現在のマルチデバイスの世界では、コンバージョンが達成されるまでに複数のデバイスが使用される件数がますます増えています。Floodlight アクティビティでは、起点と終点のデバイスが異なるコンバージョンを含め、キーワードが貢献したコンバージョンの総数を示すことができます。検索広告 360 入札戦略では、このようなクロスデバイス コンバージョンを使用することで、最も効率的にコンバージョンにつながるデフォルト入札単価や各種の入札単価調整を計算することができます。
また、コンバージョン目標では、クロス環境コンバージョンを使用することで、入札単価調整の自動設定や推奨値の提示を行い、キャンペーンや支出額を最適化することができます。
たとえば、ユーザーがモバイル端末で検索広告をクリックし、その後パソコンでコンバージョンを達成することがあります。このような場合、モバイル端末上の有料検索広告がコンバージョンにつながったことを示すには、クロスデバイス コンバージョンを組み込む必要があります。入札戦略内でクロス環境コンバージョンを使用するように指定すると、モバイル向け広告、パソコン向け広告、タブレット向け広告の入札単価を入札戦略が決定する際に、このようなクロスデバイス コンバージョンが考慮されるようになります。これにより、入札戦略は、コンバージョン数や収益の目標に基づいて、最適な入札単価調整の推奨値を提示したり、自動的に適用したりできるようになります。
新しい入札戦略やコンバージョン目標の場合、デフォルトで Floodlight クロス環境コンバージョンを使用し、デバイス、リマーケティング ターゲット、地域ターゲットの入札単価調整を最適化します。
既存の入札戦略の場合、クロス環境コンバージョンを追加して、入札単価の自動設定や推奨値の提示を行う際にクロス環境コンバージョンのデータを使用するように設定できます。
既存のコンバージョン目標の場合、編集してクロス環境コンバージョンを追加することはできません。新しいコンバージョン目標を作成して、元のコンバージョン目標と同じコンバージョンを使用し、クロス環境コンバージョンを追加してください。コンバージョン目標をサポートしている機能内で新しいコンバージョン目標を作成する手順についてご確認ください。