Enterprise Data Regions は、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus に含まれています。Fundamental Data Regions は、Frontline Starter、Frontline Standard、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Essentials、Enterprise Essentials Plus に含まれています。
管理者はデータ リージョン ポリシーを設定することで、その適用対象となるデータをどの地理的エリア(米国またはヨーロッパ)に保管するかを指定することができます。
データ リージョン ポリシーの適用対象となるサービスとデータ
プライマリ データ
データ リージョン ポリシーの適用対象となるのは、以下の Google Workspace コアサービスの保存済みプライマリ データ(バックアップを含む)です。
Google Workspace サービス | 対象となるデータ |
---|---|
AppSheet |
対象となるデータの一覧については、EU リージョンに保存されるデータをご覧ください。 AppSheet アカウントの要件と AppSheet データ リージョンを有効にする手順は、このセクションで説明する手順とは異なります。詳しくは、AppSheet のデータ所在地を管理するをご覧ください。 |
カレンダー | 予定のタイトル、説明、日付、時刻、繰り返し設定、招待者、場所 |
ドライブ | ドライブにアップロードされたすべてのコンテンツ。テキスト、埋め込み画像、埋め込み図形描画、エンドユーザーが入力した関連コメントを含みます。 |
フォーム | テキスト、埋め込み画像、回答、回答の下書き |
Gmail | メールの件名、本文、添付ファイル、送信者、受信者 |
Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド | テキスト、埋め込み画像、埋め込み図形描画、ユーザーが入力した関連コメント |
Google Chat | メッセージ、添付ファイル |
Google Keep | メモの本文とタイトル、画像、図形描画、録音 |
Google Meet | ドライブ内に保存された Meet の録音データ(チャット(.SBV ファイル)を含む)。その他の対象データには、出席レポート、アンケート結果、文字起こし、質問、質問の送信者、Jamboard が含まれます。 |
新しい Google サイト | テキスト、埋め込み画像、埋め込みサイト情報、埋め込み HTML / CSS / JavaScript |
Vault | エクスポートしたファイル |
バックアップ
Google Workspace では、障害復旧と事業継続性の確保のために、プライマリ データのバックアップを保持しています。まれではありますがバックアップを利用してデータを復元することがあり、これにより高い信頼性を維持しています。
なお、これらのバックアップは、お客様のリクエストに基づくデータ復元を目的としたものではありません。バックアップは、規定のスケジュールで期限切れになり、上書きされます。
インデックス
Google Workspace のコアサービスの多くは、ユーザー アカウント内の情報に基づいてユーザー インデックスを作成します。これは、図書館の蔵書に関する情報を網羅した目録(インデックス)のようなものです。Google Workspace のコアサービスで検索クエリを行う際に、このインデックスが使用されます。データ リージョン ポリシーの対象となるユーザー インデックスは次のとおりです。
- Gmail
- カレンダー
- ドライブ(米国データ リージョンのみ)
- ドキュメント、スプレッドシート、スライド(米国データ リージョンのみ)
選択できるリージョン
リージョンは、指定なし、米国、ヨーロッパから選ぶことができます。詳しくは、Google のデータセンターが置かれている場所についてのページをご覧ください。
データ リージョンを設定するには、データの地理的な保管場所を選択するをご覧ください。
他のサービスおよびデータの種類への対応
現在のところ、顧客データおよび上に明記されていないデータ(ログ、キャッシュに保存されたコンテンツなど)にはデータ リージョン ポリシーを適用することはできません。
上に明記されていないエディションとサービスでは、データ リージョン ポリシーを利用できません。
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