ユーザーが管理対象の Google アカウント（Google Workspace や Cloud Identity アカウントなど）のパスワードを忘れた場合や、ユーザーのアカウントが不正使用されている疑いがある場合、管理者は Google 管理コンソールからユーザーのパスワードを再設定できます。
パスワードを再設定すると、ユーザーのオンライン アカウントのパスワードが変更されます。パソコン版 Google ドライブをご利用の場合、そのパスワードは変更されません。 ユーザーのパスワードを再設定したら、ユーザーのログイン Cookie をリセットする必要があります。
パスワードを変更する
複数のユーザーのパスワードをまとめて再設定する場合は、CSV ファイルから複数のユーザーを追加または更新するをご覧ください。
サードパーティの ID プロバイダを使用したシングル サインオン（SSO）をアカウントで使用している場合は、サードパーティの ID プロバイダを使用した管理対象 Google アカウントへのシングル サインオンの設定をご覧ください。
ユーザーのパスワードを再設定する管理者は、アカウントのセキュリティを維持するためにユーザーのパスワードを再設定できます。パスワードを再設定するには、パスワードの再設定の権限を持つ管理者アカウントでログインする必要があります。
-
- 管理コンソールで、メニュー アイコン
[ディレクトリ]
[ユーザー] に移動します。
- [ユーザー] のリストで対象となるユーザーを探します。詳しくは、ユーザー アカウントの検索をご覧ください。
- ユーザー アイコン
このオプションは、ユーザーのアカウント ページの左側にもあります。
- [次のパスワードを再設定] ダイアログボックスで、次のいずれかを設定します。
- [パスワードを自動的に生成する] をオンにします。
- 独自のパスワードを入力する場合は、[パスワードを作成する] をオンにします。プレビュー アイコン
をクリックすると、作成したパスワードを確認できます。
デフォルトでは、パスワードは 8 文字以上にする必要があります。必要に応じて管理者が組織のパスワード要件を変更できます。
- [パスワードを自動的に生成する] をオンにします。
- （省略可）ユーザーが次回ログインしたときにパスワードを変更するように求めるには、[パスワードを作成] を選択し、[次回ログイン時にパスワードの変更を要求する] チェックボックスをオンにします。
- [再設定] をクリックします。
- （省略可）パスワードを別の場所（そのユーザーとの Google Chat の会話など）に貼り付けるには、[パスワードをコピー] をクリックします。
- 次のいずれかを行います。
- [完了] をクリックして終了します。
注: ユーザーに新しいパスワードを送信する必要があります。 - パスワードをユーザーにメールで送信するために、[パスワードをメール送信]
注:- 手順 6 で [次回ログイン時にパスワードの変更を要求する] をオンにし、かつ手順 9 で [パスワードをメール送信] をクリックすると、パスワードを再設定するためのリンクがユーザーに自動的に送信されます。
- ステップ 6 で [次回ログイン時にパスワードの変更を要求する] チェックボックスをオンにせず、ステップ 9 で [パスワードをメール送信] をクリックした場合、ユーザーは管理者にパスワードの件を尋ねる必要があります。
- [完了] をクリックして終了します。
- ユーザーのログイン Cookie をリセットします。手順については、後述のユーザーのログイン Cookie をリセットするをご覧ください。
別の管理者のパスワードを再設定するには、特権管理者の権限が必要となります。特権管理者の権限がある場合は、（上記の）ユーザーのパスワードを再設定する手順を行います。
管理コンソールにログインできず、自分の管理者パスワードを再設定する必要がある場合は、管理者パスワードを再設定するをご覧ください。
ユーザーのログイン Cookie をリセットする
ユーザーのログイン Cookie をリセットすると、古いパスワードでログインできなくなります。
-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン
-
[ユーザー] のリストで目的のユーザーを探します。詳しくは、ユーザー アカウントの検索をご覧ください。
- ユーザーの名前をクリックして、そのユーザーのアカウント ページを開きます。
- [セキュリティ]
- （省略可）ユーザーのアカウント ページに戻るには、右上の上矢印アイコン
をクリックします。
パスワードの変更後
パスワードとログイン Cookie の再設定後、ユーザーはすべてのアクティブなセッションからログアウトされます。再びアプリを開くには、ユーザーは次の操作を行う必要があります。
- Google ウェブアプリ（Gmail や Google ドライブなど） - ユーザーは新しいパスワードで再ログインする必要があります。
- Android の Google アプリ - 本人確認のためにアカウントへのログインが必要である旨がユーザーに通知されます。すでに同期されているデータ（Gmail で受信済みのメールなど）にはアクセスできますが、新たにメールを送受信できるようになるのは新しいパスワードでログインし直した後です。
- Apple iOS の Google アプリ - そのユーザーの Google アカウントはアカウント リストから削除されています。アカウントをもう一度追加してから、新しいパスワードでログインする必要があります。
- OAuth 経由で接続されたサードパーティ製アプリ - Apple Mail や Mozilla Thunderbird などのサードパーティ製のメールアプリ、およびメールスコープを使用してユーザーのメールにアクセスするアプリでは、新しい OAuth 2.0 トークンが付与されるまでパスワード再設定後のデータの同期が停止されます。新しいトークンは、ユーザーが Google アカウントのユーザー名と新しいパスワードでログインしたときに付与されます。詳しくは、パスワード変更時の OAuth 2.0 トークンの自動取り消しをご覧ください。
- アプリケーション固有のパスワードが必要なサードパーティ製アプリ - 2 段階認証プロセスを適用している場合、OAuth に対応していない従来型アプリケーションを使用するにはアプリケーション固有のパスワードが必要な場合があります。パスワードを再設定するとアプリケーション固有のパスワードはすべて取り消されるため、再生成する必要があります。詳しくは、アプリ パスワードでログインするをご覧ください。
Google、Google Workspace、および関連するマークとロゴは、Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は、関連各社の商標または登録商標です。
