セキュリティ センターについて
セキュリティ センターでは、セキュリティに関する詳細情報や分析を確認し、ご利用のドメインに影響を与えるセキュリティの問題を視覚的に把握して管理できます。
セキュリティ センターは Google 管理コンソールの詳細設定を拡張するものであり、セキュリティ データの分析情報をレポート形式で表示します。レポートはカスタマイズしたり組織内で共有したりできます。セキュリティの状況ページでは、Google 管理コンソールのセキュリティ関連設定を確認することもできます。詳しくは、下記の項目をご覧ください。
注:
- セキュリティ センターにアクセスできるのは、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education、または Cloud Identity Premium エディションのライセンスを持つ管理者だけです。Cloud Identity Premium エディションでは、セキュリティ ダッシュボードに表示される 5 つのレポート、11 のセキュリティ状況設定を含む、セキュリティ センター機能の一部を利用できます。
- セキュリティ センターにアクセスするには適切な権限が必要です。セキュリティ ページ機能の管理者権限をご覧ください。
セキュリティ ダッシュボードとレポート
セキュリティ ダッシュボードには、セキュリティ センターの複数のレポートのデータの概要が表示されます。詳細と手順については、以下に示すレポートのリストと、セキュリティ ダッシュボードをご覧ください。
G Suite Enterprise
G Suite Enterprise のお客様のセキュリティ ダッシュボードには次のグラフが表示されます。
- ファイルの公開 - ファイル共有によるドメインのデータの公開状況に関する分析情報
- 認証 - DMARC、DKIM、SPF などのメール認証やポリシーの標準に適合するメールの件数と適合しないメールの件数に加えて、送信元ドメイン別のメール件数や IP アドレス別のメール件数といった詳細情報
- カスタム設定 - Gmail のカスタム設定が適用され、Gmail の迷惑メールフィルタによって承認された、または承認されなかった受信メール件数の概要
- 暗号化 - Transport Layer Security(TLS)を使用して暗号化された、または暗号化されていないメールの件数と、メールの暗号化に関するその他の分析情報
- メッセージ配信 - Gmail の設定または Gmail の迷惑メールフィルタによってドメインへの送信がブロックまたは承認されたメールの件数
- 迷惑メールフィルタ - 迷惑メールフォルダに送信されたメールの件数と、ユーザーの受信トレイに配置されたメールの件数の概要
- ユーザー レポート - ユーザーが「迷惑メール」、「迷惑メールではない」、「フィッシング」のいずれかとしてマークしたメールの件数
- 信頼できない送信者から送られた添付ファイル - 信頼できない送信者から送られた添付ファイル付きメールの件数
- なりすまし - なりすましの可能性が認められるメールの件数
- 端末からのログインエラー回数 - 指定した期間に会社所有端末でのログインに失敗した回数
- 不正使用端末とみなされる要因となる端末イベント - 特定の期間に発生した不正使用端末とみなされる要因となる端末イベントの詳細
- 端末の不審なアクティビティ - 指定した期間に会社所有端末に対して行われた不審なアクティビティの詳細
- OAuth 付与アクティビティ - アプリ別、スコープ別、ユーザー別の OAuth 付与アクティビティ
- 新しいアプリへの OAuth の付与 - 新しいアプリへの OAuth の付与の回数
Cloud Identity Premium エディション
Cloud Identity Premium のお客様のセキュリティ ダッシュボードには次のグラフが表示されます。
- 端末からのログインエラー回数 - 指定した期間に会社所有端末でのログインに失敗した回数
- 不正使用端末とみなされる要因となる端末イベント - 特定の期間に発生した不正使用端末とみなされる要因となる端末イベントの詳細
- 端末の不審なアクティビティ - 指定した期間に会社所有端末に対して行われた不審なアクティビティの詳細
- OAuth 付与アクティビティ - アプリ別、スコープ別、ユーザー別の OAuth 付与アクティビティ
- 新しいアプリへの OAuth の付与 - 新しいアプリへの OAuth の付与の回数
詳細と手順については、セキュリティ ダッシュボードをご覧ください。
セキュリティの状況ページ
セキュリティの状況ページでは、管理コンソールのセキュリティ設定をまとめて確認できます。たとえば、自動メール転送、端末の暗号化、ドライブの共有設定といった設定のステータスを確認できます。
セキュリティの状況ページで管理コンソールの設定を確認することで、セキュリティ リスクをより深く把握し、きめ細かく管理できるようになります。必要に応じて、全般的なセキュリティ ガイドラインやおすすめのセキュリティ対策に基づいてドメインの設定を調整し、これらのガイドラインと組織のビジネスニーズやリスク管理ポリシーとのバランスをとることができます。
注: G Suite Enterprise のお客様にはセキュリティの状況機能をすべてご利用いただけますが、Cloud Identity Premium エディションではセキュリティの状況設定を 11 個ご利用いただけます。詳細と手順については、セキュリティの状況ページを使ってみるをご覧ください。