サイトに設置したアンケートの影響を分析する

Google サーベイ導入の前後に、サイトの指標を測定することが重要になりますが、「直帰率」だけでは十分にパフォーマンスを測ることはできません。以下でユーザー エンゲージメントの測定に役立つ各指標の定義と、成果を測定する際のヒントを解説します。また、サイトに設置した Google サーベイの影響を把握する際に役立つ、よくある質問への回答もまとめました。

この記事の内容:

定義

  • 回答率: アンケートへの回答を完了するか、回答以外のアクションを選択してコンテンツへのアクセス権を獲得したユーザーの割合。
  • 直帰率: ページビューが 1 回だけの訪問の割合。たとえば、ランディング ページを見ただけで、別のページを一切閲覧せずにサイトから離脱した訪問が該当します。
  • イベント: ユーザーがコンテンツに対して行った操作(個別に測定可能)。たとえば、スクロール深度利用時間などがあります。

成果を測定する際のヒント

指標を測定して Google の推奨事項を実践している運営者様のサイトでは、回答率がネットワーク全体の平均を上回り、直帰率を維持したまま収益が増加していることがわかっています。以下のヒントをご覧ください。

  • サイトに新しいコンテンツを追加したら、すべての指標でその前後 30 日間の平均値を比較します。
  • サイトの訪問ユーザー数に影響するトラフィックの季節性を把握します。
  • Google サーベイを導入したサイト、セクション、ページ単位で指標を測定します。
  • Google サーベイが導入されていない他のセクションやページと指標を比較します。

よくある質問

Google サーベイを導入すると直帰率は上昇しますか?
いいえ。直帰率はページビューが 1 回だけの割合を測定したもので、アンケートがサイト内の他のページへ移動することを妨げることはないため、直帰率は変わりません。
ユーザーが直帰すると、アンケートの回答は完了しなかったことになりますか?
いいえ。Google アナリティクスでは、アンケートの完了を操作として測定することはないため、直帰(ページビューが 1 回のみ)したユーザーでも、アンケートの回答を済ませてコンテンツを閲覧している場合はあります。
回答率を高める方法を教えてください
適切に設定を行うための推奨事項をまとめていますが、回答率やインプレッション収益を高めるうえで最も大事なのは、品質と独自性に優れたコンテンツを用意することです。
アンケートを放棄したユーザーの割合を確認する方法を教えてください
アンケートを放棄したユーザーについては、サイト運営者用レポート ダッシュボードで確認できます。ユーザーの行動全般について詳しく把握したい場合は、サイト解析ツール(おすすめは Google アナリティクス イベント)を利用すれば、サイト上でのユーザーの操作(別の記事の閲覧、クリックによる 2 ページ目への移動など)を細かく測定できます。ただし、Google アナリティクスのレポートではアンケートの回答数や放棄数は記録されないため、それらの行動のデータを直接確認することはできません。
ページ滞在時間を考慮して直帰率の計算を調整した方がいいですか?
サイトに新しいコンテンツを追加したら、その前後でユーザーのコンテンツに対する反応がどう変わったかを把握しましょう。たとえば直帰率を測定すると効果的です。直帰率は Google アナリティクスで測定できます。
他サイトと直帰率を比較することはできますか?
ニュース、メディア業界の場合、直帰率の平均値は約 50%(20~80% の範囲)との調査結果があります
最適な導入方法と、どのような成果が見込めるかを教えてください
こちらの事例紹介をご覧ください。このオンライン ニュースサイトでは段階的に Google サーベイの導入を進め、平均回答率 40% を達成しながらも、トラフィックの減少や直帰率の上昇はなく、2013 年度の収益は約 20 万ドルに達しています。

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