ドメインの DNS 設定に TXT レコードを追加した後で、ドメインで現在どの TXT レコードが有効になっているかを調べることで、変更のステータスを確認することができます。それには、サードパーティのウェブサービスを使用するか、またはパソコンから DNS 照会を実行します。
変更を加えたときのレコードの TTL 値によっては、DNS の変更が反映されるまでに最長で 72 時間ほどかかることがあります。TTL とは
Google Cloud アカウントのお申し込み時に Google パートナーからドメインを購入された場合は、お客様がドメインの所有者であることを Google ですでに把握しているため、TXT レコードを追加してドメイン所有権を証明する必要はありません。
- 次のウェブサイトにある DNS レコード ルックアップ ツールにドメイン名を入力します。
https://toolbox.googleapps.com/apps/dig/
TXT レコードのみを検索する場合は、次のようにドメイン名の前に「txt:」を付けます。
txt: example.com
Google サービスを使用するように設定済みであるドメインについて結果を確認するには、「solarmora.com」と入力します。 - フォームを送信します。
- 結果を確認します。返された値は、TXT レコードの値のページの値と一致しているはずです(目的により異なります)。次に例を示します。
ドメイン 種類 クラス TTL 応答 mail.solarmora.com TXT IN 30 分 google-site-verification=J2T1DtdmI26z0uBqV4zkTvp3JfJCln
nslookup
というアプリケーションはほとんどのオペレーティング システムに付属しており、これを使用して Windows、Mac、Linux のコマンドラインからネームサーバーの情報を検索できます。
- Windows でコマンドラインを起動するには、[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックし、「cmd」と入力して Enter キーを押します。
Mac または Linux をお使いの場合は、ターミナルを起動します。
- 次のコマンドを入力します。
nslookup -q=txt example.com
- 出力を解釈します。たとえば、次のようになります。
nslookup -q=txt solarmora.com
結果は次のとおりです。
Server: 8.8.8.8
Address: 8.8.8.8#53
Non-authoritative answer:
solarmora.com text = "google-site-verification=J2T1DtdmI26z0uBqV4zkTvp3JfJCln" solarmora.com text = "v=spf1 include:_spf.google.com ~all"
この出力で重要なのは、3 行目以降の部分です。具体的には、solarmora.com に 2 つのテキスト レコードが設定されていることがわかります。1 つは「google-site-verification=J2T1DtdmI26z0uBqV4zkTvp3JfJCln」です。これは、ドメインの所有権を確認するための文字列です。もう 1 つは「v=spf1 include:_spf.google.com ~all」で、これを使用して Google Workspace で SPF レコードを作成できます。
- 必要に応じて、nslookup の出力の先頭 2 行で、示された IP アドレス(この場合は 8.8.8.8)が目的のネームサーバーを表していることを確認します。ご使用の ISP やカスタム設定によっては、別のネームサーバーが設定されている場合があります。また、次のように 8.8.8.8 を nslookup コマンドに追加すると、Google Public DNS の解決サービスを使用できます。
nslookup -q=txt solarmora.com 8.8.8.8
ホスト名の欄のエントリを変更する
- ドメインホストで保存されている DNS レコードに移動し、確認レコードを編集します。
- ホスト名(ホスト、名前、ホストレコードといった名前が付いている場合もあります)の欄に、ドメイン名を入力します(例: [ドメイン名].com)。
- レコードを保存し、Google によるドメイン所有権の確認が完了するまで、最長で 72 時間ほど待ちます。
さらにサポートが必要な場合は、ご利用のドメインホストにお問い合わせください。