以下は、Google Workspace で Gmail を使用するための MX レコードを設定する際に、ドメインの DNS 設定で使用する値をまとめたものです。それぞれのレコードは Google のメールサーバーを参照します。MX レコードの詳細については、Google Workspace で Gmail を使用できるようにするをご確認ください。
これらの値は、Google 管理コンソールではなくドメインホストで入力します。レコードの値の入力は、ご利用のドメインホストの手順に沿って行ってください。
注: ドメインホストによって項目や値の入力欄の名称が異なることがあります。また、ドメインホストによっては、サーバー名の末尾にピリオドを付ける必要があります。
例: ASPMX.L.GOOGLE.COM.
名前、ホスト、エイリアス | TTL(Time to Live)* | レコードタイプ | 優先値 | 値、応答、参照先 |
---|---|---|---|---|
空白または @ | 3600 | MX | 1 | ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 5 | ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 5 | ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 10 | ALT3.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
空白または @ | 3600 | MX | 10 | ALT4.ASPMX.L.GOOGLE.COM |
* TTL は、MX レコードに対する以降の変更が有効になるまでの秒数です。いったん MX レコードを適切に設定したら、TTL の値を 3,600 から 86,400 に変更することをおすすめします。こうすることで、インターネット上のサーバーは、MX レコードの更新を 1 時間ごとではなく 24 時間ごとにチェックするようになります。詳細
優先値
[優先値] 列は、Google メールサーバーの相対的な優先度を表します。メールはまず、最も優先度の高いサーバーに配信されます。数値が小さいほど優先度は高いため、たとえば、「1」は「10」より優先度が高くなります。なんらかの理由でメールをサーバーに配信できない場合は、優先度が高い順に配信が試みられます。指定する優先値は、表内のものとまったく同じである必要はありません。実際、MX レコードの優先値の設定システムは、ドメインホストによって異なります。
重要: ドメインホストのシステムでどのように優先度を指定するかにかかわらず、ASPMX.L.GOOGLE.COM レコードの優先度を最も高くする必要があります。
数値で優先度を指定するドメインホストの場合は、上の表のように、ASPMX.L.GOOGLE.COM. に最も小さい数値(最優先)を指定します。別の方法で優先度を指定するドメインホストの場合は、その方法に従って ASPMX.L.GOOGLE.COM. がプライマリ サーバーになるよう指定します。MX レコードを 1 個しか設定できない場合や、優先度を指定できない場合は、MX レコードの項目に「ASPMX.L.GOOGLE.COM.」のみを入力します。