スイッチ アクセスを使用する場合のヒントをご覧ください。
スキャンを自動的に開始
このオプションを有効にすると、スイッチを押さなくてもスキャンを開始できますデフォルトでは、スイッチを押してスキャンを開始する必要があります。
自動選択
このオプションを有効にすると、ハイライト表示された選択中の項目を自動的にタップできます。このオプションが [OFF] に設定され、選択中の項目で複数の操作を実行できる場合は、可能な操作がメニューに表示されます。詳しくは、スイッチ アクセスを使用する場合のヒントをご覧ください。
ディスプレイと音
スキャン時のハイライト表示
画面上のハイライト表示の色と濃淡を選択します。グループ選択を使用する場合は、グループごとにハイライト表示を選択できます。
読み上げ、音、バイブレーション
操作が可能で説明文がある項目の音声フィードバックを聞くには、[音声フィードバック] を有効にします。画面が見えないときに便利な設定です。このセクションでは、他にも音とバイブレーションを調整できます。詳しくは、Android のスイッチ アクセスをセットアップするをご覧ください。
スイッチの調整
連続押しを無視(以前の「デバウンス時間」)
ユーザーがスイッチを押してから他の入力が可能になるまでのスイッチ アクセスの待機時間を秒数で指定します。ユーザーが意図せずにスイッチを複数回押してしまうような場合は、この時間を長めに設定すると便利です。
離したときに操作を実行
[離したときに操作を実行] を有効にすると、スイッチを押したときではなく、スイッチを離したときにスイッチ アクセスの操作が実行されるようになります。この設定は、ユーザーにとってスイッチを押す動作よりも離す動作のほうがやりやすい場合に役立ちます。
その他のヘルプ
スイッチ アクセスについて詳しくは、Google Disability Support チームにお問い合わせください。