ドメインの DNS 設定に TXT レコードを追加するときは、その使用目的に応じた値を入力します。Google サービスでのさまざまな用途のために、下記の TXT レコードの値を設定します。
これらの値は、Google 管理コンソールではなくドメインホストで入力します。なお、ホストによって名前や値の欄の名称が異なることがあります。
注: 有効期間(TTL)は、TXT レコードに対する後続の変更が有効になるまでの秒数です。TTL の値は、すべての TXT レコードで 3,600 になります。詳細
説明 | 名前 / ホスト / エイリアス | レコードタイプ | 値 / 応答 / 参照先 |
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ドメインの所有権の証明 |
空白または @
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TXT |
Google 管理コンソールでのドメイン所有権証明時に受け取る、固有のセキュリティ トークン
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サブドメインの所有権の証明 | サブドメイン名 サブドメインが sub.example.com の場合は、ホスト名として「sub」を入力します。 |
TXT |
Google 管理コンソールでのドメイン所有権証明時に受け取る、固有のセキュリティ トークン
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SPF レコード | 空白または @ | TXT |
Google メールサーバーを承認するためのものです。
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DKIM 署名 | Google 管理コンソールの [DNS ホストの名前(TXT レコード名)] 欄のテキスト | TXT | 管理コンソールの [TXT レコード値] 欄のテキスト |
DMARC 認証 | _dmarc | TXT | v=DMARC1; p=quarantine\; pct=100\; rua=mailto:postmaster@[ドメイン].com DMARC のチェックに失敗した、送信元が「[ドメイン].com」のすべてのメールを、第三者の受信者が監視、隔離、拒否できるようにします。「[ドメイン].com」の部分は、ご自分のドメイン名に置き換えてください。集計レポートが毎日「postmaster@[ドメイン].com」に送信されます(ドメインのレポートを受け取るには、有効なメールアドレスを指定する必要があります)。 |
TLS レポート | _smtp._tls | TXT | TXT レコード名: DNS ホスト名を指定する 1 つ目の欄に、次のように入力します。_smtp._tls.[ドメイン].com TXT レコード値: 2 つ目の欄に、次のように入力します。 v=TLSRPTv1; rua=mailto:tlsrpt@[ドメイン].com rua: レポート取得用に作成したメールアドレスです。レポートを複数のメールアドレスで受信するには、各アドレスをカンマで区切って指定します。 v=TLSRPTv1; rua=mailto:tlsrpt@[ドメイン].com,mailto:mts-sts@[ドメイン].com 注: HTTPS レポート配信オプションの構文については、Report using HTTPS(RFC 8460)をご覧ください。 |
MTA-STS レポート | _mta-sts | TXT | TXT レコード名: DNS ホスト名を指定する 1 つ目の欄に、次のように入力します。_mta-sts.[ドメイン].com TXT レコード値: 2 つ目の欄に、次のように入力します。 v=STSv1; id=20190425085700 id: 1~32 文字の英数字です。この ID は、ドメインが MTA-STS をサポートしていることを外部サーバーに伝えるためのものです。 MTA-STS ポリシーを変更する場合は、必ず ID も新しい一意な値に更新する必要があります。 |