払い戻しデータについて

アナリティクスの e コマース レポートデータを処理された払い戻しデータと照合します。

払い戻しデータをインポートすると、e コマースの払い戻しヒットデータが直接アナリティクスに送信されます。デベロッパーは、トラッキング コード、Collection API、モバイル SDK、Measurement Protocol の代わりにこの方法を利用できます。インポートされたヒットデータはまずアナリティクス アカウントに追加されてから処理が始まるため、フィルタなどの処理時間アクションの影響を受ける場合があります。

この記事の内容:

払い戻しデータのインポートの仕組み

この機能を使用するには、プロパティで拡張 e コマース プラグインを使用している必要があります。

払い戻しデータのインポートは、選択したプロパティに新しいヒットをインポートすることで行われます。払い戻しデータのインポートでは、e コマースのヒットを元に戻すために「トランザクション ID」ga:transactionId)が使用されます。払い戻しは、トランザクションの全額または一部の額に対して行うことができます。アップロード ファイルには、払い戻しを行うトランザクションを含む 1 つまたは複数の行が含まれます。

全額払い戻し

全額の払い戻しを行うためには、「トランザクション ID」をアップロードします。アップロード ファイルの行に ga:transactionId のみが含まれる場合、全商品を含むトランザクション全体が、元々レポートされた商品、数量、価格、およびトランザクションによる収益を使用して払い戻されます。

一部払い戻し

一部払い戻しを行う場合は、返される SKU ごとに新しい行を使用して、ga:productSkuga:quantityRefunded を指定します。必要に応じて、元のレポートの商品価格を上書きするために ga:productPrice を指定します。払い戻されるトランザクション収益は、商品の価格と数量に基づいて自動的に決定されます。一部払い戻しを処理し、払い戻されたトランザクション収益をレポートするが、個々の商品 SKU を送信しない場合には、ga:transactionRevenue を指定できます。

データセット スキーマ

データセットはインポートしたデータを保持する入れ物です。このセクションを展開すると、データセットの詳細を確認できます。

データセットの詳細

凡例:

  • スコープ - インポート ディメンション値に関連付けるヒットを指定します。スコープには、ヒットセッションユーザー商品の 4 つのレベルがあります。スコープの詳細
  • スキーマ - インポートしたデータの構造を構成するディメンションと指標を指定します。アップロード ファイルのヘッダーは、該当するデータセットについて定義したスキーマと一致する必要があります。
スキーマとして示しているディメンションと指標はあくまで参考です。実際に使用できるディメンションと指標は、データセットの作成時に管理画面に表示されます。
スコープ ヒット
スキーマ

次のディメンションは必須です。

  • トランザクション ID

次のディメンション / 指標のすべてまたは一部を使用できます。

  • トランザクション収益(オプション)
  • 商品 SKU(オプション)
  • 商品 SKU が指定されている場合、払い戻された商品数を指定する必要があります
  • 商品 SKU が指定されている場合、商品の価格をオプションで指定できます。
メモ

アナリティクス アカウントにアップロードされた払い戻しデータを削除または変更することはできません払い戻しデータの精度については、アナリティクスに送信またはアップロードする前にお客様の責任のもとで検証していただく必要があります。

払い戻しデータのインポートの制限

払い戻しデータのインポートには、データ インポートの一般的な制限に加え、以下の制限が適用されます。

  • 「ルックバック」ウィンドウは 6 か月: 6 か月より前のトランザクションについて、払い戻しを行うことはできません。
  • 完全な払い戻しと部分的な払い戻しを混在させない: 同じアップロード ファイルに完全な払い戻しと部分的な払い戻しを混在させることはできません。払い戻しの種類ごとに別々のアップロード ファイルを使用してください。
  • 参照元 / メディアが変更される場合がある: 払い戻しデータの参照元とメディアのディメンションには、ユーザーの最後のセッションで使用されたキャンペーン アトリビューションと日付が反映されるため、元のトランザクション データとは異なる場合があります。
    • : 日付 1 にユーザー A によって google/cpc に関連付けられたトランザクションが発生し、日付 2 にもこのユーザーによって google/organic に関連付けられたセッションが発生したとします。元のトランザクションの払い戻しを行うと、払い戻しデータは最新の参照元 / メディア、つまり google/organic に関連付けられ、日付は払い戻しがアップロードされた日付に設定されます。
  • 元のトランザクションがアカウントに含まれていることを確認するには、払い戻しデータをインポートする前に 24〜48 時間待つ必要があります
  • Google 広告にトランザクション データをエクスポートする際、関連する払い戻しデータはエクスポートされません。

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