レスポンシブ検索広告(RSA)では、より関連性の高いメッセージが見込み顧客に表示されるよう、広告コピーが調整されます。広告を配信する際、Google 広告、Microsoft Advertising、Yahoo! JAPAN 広告は、お客様が指定する広告見出しと説明文(「アセット」)の組み合わせを変えて、時間の経過とともに最もパフォーマンスが優れている広告を判断し、最終的には最もパフォーマンスの高い広告のみを表示します。
レスポンシブ検索広告と拡張テキスト広告は、同じ形式で表示されます。広告には広告見出しを最大 3 つ(それぞれ半角 30 文字(全角 15 文字))、説明文を最大 2 つ(合計半角 90 文字(全角 45 文字))を登録できるため、商品やサービスに関する詳細な情報を伝えることができます。
レスポンシブ検索広告の特長
広告コピーのリポジトリ
広告ごとに広告コピーを入力するのではなく、最大 15 個の広告見出しと最大 4 個の説明文のリポジトリを作成します。これらのアセットが、広告コピーの生成に使用されます。デフォルトでは、広告見出しと説明文はどの位置にでも表示されるため、最適なパフォーマンスを発揮する広告が作成されます(推奨)。なお、選択したアセットを特定の位置に「固定」することもできます。
固定する
アセットを特定の位置に「固定」することで、特定の広告見出しや説明文が広告内で表示される位置を定義できます。広告見出しまたは説明文の位置を固定すると、指定した位置だけに表示されるようになります。
広告見出しと説明文を固定すると、広告コピーを最適化するエンジンの柔軟性が低下するため、レスポンシブ検索広告のメリットの一部が失われてしまいます。たとえば、パフォーマンスの低い広告見出しが固定されると、パフォーマンスを改善する可能性のある他の候補に置き換えられることがなくなります。
アセットを固定する際は、次の点を考慮してください。
- アセットが固定されていない場合は、レスポンシブ検索広告に任意の順序で表示されます。この柔軟性により、アセットをローテーションしてパフォーマンスの高い広告が作成されます(推奨)。
- 2 個以上のアセットを 1 つの位置に固定すると、すべての広告で、指定した位置に固定アセットの 1 つが含まれるようになります。これにより、広告表示をある程度手動で管理しつつ、広告コピーを自動で最適化することができます。
- 1 個のアセットを特定の位置に固定すると、すべての広告で、指定した位置に固定アセットが表示されるようになります(非推奨)。
固定の仕組みについて詳しくは、該当するエンジンのヘルプセンターをご覧ください。
広告グループあたりのレスポンシブ検索広告数の上限
広告グループには、レスポンシブ検索広告を 3 つまで含めることができます。
検索広告 360 でのレスポンシブ検索広告のサポートについて
- レスポンシブ検索広告の作成、編集、レポート作成
- 検索広告 360 の管理画面で、Google 広告のレスポンシブ検索広告、アセットの組み合わせ、個々のアセットの作成、編集、レポート作成を行えます。
- 検索広告 360 の管理画面で、Microsoft Advertising と Yahoo! JAPAN 広告のレスポンシブ検索広告のレポート作成を行えます。
レスポンシブ検索広告、Microsoft Advertising または Yahoo! JAPAN 広告のレスポンシブ検索広告アセットの組み合わせ、個々のアセットの作成とレポート作成を行うには、Microsoft Advertising と Yahoo! JAPAN 広告にログインするか、検索広告 360 リニューアル版にログインします。
- 複数のレスポンシブ検索広告またはアセットの編集
- 複数の Google 広告レスポンシブ検索広告の編集、一括編集または自動化ルールのスケジュールの設定を行えます。
- 広告主単位でスコープしている場合は複数の Microsoft Advertising と Yahoo! JAPAN 広告のレスポンシブ検索広告の編集、アカウント単位でスコープしている場合は複数のレスポンシブ検索広告の広告ビルダーまたは広告在庫管理のステータス変更が可能です。
- ルール
- ルール指定できるのは、Google 広告のレスポンシブ検索広告のみです。
- Microsoft Advertising または Yahoo! JAPAN 広告のレスポンシブ検索広告にはルールを適用できません。
- 一括送信シート
- 一括送信シートを使用して、レスポンシブ検索広告を作成できます。開始するには、一括送信シートのテンプレートをダウンロードするをご覧ください。
- キャンペーンのコピー
- Google 広告のレスポンシブ検索広告は、Google 広告の他の広告キャンペーンにコピーされます。
- Google 広告のレスポンシブ検索広告は、他のエンジンにコピーされません。
- キャンペーンをコピーしても、Microsoft Advertising または Yahoo! JAPAN レスポンシブ検索広告が同じエンジンの他のキャンペーンにコピーされることはありません。
まもなくレスポンシブ検索広告がデフォルトの広告フォーマットになります
Google 広告、Microsoft Advertising、Yahoo! JAPAN 広告では、拡張テキスト広告フォーマットに代わって、新しい広告はすべてレスポンシブ テキスト広告となります。
拡張テキスト広告をレスポンシブ検索広告に移行する必要はありません。既存の標準テキスト広告と拡張テキスト広告は、作成したレスポンシブ広告と並行して配信されます。
既存の標準テキスト広告と拡張テキスト広告では、引き続きターゲティング、一時停止、再開、レポート作成を行うことができます。
バイドゥでは、新しい標準テキスト広告が引き続きサポートされます。
詳細については、以下の表をご覧ください。
拡張テキスト広告の新規作成が終了する日付 | メモ | |
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Google 広告 | 2022 年 6 月 30 日をもって、拡張テキスト広告を作成できなくなります。 | レスポンシブ検索広告の詳細: Google 広告ヘルプセンター |
Microsoft Advertising | 2023 年 2 月 1 日より、拡張テキスト広告は作成できなくなりました。 | レスポンシブ テキスト広告の詳細: Microsoft Advertising ヘルプセンター |
Yahoo! JAPAN 広告 | 2022 年 9 月 28 日より、拡張テキスト広告は作成できなくなりました。 | レスポンシブ検索広告の詳細: Yahoo! JAPAN 広告ヘルプセンター |
広告テンプレートを移行
Google 広告、Microsoft Advertising、Yahoo! Japan 広告の在庫管理と広告ビルダーの広告テンプレートを移行して、レスポンシブ テキスト広告の作成を開始してください。最終的には、拡張テキスト広告テンプレートでの広告の生成と更新は停止します。
拡張テキスト広告を含む、Google 広告の広告キャンペーンをコピーする
拡張テキスト広告を含む、Google 広告の広告キャンペーンをコピーすると、拡張テキスト広告もコピー先の Google 広告アカウントにコピーされます。
Google 広告で新しい拡張テキスト広告がサポートされなくなると、検索広告 360 では標準テキスト広告や拡張テキスト広告の移行先アカウントへのコピーが行われなくなります。コピーされるのはレスポンシブ検索広告のみです。標準テキスト広告と拡張テキスト広告は無視されます。
Google 広告のレスポンシブ検索広告は、他のエンジン アカウントにコピーされません。
広告コピーのテストとレスポンシブ検索広告
広告コピーのテストは、レスポンシブ検索広告ではサポートされていません。