アプリのデプロイは、アプリ作成過程における楽しいステップです。ただし、アプリをデプロイする前に、すべての準備が完了しているか確認する必要があります。アプリエディタで [Manage] > [Deploy] に進み、以下を行ってください。
- デプロイ チェックを実行して、アプリのデプロイ前にアプリのどこを変更する必要があるかを確認する。
- アプリがデプロイのどの段階にあるか判断する。
- アプリをホワイトラベル アプリに変換してアプリを一時停止する。ホワイトラベル ネイティブ アプリとその更新方法の詳細をご確認ください。iOS 用と Android 用の両方のホワイトラベル アプリを作成、デプロイできます。
アプリのデプロイ方法には、即時デプロイと従来型デプロイの 2 種類があります。アプリのデプロイを解除することもできます。
[Share apps] ダイアログからアクセス可能なインストール用リンクを使用してアプリをデプロイすることもできます。古いスマートフォンをお持ちの場合は、少し違う方法でインストール用リンクからデプロイすることもできます。
概要説明
次の動画では、アプリの共有とデプロイの概要を紹介しています。
アプリの仕上げを行う
アプリ作成プロセスで説明、画像、その他の情報を追加する段階に来ている場合は、エディタの Info タブに進んで、これらのカスタマイズを行います。
即時デプロイ
チームまたは従業員向けのアプリを作成する場合は、即時デプロイを使用する方が楽です。即時デプロイを使用して AppSheet アプリをデプロイするのは、メールのリンクをクリックして、いくつかの簡単な手順に沿うのと同じくらい簡単です。
即時デプロイは、作成する AppSheet アプリがモバイル デバイスにインストールされる AppSheet Hosting アプリによってホストされるために可能です。アプリをデプロイして実行すると、独自に動作しているように思われますが、実際のところ、アプリは AppSheet Hosting アプリによってホストされます。完璧な例えではありませんが、AppSheet アプリが AppSheet Hosting アプリにホストされることは、ウェブページがウェブブラウザにホストされるようなものと考えることができます。
ユーザーにメールでインストール用リンクを送付することで、アプリを配布します。ユーザーがモバイル デバイスでこのインストール用リンクをクリックしたら、後は以下の流れとなります。
- ユーザーがデバイスに AppSheet Hosting アプリをインストールするように要求されます。画面が、iOS の場合は iTunes Store、Android の場合は Google Play ストアに切り替わります。AppSheet Hosting アプリがすでにデバイスにインストールされている場合、このステップは省略されます。
- AppSheet アプリのアプリアイコンがホーム画面に追加されます。
- このアプリアイコンをクリックすると、AppSheet アプリが起動します。
この手法には、明らかにわかりやすいこと以外にも、以下の複数の利点があります。
- アプリを即座に使用できます。アプリの作成とアプリのデプロイに時間差が発生しません。
- アプリの変更も即座に反映されます。
- すべてのアプリに Google が提供する新機能、Google が行った問題の修正、パフォーマンスの向上が自動的に反映されます。
従来型デプロイ
従来型デプロイモデルでは、各アプリを個別に作成してアプリストア(iOS の場合は iTunes Store、Android の場合は Google Play ストア)に投稿します。ユーザーは、アプリストアでアプリを探してダウンロードします。
以下の場合は、このモデルの採用を検討する必要があります。
- アプリストアの発見および配布のモデルが自分にとって重要となる場合。
- アプリを多数のユーザーに採用してもらいたい場合。
即時デプロイによりアプリを作成、テストしたら、アプリのホワイトラベル版を生成できます。これにより、該当のアプリストアに投稿する必要のあるアプリのパッケージを作成できます。Google Play ストアまたは iTunes App Store が義務付けている承認プロセスを経る必要があり、アプリが該当のストアのポリシーを遵守していることが求められます。
デバイスにアプリをインストールするには、まず AppSheet アプリをデバイスのアプリストアからダウンロードする必要があります。後に作成するアプリは、基本的に AppSheet アプリを介して動作します。
アプリ作成者の方には、ご自身がアプリのユーザーになることはなくても、ご自身のモバイル デバイスに AppSheet モバイルアプリをインストールすることをおすすめします。また、ユーザーへのリリース前に、アプリをご自身のデバイスでテストすることをおすすめします。iTunes ストア(iOS デバイスの場合)または Google Play ストア(Android デバイスの場合)で AppSheet を検索することで、AppSheet アプリを見つけることができます。
AppSheet アプリをリリースしたら、アプリによってログインするよう求められます。その後、アプリで App Gallery(これ自体 AppSheet により作成されたアプリです)が起動します。App Gallery では、自作のアプリ、自身に共有されたアプリ、または一般公開サンプルを自身のモバイル デバイスで確認して実行できます。
これは、アプリ作成者がホーム画面に実際にアプリを自分でインストールせずに、アプリの定義を作成、変更する過程で自身のモバイル デバイスでアプリをテストできる便利な仕組みです。
ユーザー(または自身)にメールでインストール用リンクを送信してアプリを配布できます。アプリを共有したいユーザーのメールアドレス(またはドメイン全体)を入力できるようになります。詳細は、共有: 基本情報をご覧ください。
以下にメールの例を示します。
ユーザーがモバイル デバイスでリンクをクリックしたら、ユーザーは、AppSheet をデバイスにインストールするよう要求されます(AppSheet はアプリストアでも入手可能です)。
アプリのデプロイを解除する
アプリを永久に削除したい場合は、簡単に削除できます。次回既存ユーザーがアプリを同期したときには、アプリは動作しなくなります。
ユーザー ログインを求めるアプリから特定のユーザーを削除したい場合は、アプリの許可リストからそのユーザーを削除するだけで削除できます。ユーザーが次回同期を行ったら、アプリがユーザーに対しログインを要求しますが、ユーザーはログインできなくなります。共有: 基本情報をご覧ください。