ファイル移行では、Microsoft OneDrive Business エディションから、組織の Google Workspace ユーザーのマイドライブ アカウントにファイルとその他の関連データをコピーします。ファイルの移行で、既存の Google Workspace または OneDrive のファイルやフォルダが削除や変更されることはありません。ただし、OneDrive の一部の機能はサポートされていません。詳しくは、以下の表をご覧ください。
移行される機能とデータ
OneDrive の機能 | Google Workspace の機能とモニタリング ポイント |
---|---|
フォルダ | フォルダ |
ファイル | ファイル
ファイルは既存の形式で移行されます。たとえば、PDF は PDF として移行されます。 |
OneNote ノートブック | フォルダ |
ファイルに対する特定のユーザーとグループの権限
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ファイルに対する特定のユーザーとグループの権限 エディタは次にマッピングされます。
ビューワーは次にマッピングされます。
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フォルダに対する特定のユーザーとグループの権限
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フォルダに対する特定のユーザーとグループの権限
エディタは次にマッピングされます。
ビューワーは次にマッピングされます。
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[すべてのユーザー] リンク
OneDrive のアイテムには、共有可能な [すべてのユーザー] リンクを複数設定できます。 |
[リンクを知っているすべてのユーザー] リンク
Google Workspace のアイテムに対しては、[リンクを知っているすべてのユーザー] のラベルが付いた共有リンク 1 つのみが設定できます。同じアイテムへの複数のリンクが移行された場合は、最も制限の厳しい共有設定が使用されます。 たとえば、OneDrive リンクが書き込み権限と読み取り権限で共有されている場合、このリンクはビューワー権限を持つ Google Workspace に移行されます。 |
組織内のユーザーのリンク |
ドメインベースのリンク権限 リンクが複数ある場合、Google Workspace は最も制限の厳しい共有設定を使用します。 たとえば、OneDrive リンクが書き込み権限と読み取り権限で共有されている場合、このリンクはビューワー権限を持つ Google Workspace に移行されます。 |
特定のユーザーのリンク |
ひとつのユーザーまたはグループに複数のリンクがある場合に、選択された中で最も高いロールを持つユーザーに対して直接、権限が追加付与されます。 |
外部ユーザーの権限 | 外部ユーザーと共有されている OneDrive のフォルダまたはファイルは、Google Workspace でも同じユーザーと共有されます。新しいファイルまたはフォルダが共有されたときには、外部ユーザーにもメール通知が届きます。 外部ユーザーを ID マップに含める必要はありません。 |
ドキュメント内のドキュメント リンク |
変更なし |
移行されないデータ
- 権限が制限されているファイルとフォルダ。詳細
- Microsoft OneDrive でダウンロードをブロックするポリシーが適用されているファイルとフォルダ
- 外部ユーザーが作成したファイルとフォルダ
- 外部ユーザーが最後に変更したファイルまたはフォルダのバージョンとメタデータ
- 以前のバージョンのファイル(移行されるのはファイルの最新バージョンのみ)
- ID マップに存在しない社内ユーザーとグループの権限
- カスタム権限ロール(標準ロールとして移行される)
- OneDrive の個人用 Vault のファイル
- OneDrive のお気に入り
- OneDrive のフォルダのショートカット
- OneDrive のフォルダの色
- OneDrive のドキュメントの有効期限
共有ドライブへの移行はサポートされていません。また、同じ移行で同じデータを複数のアカウントに移行することはできません。データ移行ツールは、1 対多の ID マッピングをサポートしていません。
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