SMTP エラー メッセージについて

メールが正常に送信されなかった理由を確認するには、SMTP(Simple Mail Transport Protocol)エラー メッセージを確認します。SMTP は、メール形式およびインターネット上での転送のプロトコルです。メールサービスによって生成されるエラー メッセージは、メールに関する問題の診断やトラブルシューティングを行うのに便利なツールです。

受信メールまたは送信メールが送信者に戻ってくる場合は、返送メッセージを調べて、メール セキュリティ サービスによって生成される SMTP 応答コード(下記を参照)を確認し、後述のトラブルシューティング原則を適用してください。

SMTP エラー メッセージのサンプル

下の例は、メールサーバーからのエラー メッセージの一例です。コードとステータス コードは機械で読み取るためのもので、テキスト メッセージは人間に向けたものです。

このメッセージから、エラーが発生した理由とエラーを解決するための対処方法がわかります。

SMTP 応答コード

SMTP 応答コードはサービスの特定のコンポーネントについて言及したもので、次のような内容が示されることもあります。

  • 目的の受信者がサービスに登録していません。

  • メッセージが迷惑メールまたはウィルスに感染したメッセージとして識別されました。

  • 送信者のドメインが迷惑メールの発信元として識別されました。

  • メッセージが会社のメールポリシーに違反しています(たとえば、クレジット カード番号や禁止された言葉が含まれるなど)。

エラーコードの構造

エラー コードは主に機械による読み取りで使用するためのものですが、コードやステータス コードが何を示しているかがわかると、メールが送信できない場合のトラブルシューティングに役に立ちます。

すべての SMTP エラー メッセージは次のように基本的な形式が決まっていて、エラー コードとステータス コードの各桁はレベル別の詳細情報を表しています。

応答コード ステータス コード 応答テキスト
xyz x.y.z テキスト文字列

応答コード

メール送信のエラー応答はすべて、4yz か 5yz のいずれかです。コードの 1 桁目はエラーの種類を表します。

  • 4yz = 一時的な失敗であり、対応は不要です。送信者が再試行します。

  • 5yz = 永続的な失敗であり、対応が必要です。

コードの 2 桁目は応答カテゴリを表します。

  • x0z = 構文エラー

  • x1z = 情報の要求に対する返信

  • x2z = 転送チャネルのエラー

  • x3z = 未指定

  • x4z = 未設定

  • x5z = メール システムのステータス

コードの 3 桁目は、2 桁目で指定された各カテゴリの詳細を提供します。

ステータス コード

ステータス コードは追加の情報を提供します。コードのそれぞれの桁には、独自の明確な意味があり、1 桁目はコードのクラスを表し、2 桁目は問題を示し、3 桁目は詳細な情報を提供します。

  • x.0.z = 不明

  • x.1.z = アドレスのステータス

  • x.2.x = メールボックスのステータス

  • x.3.x = メール システムのステータス

  • x.4.x = ネットワークとルーティングのステータス

  • x.5.x = メール配信プロトコルのステータス

  • x.6.x = メッセージ コンテンツまたはメディアのステータス

  • x.7.x = セキュリティまたはポリシーのステータス

テキスト文字列

最後のフィールドには、プログラムで使用するためのコードではなく、人間が判読できる文字でエラーの説明文が書かれています。

421, "4.4.5", Server busy, try again later(421, "4.4.5", サーバーがビジーです。しばらくしてからもう一度お試しください)

応答コード 421 は、このエラーが情報の要求を含む転送チャネルに関係する一時的なエラーであることを示します。

ステータス コード 4.4.5 は、ネットワークとルーティングの一時的な問題がメール配信プロトコルのステータスに影響していることを示します。

 

SMTP 応答とステータス コードについて詳しくは、RFC 5321RFC 1893、および SMTP エラー リファレンスをご覧ください。

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