SAML(Security Assertion Markup Language)2.0 標準を使用すると、多くのクラウドアプリにシングル サインオン(SSO)を設定できます。SSO を設定すると、ユーザーは Google Workspace の認証情報で SSO を使用してアプリにログインできます。
SAML を使用して Adobe Acrobat Sign の SSO を設定する
この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。
始める前にまず、Adobe Acrobat Sign アカウントにログインして、Adobe Acrobat Sign で組織のドメインを有効にするようサポート リクエストを送信します。その際、サポート リクエスト フォームで、Google 経由の SAML を有効にすることをお知らせください。ドメインが有効になったことを示す Adobe Acrobat Sign からの通知を受け取ってから、以下の手順を実施します。
-
特権管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
特権管理者アカウントを使用していない場合は、この手順を完了できません。
-
-
[アプリを追加]
[アプリを検索] をクリックします。
-
[アプリ名を入力] に「Adobe Acrobat Sign」と入力します。
-
検索結果で、[Adobe Acrobat Sign] にカーソルを合わせ、[選択] をクリックします。
-
[Google ID プロバイダの詳細] ウィンドウの [オプション 2: SSO の URL、エンティティ ID、証明書をコピーする] で、次の操作を行います。
- [SSO の URL] の横にあるコピーアイコン
をクリックし、URL を保存します。
- [エンティティ ID] の横にあるコピーアイコン
をクリックし、ID を保存します。
- [証明書] の横にあるコピーアイコン
をクリックし、証明書を保存します。
Adobe Acrobat Sign で設定を完了するには、この情報が必要です。
- [SSO の URL] の横にあるコピーアイコン
-
[続行] をクリックします。
- [サービス プロバイダの詳細] ページで、[ACS の URL] を編集し、{uniqueid-provided-by-sp} を Adobe Acrobat Sign アカウントの一意の ID に置き換えて、[続行] をクリックします。
- [属性のマッピング] ウィンドウで [フィールドを選択] をクリックし、次の Google ディレクトリの属性を対応する Adobe Acrobat Sign の属性にマッピングします。
Google ディレクトリの属性 Adobe Acrobat Sign の属性 [Basic Information] > [Primary email] emailAddress -
(省略可)マッピングを追加するには、[マッピングを追加] をクリックして、マッピングする必要があるフィールドを選択します。
-
(省略可)このアプリに関連するグループの名前を入力するには:
- [グループ メンバーシップ(省略可)] で [グループを検索] をクリックし、グループ名の文字を 1 つ以上入力して、グループ名を選択します。
- 必要に応じてグループを追加します(最大 75 個のグループ)。
- [アプリの属性] に、対応するサービス プロバイダのグループ属性名を入力します。
入力したグループ名の数に関係なく、SAML レスポンスには、ユーザーが(直接的または間接的に)メンバーになっているグループのみが含まれます。詳しくは、グループ メンバーシップのマッピングの概要をご覧ください。
- [完了] をクリックします。
- シークレット ブラウザ ウィンドウを開き、Adobe Acrobat Sign のログインページに移動して、Adobe Acrobat Sign 管理者アカウントでログインします。
- [Account]
[Account Settings]
[SAML Settings] に移動します。
Adobe Acrobat Sign では、次の 2 通りの方法でユーザーに対して SAML を設定できます。- SAML Allowed: ユーザーは Google を介して Google の認証情報を使用して直接 Adobe Acrobat Sign に認証されます。Adobe Acrobat Sign のパスワードの入力は不要です。
- SAML Mandatory(推奨): ユーザーは Google を介して Adobe Acrobat Sign にアクセスできます。これが最も安全な方法です。
- ニーズに最適な SAML モードを選択します。
- (省略可)[User Creation] を選択します。
- 手順 1 で Google から取得した情報を、次の欄に入力します。
- IdP Certificate—ダウンロードした証明書を使用します。
- IdP Entity ID—コピーしたエンティティ ID を使用します。
- IdP Login URL—コピーした SSO の URL を使用します。
- [Save Changes] をクリックします。
開始する前に: 特定のユーザーに対してサービスを有効または無効にするには: 部門ごとにアクセスを管理するには、対象のユーザーのアカウントを組織部門に追加します。部門をまたがってユーザーのアクセスを管理するには、対象のユーザーのアカウントをアクセス グループに追加します。
-
特権管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
特権管理者アカウントを使用していない場合は、この手順を完了できません。
-
- [Adobe Acrobat Sign] をクリックします。
- [ユーザー アクセス] をクリックします。
-
組織内のすべてのユーザーに対してサービスを有効または無効にするには、[オン(すべてのユーザー)] または [オフ(すべてのユーザー)] をクリックし、[保存] をクリックします。
-
(省略可)特定の組織部門に対してサービスを有効または無効にするには:
- 左側で組織部門を選択します。
- サービスのステータスを変更するには、[オン] または [オフ] を選択します。
- 次のいずれかを選択します。
- [サービス] のステータスが [継承] になっており、親組織の設定が変更された場合でも現在の設定を維持したい場合は、[オーバーライド] をクリックします。
- [サービスのステータス] が [上書きされました] になっている場合は、[継承] をクリックして親と同じ設定に戻すか、[保存] をクリックして新しい設定を維持します(親組織の設定が変更された場合でも、現在の設定を維持します)。
注: 詳しくは、組織構造についてのページをご覧ください。
-
(任意)組織部門全体または組織部門内の一部のユーザーに対してサービスを有効にするには、アクセス グループを使用します。詳しくは、グループを使用してサービスへのアクセスをカスタマイズするをご覧ください。
- Adobe Acrobat Sign ユーザー アカウントのメールドメインが、組織の管理対象 Google アカウントのプライマリ ドメインと一致していることを確認します。
Adobe Acrobat Sign は、ID プロバイダを起点とする SSO とサービス プロバイダを起点とする SSO の両方をサポートしています。
ID プロバイダを起点とする SSO を確認する
-
特権管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
特権管理者アカウントを使用していない場合は、この手順を完了できません。
-
- [Adobe Acrobat Sign] をクリックします。
- [Adobe Acrobat Sign] セクションで、[SAML ログインをテスト] をクリックします。
アプリが別のタブで開きます。開かない場合は、エラー メッセージのトラブルシューティングを行ってから、もう一度お試しください。
トラブルシューティングについて詳しくは、SAML アプリのエラー メッセージをご覧ください。
サービス プロバイダを起点とする SSO を確認する
- ブラウザ ウィンドウをすべて閉じます。
- Adobe Acrobat Sign のログインページに移動して、Adobe Acrobat Sign 管理者アカウントでログインします。
- [Adobe Acrobat Sign] をクリックします。
- Google Workspace のメールアドレスを入力し、[Adobe Acrobat Sign] をクリックします。
Google ログインページにリダイレクトされます。 - お客様のアカウントを選択してパスワードを入力
資格情報が認証されると、アプリが開きます。
Google、Google Workspace、および関連するマークとロゴは、Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は、関連各社の商標または登録商標です。