この記事は、ユーザーに対して開封確認を有効にする管理者を対象としています。開封確認を使用するには、送信したメールを受信者が開いた日時を確認するをご確認ください。
この機能は、職場や学校の Gmail アカウントでのみご利用いただけます。通常の Gmail アカウントではご利用いただけません。
管理者は、組織内のユーザーが開封確認の要求または送信を行えるようにすることができます。開封確認とは、送信者が送ったメールを受信者が開いたときに、送信者に配信されるメール通知です。管理者が Google 管理コンソールで開封確認を有効にすれば、組織内のユーザーが利用できるようになります。
始める前に
開封確認の使用について制限を設定するかどうかを決定します。たとえば、以下の設定が可能です。
- 開封確認の返送先を制限する。たとえば組織内の送信者に対してのみ開封確認を返すことができるように設定できます。
- メールの開封時に開封確認が自動送信されるようにするか、開封確認を送信する前に受信者の承認を求めるかを選択する。
重要: 開封確認が届いたからといって、必ずしもメールが配信されたとは限りません。開封確認は一般的にさまざまなメールシステムで機能しますが、受信者がメールを読んでいないのに届いたり、受信者がメールを読んでいるのに届かなかったりする可能性もあります。
ステップ 1: ユーザーに対して開封確認を設定する
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管理コンソールで、メニュー アイコン
[アプリ]
[Google Workspace]
[Gmail]
[ユーザー設定] にアクセスします。
- 管理コンソールで下位組織を作成した場合は、左側の [組織部門] から目的の組織部門を選択します。下位組織がない場合、[組織部門] は利用できません。詳しくは、管理者向けの Gmail の詳細設定リファレンスをご覧ください。
- [開封確認メッセージ] で、最適な設定を選択します。
- 開封確認メッセージの送信を許可しません - 開封確認の要求も返信も無効になります。
- 組織内のすべてのアドレス、および許可リストに登録されたメールアドレスへの開封確認メッセージの送信を許可します - 開封確認の返信先を、ドメイン内のアドレスと指定した外部アドレスに限定します。
- 外部のメールアドレスを複数入力する場合は、カンマで区切ります。
- 入力できるアドレスは 100 件まで、各アドレスの文字数は半角 256 文字までです。
- アドレスを指定しない場合、ユーザーはドメイン内のユーザーに対してのみ開封確認を送信できます。
- 開封確認メッセージの要求のたびにユーザーに確認します
- オンにすると、メールを開封するたびに開封確認を送信するかどうかの確認がユーザーに求められます。
- 開封確認を自動的に送信する場合はオフにします。
- すべてのメールアドレスへの開封確認メッセージの送信を許可します - 組織の内外を問わず、すべてのメールアドレスに対して開封確認のリクエストと送信を許可します。開封確認を送信するかどうかの確認がユーザーに必ず求められます。
- [保存] をクリックします。
変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細
設定の変更履歴は、管理コンソールの監査ログで確認できます。
ステップ 2: メールの開封確認をリクエストする
手順に沿って組織の開封確認を設定すると、ユーザーはすべてのメールについて開封確認をリクエストできるようになります。詳しくは、送信したメールを受信者が開いた日時を確認するをご覧ください。
開封確認の仕組み
- 開封確認の動作は、受信者が利用するメール ソフトウェアおよびメールを開く方法によって異なる場合があります。たとえば、受信者が IMAP クライアント、POP クライアント、Google Workspace Sync クライアントのいずれかを使用してメールを開封した場合、開封確認が自動的に(受信者の承認なく)送信されることがあります。また、IMAP に対応していないモバイル メールシステムによっては、開封確認を送信できないものがあります。
- ユーザーのメールアドレス保護のため、Gmail の開封確認は、ユーザーのメールアドレスにメールが送られた場合にのみ通知されます。グループのメーリング リストまたはエイリアス宛てのメールでは開封確認は通知されません。