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この記事では、Looker Studio について説明します。Looker のドキュメントについては、https://cloud.google.com/looker/docs/intro をご覧ください。

フィルタ条件の設定

Looker Studio でフィルタ条件を指定すると、レポートに含めるデータと除外するデータを選択できます。

一致フィルタと除外フィルタ

一致フィルタは条件に一致するレコードのみを取得し、除外フィルタは条件に一致しないレコードのみを取得します。

フィルタ句

条件は 1 つ以上の句で構成されます。

句が 1 つだけのシンプルなフィルタも作成できます。例: []、[次と等しい]、「France」

「OR」論理(任意の条件が一致した場合に成立)、「AND」論理(すべての条件が一致した場合に成立)、またはその両方を使って複数の句を結合できます。以下に例を示します。

[]、[次と等しい]、「France」、[OR]
[]、[次と等しい]、「Germany」
[AND]
[ユーザータイプ]、[次と等しい]、「New user」
[AND]
[セッション]、[次の値より大きい]、「100」

OR 句にはディメンションまたは指標を指定できますが、混在させることはできません。

演算子

フィルタで指定したフィールドと入力した値は、演算子に従って比較されます。使用できる演算子は、フィルタの適用対象がテキスト、数値、日付、論理フィールドのいずれであるかによって異なります。

テキスト演算子

演算子 説明
次と等しい 比較値とディメンションの値が完全一致することを表します。

比較値「chrome」は「chrome」に完全一致しますが、「Chrome」や「chromebook」には完全一致しません。

含む ディメンションの値の中に比較値が含まれることを表します。

比較値「chrome」は「chrome」や「chromebook」に含まれますが、「Chrome」には含まれません。

次で始まる ディメンションの値が比較値で始まることを表します。

比較値「Chrome」は「Chrome」や「Chromebook」の最初の部分に一致しますが、「Google Chrome」の最初の部分には一致しません。

次を含む正規表現 ディメンションの値に正規表現が含まれることを表します。

(?i)C[a-z]* は、「chrome」、「Chrome」、「Chromebook」、「Google Chrome」に一致します。

[次を含む正規表現] は、データ内のすべての位置に正規表現を適用します。

(?i) フラグを使うと、正規表現で大文字と小文字が区別されなくなります。

次と一致する正規表現 ディメンションの値が正規表現に一致することを表します。

C[a-z]* は、「Chromebook」と「Chrome」に一致しますが、「Google Chrome」には一致しません。

[次と一致する正規表現] は完全一致の正規表現のため、データは「C」で始まる必要があります。

次に含まれる 1 つ以上の比較値がディメンションの値に完全一致することを表します。[次と等しい] と似ていますが、カンマ区切りで値のリストを指定します。

[次に含まれる]、「Chrome,Windows,MacOS」は、このリストのいずれかの値がディメンションに含まれる場合に一致します。

一致させるデータの値にカンマやバックスラッシュが含まれる場合は、バックスラッシュを使ってエスケープします。

「ab,cd」と「50\50」に一致させるには、カンマとバックスラッシュの前に「\」を挿入します。

[次に含まれる]、「ab\,cd, 50\\50」

null である ディメンションの値が null の場合に一致することを表します。

テキスト演算子では大文字と小文字が区別されます。大文字と小文字を区別しないようにするには、正規表現を使用します。

Looker Studio の正規表現は、Google RE2 正規表現の構文を使用します。

数値および日付演算子

演算子 説明
次と等しい(=) ディメンションまたは指標の値が、比較値と等しいことを表します
次の値より小さい(<) ディメンションまたは指標の値が、比較値より小さいことを表します
次の値より大きい(>) ディメンションまたは指標の値が、比較値より大きいことを表します
次の値以上(>=) ディメンションまたは指標の値が、比較値以上であることを表します
次の値以下(<=) ディメンションまたは指標の値が、比較値以下であることを表します
次の間(<= >=) ディメンションまたは指標の値が、指定した値の間にあることを表します。範囲には数値または日付を指定します
null である ディメンションまたは指標の値が null であることを表します

ブール演算子

演算子 説明
ディメンションの値が「真」と評価されることを表します
ディメンションの値が「偽」と評価されることを表します
null である ディメンションまたは指標の値が null であることを表します

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Looker Studio の新機能

新機能と変更点についてご確認ください。Looker Studio リリースノートが Google Cloud で公開されました。

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