検索広告 360 入札戦略に季節性の調整を設定する
短期間のセールやプロモーション(年末年始やバレンタイン デーなど)中にコンバージョン率が大幅に変わると予想される場合は、イベント中の入札単価の最適化がより効果的に行われるように季節性の調整を作成できます。
季節性の調整では、ROI 入札戦略(コンバージョン数と収益を最適化する入札戦略)に指示して、プロモーション期間中の入札単価を指定したとおりに調整します。
季節性の調整の対象となるのは、コンバージョン数や収益を目標とする入札戦略に限られます。掲載順位やクリック数を目標とする入札戦略は、季節調整の影響を受けません。
運用ガイド
- 季節性の調整イベントは、セールイベントやプロモーション イベントが 6 時間を超え、コンバージョン率に大幅な変化(+30% または -30% 以上)が予想される場合にのみ作成する必要があります。
- 季節性の調整の割合は、セールイベントやプロモーション イベント中に推定されるコンバージョン率の変化に設定します。たとえば、コンバージョン率が過去の平均よりも 1.5 倍高くなると推定される場合は、季節性の調整を [50% 引き上げ] に設定することを検討してください。この例では、50% の設定は高すぎると考えられるため、それよりも低い割合を選択することをおすすめします。
季節性の調整を設定すると、それに比例して入札単価が上昇することが想定されます。たとえば、季節性の調整を [50% 引き上げ] に設定した場合、入札単価も 50% 上昇することが見込まれます。そのため、季節性の調整の割合は慎重に設定することをおすすめします。
- 新しい入札戦略を作成する場合は、セールイベントまたはプロモーション イベントが開始される 4 日前までに入札戦略を作成してください。既存の入札戦略に季節性の調整を適用する場合は、セールイベントまたはプロモーション イベントが開始される 6 時間前までに季節性の調整を作成してください。
- 予算入札戦略では、季節性の調整はサポートされていません。予算入札戦略を使用している場合は、セールやプロモーションに備えてカスタム割り当て額を代わりに使用してください。
各入札期間に調整が適用される
季節性の調整を作成する際、6 時間から 14 日間の間の期間を指定できます。各入札期間に対して調整が適用されます。調整イベントが間もなく開始すると予想されると、次の入札期間が通常より早く発生するようにスケジュールされることがあります。入札単価の最適化は、季節性の調整イベントの開始時間から 2 時間以内に開始されます。
入札戦略ではイベント中やイベント後にも入札単価の変更が継続される
季節性の調整イベントは、キャンペーン、広告グループ、商品グループ、ショッピング広告など、入札戦略によって管理されているすべてのエンティティに適用されます。季節性の調整イベントの終了後、イベント期間のデータは除外されます。入札戦略は残りのデータを使用して、入札単価の評価と調整を継続します。
季節性の調整を入札戦略内のキャンペーン セットに適用することはできません。季節性の調整は、入札戦略レベルでのみ適用され、キャンペーン単位では適用できません。