掲載結果を分析する

Smart Bidding 戦略の掲載結果を正確に評価するには、入札戦略の推奨値を適用してから少なくとも 3 週間は待つ必要があります。この程度の時間をかけることで、入札戦略での観察、調整、調整結果への対応が十分に行われます。

最初の 3 週間で行われることは次のとおりです。

• 1 週目: 開始時の学習処理: 掲載結果を観察するのに十分なトラフィックを取得することと、可能性が不明な単価調整可能な項目に対して妥当な支出を行うことのバランスを取ろうと試みます。
• 2 週目と 3 週目: 観察、調整を行い、調整結果に対応します。

掲載結果のベースラインを決定するにあたっては、推奨入札戦略によって下記を達成できるようにします。

• 現在の平均 CPA、ERS、または ROAS より低い ROI 目標で、個別単価設定と同様のコンバージョン数
• 同様の平均 CPA、ERS、または ROAS での個別単価より、多くのコンバージョン数

入札戦略の掲載結果の指標を表示する

検索広告 360 では、入札戦略について多様な指標が用意されています。掲載結果を評価する際には、以下の手順で始めましょう。

1. 入札戦略のコンバージョン数をレポートする列を作成します。

   入札戦略の対象に応じて、下記を行います。

   • Floodlight アクティビティ: 対象とするアクティビティを含む Floodlight アクティビティ列を作成します。
   • Google アナリティクスの目標: 対象とする目標を含む Google アナリティクス アクティビティ列を作成します。
   • 数式列: 追加の列を作成する必要はありません（この列は後の手順でレポートに追加します）。
2. 入札戦略の掲載結果の詳細を表示します。
   1. 広告主に移動します。
   2. 左パネルで [入札戦略] をクリックします。
   3. [入札戦略] 列で入札戦略の名前をクリックします。
   4. [キャンペーン] タブをクリックします。
3. 入札戦略で対象とするコンバージョンを含む Floodlight 列、Google アナリティクス アクティビティ列、または数式列を追加します。
4. ページの右上に表示される期間選択ツールから、次のように操作します。
   1. 入札戦略を適用してから 1 週間後に始まる期間を選択します。
   2. [過去と比較] チェックボックスをオンにして、入札戦略を適用する直前の期間を選択します。
   3. 必ず同じ長さの期間を選択します。たとえば、3 週間前に入札戦略を適用して 2 週間前から掲載結果を確認している場合、現在の掲載結果と 5～3 週間前の掲載結果を比較します（入札戦略を適用した後の最初の週は除外してください）。
   4. [適用] をクリックします。
5. 掲載結果の概要グラフの下にあるスコアカードに、掲載結果の変化が表示されます。

目標を調整する

推奨入札戦略の結果を分析してベースラインを決定したら、小さな調整を繰り返して、掲載結果のさらなる改善が可能かどうかを確かめることができます。入札戦略の予測では、目標の積極性の度合いによって実現可能な掲載結果が表示されるため、変更を加える際に役立ちます。

入札戦略の予測を表示する

検索広告 360 では、入札戦略のアクティビティの十分な観察後に予測が自動的に生成されます。こうした予測は、現在の ROI 目標、コンバージョン数（または収益額）、費用を示します。予測を利用して入札戦略の目標をテストし、コンバージョン数や費用に対して生じる可能性のある影響を確認できます。

入札戦略予測の表示について詳細をご確認ください。

小さな変更を加えて評価を行う

入札戦略の目標を変更する場合、小さな変更（たとえば、現在の目標との差が 30% 未満）を加えてから、1 週間後に再び掲載結果と予測を確認します。費用とコンバージョンが理想的なバランスになるまで、継続して 1～2 週間に 1 回のペースで小さな変更を加えていきます。