注: このページで説明するメール設定は、以前のルーティング コントロールです。今後のリリースでは、[受信ルーティング] や [送信ルーティング] などの以前の設定は新しいルーティング コントロールに移行され、[詳細設定] ページでも使用できるようになります。手順については、メールのルーティングと配信: ガイドラインとベスト プラクティスをご覧ください。移行期間中は、両方のコントロール セットが同時に機能します。送信ゲートウェイを 2 種類設定するなどコントロール間で競合が発生する場合は、ここで説明する以前の設定よりも新しい設定が優先されます。どちらのルーティング コントロールも使用できる場合は、ガイドラインとベスト プラクティスに記載されている、改良された新しいルーティング設定のみを使用することをおすすめします。
二重配信を使用すると、ユーザーは以前の受信トレイと G Suite の受信トレイの 2 つの受信トレイでメールを受信します。受信メールはプライマリ メール サーバーに配信され、そこで各メールが処理、配信された後に、コピーがセカンダリ メール サーバーに転送されて 2 つ目の受信トレイに配信されます。プライマリ サーバーは、公開ドメインの MX レコードで識別されるメール サーバーです。
この 2 つのメール サーバーは以前のメール サーバーと G Suite メール サーバーのことです。ニーズやご使用の以前のシステムに応じて、どちらのメール サーバーでもプライマリ メール サーバーにすることができます。
- 以前のメール サーバーがローカル メール(ドメイン内でのメール)を外部受信者宛のメールとは異なる方法で配信する場合や、ドメインの MX レコードを変更したくない場合は、以前のメール サーバーをプライマリ サーバーとして使用します(この設定の詳細については、こちらをご覧ください)。
たとえば Microsoft Exchange では、内部メールの場合はドメインの MX レコードを検索せずにユーザーの Exchange の受信トレイに直接配信しますが、外部受信者宛に送信されたメールの場合は常に MX レコードを検索します。
- 以前のシステムがウェブベースやホスティング型のメール サーバーで、完全に制御できない場合や、組織内のメール サーバーがセカンダリ サーバーへの転送をサポートしていない場合は、G Suite メール サーバーをプライマリ サーバーとして使用します(この設定の詳細については、こちらをご覧ください)。
試験運用中やデータ移行中には、以前のメール サーバーをプライマリ サーバーとして使用するのがより一般的です。 以前のメール サーバーがセカンダリ サーバーへの転送に対応していない場合にのみ、G Suite メール サーバーをプライマリ サーバーとして使用することをおすすめします。