TalkBack 13.1 の新機能

TalkBack 13.1 のエクスペリエンスが次のように改善されました。

• スプリット タップによる入力、スペルミスのある単語の検出、修正。
• コンテキスト オプションに簡単にアクセスするには、読み上げコントロールの新しいアクションを使用してください。
• ユーザー補助の音量を調節するには、1 本の指で画面を長押ししながら音量ボタンを押します。
• 長いリストやグリッドから離れるには、コンテナのナビゲーションを使用します。
• 読み上げコントロールに「画面を非表示」を追加し、この機能をトリガーするジェスチャーを割り当てます。
• 次の項目のサポートを追加しました。
  • 新しい言語 / 地域
  • グレード I 点字テーブル
  • HID ディスプレイ（例: Mantis、BI 20X、BI 40X）など、USB を経由する Humanware や Focus の点字ディスプレイなどのデバイス

読み上げコントロールのアクション

TalkBack 13.1 では、アクションが読み上げコントロールの一部になりました。TalkBack をサポートする要素でコンテキスト オプションにアクセスし、切り取り、コピー、貼り付けなどの編集タスクを実行するには、TalkBack アクションを使用します。

読み上げコントロールから操作を選択するには:
重要: 操作が関連付けられている項目にフォーカスすると、操作の粒度が表示されます。

1. 3 本の指でスワイプして、操作の粒度に切り替えます。
2. 上下にスワイプします。
3. 有効にするには、目的の操作をダブルタップします。

編集機能の改善

TalkBack では誤字脱字を修正できます。スペルミスが検出され、修正が可能になると、TalkBack は音を鳴らしてヒントを提示します。

スペルミスの単語が検出されると、TalkBack は音、バイブレーション、ヒントで通知します。

1. 読み上げコントロールの [文字]、[単語]、[スペルチェック] のいずれかを選択します。
2. スペルミスがある単語にフォーカスを移動して修正候補を選択するには、読み上げコントロールの [操作] を選択します。

ヒント: Samsung デバイスでは、[自動修正] がオンになっている場合、スペルチェックは使用できません。

すばやく入力するには、分割タップを使用します。
重要: この機能を使用するには Android 13 以降が必要です。

1. キーボードで入力する文字を見つけるには、1 本目の指で画面をスライドします。
2. 1 本目の指を画面に置いたままにします。
3. 目的の文字を入力するには、2 本目の指でタップします。

音量ボタンの変更

ユーザー補助の音量を変更するには、音量ボタンを押しながら 1 本の指で画面を長押しします。マルチメディアの音量を調整するには、音量ボタンを押します。カメラアプリでの撮影など、アプリのさまざまな機能を利用するには、音量ボタンを押します。

コンテナ ナビゲーション

長いグリッドやリストから離れることができるように、コンテナのナビゲーションが TalkBack に追加されました。リストやグリッドなどのコンテナ内でエスケープ処理を行うには、4 本の指で左右にスワイプします。

画面の改善項目を非表示にする

[画面を非表示] をアイテムとして追加するには:

1. 読み上げコントロールで、[TalkBack の設定] [メニューをカスタマイズ] に移動します。
2. 特別なセクションで [画面を非表示] をクリックします。

画面の非表示を切り替える操作をカスタマイズするには: 

1. [TalkBack の設定] [ジェスチャーをカスタマイズ] に移動します。
2. ジェスチャーを選択します。
3. [画面を非表示] をクリックします。

点字の変更

USB を経由する点字ディスプレイについては、TalkBack がサポートしています。このサポートには、Mantis、BI 20X、40X の各ディスプレイなどの HID プロトコルを使用する Humanware のディスプレイや、Freedom Scientific の Focus Blue ディスプレイが含まれます。

USB サポートを使用するには:

1. 点字ディスプレイをオンにします。
2. [点字ターミナル] または [USB モード] を選択します。
3. スマートフォンに接続します。
4. 点字を使用するには、プロンプトが表示されたら [権限を許可] をクリックします。

ヒント: USB 点字サポートを使用すると、スマートフォンのバッテリーが想定より早く消耗する可能性があります。また、点字ディスプレイのバッテリーが充電される可能性があります。点字ディスプレイが 15% 以下の場合は、アラートの通知が表示されます。

新しい言語 / 地域、点字テーブル（北米のコンピュータ点字など）については、TalkBack 13.1 のサポートをご利用ください。言語を追加するには:

1. [TalkBack の設定] [点字ディスプレイ] [言語] [言語を追加] に移動します。
2. 目的の言語と点字テーブルを選択します。

ヒント: 選択した点字テーブルを追加した後、選択したテーブルから優先的に読み取りと入力を行う対象のテーブルを選択できます。英語の UEB の点字グレードを変更することもできます。読み取りと入力には別々のテーブルを選択します。

サポートされている言語には、次のものがあります。

• 古代ギリシャ語
• アラビア語
• カタロニア語
• 中央クルド語
• クロアチア語
• チェコ語
• デンマーク語
• オランダ語
• 英語
• エストニア語
• フィンランド語
• フランス語
• ドイツ語
• ギリシャ語
• グジャラート語
• ハンガリー語
• イタリア語
• クメール語
• マラヤーラム語
• マラーティー語
• ネパール語
• 北サーミ語
• ノルウェー語
• ポーランド語
• ポルトガル語
• ルーマニア語
• ロシア語
• セルビア語
• シンハラ語
• スロバキア語
• スペイン語
• スウェーデン語
• タミル語
• テルグ語
• トルコ語
• ウクライナ語
• ウルドゥ語
• ベトナム語
• ウェールズ語