カスタム ROM
読み出し専用メモリ(ROM)は、ファームウェアとも呼ばれ、スマートフォンなどの組み込みデバイスに搭載されるオペレーティング システムです。このオペレーティング システムは、オープンな Android プラットフォームを基盤に開発されています。ソフトウェアは、このオペレーティング システム上で実行されます。カスタム ROM を使うと、OEM(相手先ブランド製品製造企業)によってプレインストールされたファームウェアが、Android オペレーティング システムの改変バージョンに置き換えられます。ファームウェアが改変されると、ユーザーが危害を受けたり、機能が制限されたりすることがあります。
カスタム ROM の特徴- 誰もが独自のバージョンのオペレーティング システムを開発できます。
- メーカーからサポートを受けられなくなり、次の問題が生じます。
- 端末に最適なオペレーティング システムではありません
- 予期しない動作が発生する可能性があります
- 著作権を侵害する可能性があります。
- 品質の検証が行われていません。
ルート権限を取得された端末
ルート権限の取得とは、端末のユーザーが Android オペレーティング システムのコードへの「ルートアクセス」を取得して、メーカーが禁止しているカスタマイズを端末で行えるソフトウェアをダウンロードできるようにする行為を指します。ルートアクセスを使うと端末のファイル システムを完全に制御できるようになり、通常では利用できないアプリ情報にアクセスできるようになります。カスタム ROM と、ルート権限を取得された端末との主な違いは次のとおりです。前者の場合、ルートアクセスを可能にします。一方、後者の場合、カスタム ROM が端末に搭載されると、ルート権限を取得される可能性があります。
ルート権限を取得された端末の特徴- ユーザーは、オペレーティング システムのソフトウェアやハードウェアに対して、より強い権限でアクセスできるようになります。
- セキュリティ上の脅威やリスクが生じる可能性があります。
- 著作権や特許に違反する可能性があります。