adMarketplace の掲載結果の指標を送信する

エンジン トラッキング アカウントの場合、クリック数やインプレッション数、費用などの指標を検索広告 360 が自動的にダウンロードすることはありません。ただし、検索広告 360 内で sFTP エンドポイントを作成すれば、スケジュールに沿って自動的に指標がエンドポイントにアップロードするよう adMarketplace を設定できます。アップロードした指標は、完全にサポートされているエンジンの場合と同様に、検索広告 360 レポートに表示できます。

FTP（File Transfer Protocol）は、コンピュータ システムにファイルをアップロードするための標準的な方法です。セキュア FTP は、インターネット経由で転送されるデータを暗号化することで、データのプライバシーと整合性を保証します。通常は、略して sFTP と呼びます。

検索広告 360 で sFTP エンドポイントを作成する

使用するエンジン トラッキング アカウントのタイプごとに別々のエンドポイントを作成します。

1. 代理店マネージャーまたは広告主マネージャーの権限を持つ Google アカウントで検索広告 360 にログインし、広告主に移動します。

   広告主への移動手順

   1. ナビゲーション バーをクリックしてナビゲーション オプションを表示します。

   2. [代理店] リストで、対象の広告主を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールします。

   3. [広告主] のリストで、該当する広告主をクリックします。

   4. [適用] をクリックするか、Enter キーを押します。

   広告主のすべてのエンジン アカウントに関するデータを含む広告主ページが表示されます。

2. 左側のナビゲーション パネルで [広告主の設定] をクリックします。

3. [統合 ▼] タブをクリックして、[sFTP 接続] を選択します。

4. レポートの表の上部にある [+ sFTP 接続] をクリックします。

5. [sFTP 接続名] に接続の名前を入力します。
   この名前は検索広告 360 内でのみ表示されます。接続の目的がすぐわかるような名前にしてください。

6. [目的] リストから、[エンジン トラッキングによる費用の指標のアップロード] を選択します。

7. [エンジンタイプ] リストから、エンドポイントにアップロードする掲載結果の指標のタイプを選択します。

8. [生成] をクリックします。
   検索広告 360 によってエンドポイントが作成され、[接続の詳細（検索広告 360 で生成）] の下に sFTP サーバーのアドレス、ポート番号、ユーザー名、パスワードが表示されます。
   
   検索広告 360 によって生成されたユーザー名とパスワードは編集できません。

9. パスワードをコピーして、パスワードを安全に保管するためのシステム（パスワード マネージャーなど）に貼り付けます。
   [保存] をクリックすると、パスワードを表示できなくなります。パスワードを忘れた場合は再設定できます。

10. [保存] をクリックしてエンドポイントの詳細を閉じ、パスワードを完全に非表示にします。

エンドポイントの詳細を閉じるとパスワードを再表示することはできなくなりますが、いつでもパスワードを除く接続の詳細情報を表示してパスワードを再設定できます。

adMarketplace でスケジュールに基づくレポートを設定する

adMarketplace 内で、アカウントごとにスケジュールに基づくレポートを設定し、次の情報を指定します。

• レポートタイプで [検索広告 360 レポート] を選択します。
• 作成したエンドポイントの sFTP 接続サーバー アドレス、ポート番号、ユーザー名、パスワードを入力します。ポート番号は必ず指定してください。検索広告 360 は標準の FTP ポート番号を使用しません。
  
  レポートが検索広告 360 に配信されると、検索広告 360 adMarketplace アカウントにエンジンのデータ（クリック数、費用、インプレッション数）が表示されます。

検索広告 360 では、ファイルに複数のエンジン アカウントのデータが含まれていると指標が読み込まれません。

スケジュールに基づくレポートに必須の列と必須ではない列

検索広告 360 は、スケジュールに基づくレポートで次の列を認識します。

adMarketplace 列	マッピング先となる検索広告 360 のレポート列	必須
Date	開始日	○
Account ID	外部エンジン アカウント ID	○
Campaign ID	キャンペーン ID	○
Ad Group ID	広告グループ ID	○
Keyword ID	キーワード ID	○
Clicks	クリック数	○
Spend	費用	○
Device Type Name	デバイス	×
表示回数	表示回数	×
From	除外	×
To	除外	×

レポート内に他の列が表示されていても、検索広告 360 は無視します。

認識されるデバイスのタイプ

[Device Type Name] 列に次のいずれかの値が表示されている場合、検索広告 360 はその値をパソコン、モバイル、タブレットのいずれかのデバイスタイプにマッピングできます。

[Device Type Name] の値	マッピング先となる検索広告 360 内のデバイスタイプ
Apple Mac OS	パソコン
Chrome OS	パソコン
UNIX	パソコン
Windows	パソコン
Android Phone	モバイル
BlackBerry	モバイル
iPhone	モバイル
iPod	モバイル
Windows Mobile	モバイル
Android Tablet	タブレット
iPad Tablet	タブレット

その他の値は、検索広告 360 の [その他] のデバイスタイプにマッピングされます。

指標の履歴をアップロードする

検索広告 360 に表示される adMarketplace の項目に関する過去の掲載結果の指標を表示する手順は次のとおりです。

1. adMarketplace で、最長 2 年間のデータを含む検索広告 360 レポートを作成します。
2. レポートを日単位で分割します。
3. 検索広告 360 sFTP エンドポイントにレポートを送信します。
   レポートは 600 MB 以下および 100,000 行以下に抑えます。レポートがこれより大きい場合は、より短い期間に分割し、各レポートを別々にアップロードする必要があります。

指標の履歴は約 24 時間以内に検索広告 360 に表示されます。

次のステップ

エンジン トラッキング アカウントのレポートを表示、カスタマイズします。