検索広告 360 でビジネスデータを効率よく管理し、一貫性を保持するには、一連のビジネスデータ表を使ってデータを整理します。
ビジネスデータ表では、各列がレポートの作成やキャンペーンの管理に使用するビジネスの要素ひとつひとつに対応しています。各行は、アカウントやキャンペーンなど、検索広告 360 の項目に適用できる個々のビジネスデータを表します。
たとえば、広告に載せるホテルに関するデータをアップロードする場合、次のような列を含むビジネスデータ表を作成できます。
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各ホテルの一意の ID
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Region(地域)
-
City(都市)
-
Neighborhood(周辺スポット)
-
Tier(グレード)
-
Rating(評価)
すべてのビジネスデータ表には、デフォルトで ID 列が含まれます。ID は、表内の 1 つの行を一意に識別して、その行のビジネスデータを 検索広告 360 内のアカウントやキャンペーンなどの項目に適用するためのものです。
各列を定義した後、ホテルごとに 1 つの行を追加できます。以下に、Hotel(ホテル)というビジネスデータ表の例を示します。
Hotel:
ID |
Region |
City(都市) |
Neighborhood(周辺スポット) |
Tier |
Rating |
---|---|---|---|---|---|
Sleepwell |
北東部 |
Boston |
バックベイ |
5 |
5 |
Rest-Eazy |
北東部 |
New York |
Chelsea |
5 |
3 |
表への入力が完了したら、ビジネスデータの行をアカウントやキャンペーンなどの項目に適用します。ビジネスデータを特定の項目に適用すると、該当の行内にあるすべてのデータがその項目に関連付けられます。
これで、ビジネスデータ表の列に基づくレポートを作成できます。次に例を示します。
-
「Sleepwell」ホテルを 1 つのキャンペーン グループに適用し、「Rest-Eazy」ホテルを別のキャンペーン グループに適用します。
「Sleepwell」のキャンペーンは以下のビジネスデータに関連付けられます。-
地域(Region): 北東部
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都市(City): ボストン
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周辺スポット(Neighborhood): バックベイ
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グレード(Tier): 5
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評価(Rating): 5
「Rest Eazy」のキャンペーンは、以下のビジネスデータに関連付けられます。
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地域(Region): 北東部
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都市(City): ニューヨーク
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周辺スポット(Neighborhood): チェルシー
-
グレード(Tier): 5
-
評価(Rating): 3
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すべてのレポートデータを地域でロールアップしたり、都市や周辺スポットで掲載結果を比較したり、すべてのエンジン アカウントにわたるレポートをホテルごとに作成したりできます。
たとえば、検索広告 360 の [ディメンション] タブに「City」(都市)のディメンションを表示すると、次のようになります。Hotel.City
インプレッション数
クリック数
費用
ボストン
<すべての「Sleepwell」キャンペーンのインプレッション数>
<すべての「Sleepwell」キャンペーンのクリック数>
<すべての「Sleepwell」キャンペーンの費用>
ニューヨーク
<すべての「Rest Eazy」キャンペーンのインプレッション数>
<すべての「Rest Eazy」キャンペーンのクリック数>
<すべての「Rest Eazy」キャンペーンの費用>
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