Google Cloud Directory Sync について

Google Cloud Directory Sync (GCDS)を使用すると、Google アカウントのデータを Microsoft Active Directory または LDAP サーバーと同期できます。GCDS によってコンテンツ(メール、カレンダーの予定、ファイルなど)が Google アカウントに移行されることはありません。GCDS では、Google ユーザー、グループ、共有の連絡先が、LDAP サーバーの情報と一致するように同期されます。

GCDS を使用してデータを同期するメリット

  • ご利用のサーバー環境でユーティリティとして実行

    必要なコンポーネントはすべてインストール パッケージに含まれています。また、データのセキュリティを強化するための機能を多数備えています。外部から LDAP サーバーのデータにアクセスされることはありません。

  • ユーザー、エイリアス、グループ、その他のデータを Google アカウントに同期

    Google データを Active Directory または LDAP サーバーのデータと確実に一致させます。一方向の同期を行うので、LDAP サーバーのデータが更新、変更されることはありません。

  • カスタム マッピングのルールを設定可能

    ユーザー、グループ、従業員以外の連絡先、ユーザー プロフィール、エイリアス、カレンダー リソース、例外を独自にマッピングするルールを設定できます。

  • デフォルト設定を使用して設定を簡易化

    GCDS を Active Directory サーバーまたは OpenLDAP と組み合わせて使用する場合は、設定マネージャーのデフォルト値を使用して、容易に設定を行うことができます。

  • 手順を紹介するユーザー インターフェースを使用

    同期の作成と実行の方法が順を追って示されます。設定をテストするためのシミュレーションの手順も含まれています。

  • ルールと除外事項を使用して、同期からデータを除外

    除外ルールを設定することで、ユーザー、プロフィール、グループ、組織部門、カレンダー リソースなどのデータを同期から除外できます。

GCDS の仕組み

  1. ユーザーが、データ リストの生成方法を指定するルールを設定します。
  2. 同期中、このリストが LDAP サーバーから書き出されます。
  3. GCDS は Google アカウントに接続し、ユーザーが指定したユーザー、グループ、共有の連絡先のリストを生成します。
  4. 次に GCDS はこの 2 つのリストを比較し、データが一致するように Google アカウントを更新します。
  5. 同期が終わると、処理のモニタリングに役立つメールレポートが届きます。

次のステップ

同期を設定する前に、GCDS のベスト プラクティスをご覧ください。


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