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ビルドエラーのトラブルシューティング

Google Workspace Migration for HCL Notes

Google Workspace Migration for HCL Notes (GWMHN)を使ってカレンダーの定期的な予定を移行した場合に、重要な予定情報がユーザーのカレンダーに反映されないという事象が発生することが稀にあります。その場合、ユーザーのカレンダー上でその予定にビルドエラーのマークが付いています。

重要: すべての予定が正しく移行されることを Google Cloud サポートが保証することはできず、個々の事象について具体的に対応することもできません。そのため、この記事で紹介する対応方法をご確認ください。

ビルドエラーとは

Notes の予定でキー値が見つからないために、GWMHN が定期的な予定の繰り返しルール(RRULE)の式を生成できない場合、ビルドエラーが発生します。見つからない値として最も一般的なのは RepeatUnitRepeatInterval です。これらの値は、繰り返しルールの FREQ 値と INTERVAL 値を決定するのに使用されます。

たとえば、毎日繰り返す予定の場合、RepeatUnit の値は D、RepeatInterval の値は 1 となります。これらの値を使用して、次の RRULE 式が生成されます。"RRULE:FREQ=DAILY;INTERVAL=1;UNTIL=YYYYMMDDTHHMM000Z"

ビルドエラーは無視してもよいですか?

エラーを無視してもよいかどうか判断する前に、発生したエラーが管理者に対するものか、参加者に対するものかを確認する必要があります。

  1. 予定の親ドキュメントを探します。
  2. 親ドキュメントを右クリックし、[Document properties] を選択します。
  3. 2 つ目のタブをクリックしてアイテムの一覧を表示し、管理者の [Chair] プロパティ値を確認します。
  4. 発生したビルドエラーが管理者に対するものか、参加者に対するものかを確認するには、次のいずれかを行います。
    • GWMHN で移行プロファイルを確認する。
    • メール データベースのタイトルを確認する(Notes ユーザーの名前として表示されるはずです)。
    • [Tools] - [Preferences] メニューで、メール データベースのオーナーの名前を確認する。
  5. 管理者とビルドエラーが発生したユーザーを照合します。

    一致しない場合、そのエラーは無視して構いません。

参加者の予定のコピーでビルドエラーが発生した場合でも、管理者のコピーは正しく移行され、それに応じて参加者のカレンダーが更新されるためです。


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