検索広告 360 の使用停止をお考えの場合は、まず検索広告 360 の担当者にご相談ください。検索広告 360 での操作に影響を与えている可能性がある問題の解決に努めます。
それでも使用停止をご希望の場合は、次の手順を行ってください。これは不要な結果を防ぐために非常に重要です。
使用停止の手順の概要
以下に示すのは、検索広告 360 の使用を停止するために必要な全手順の概要です。各手順のリンクをクリックすると、詳しい方法を確認できます。
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スケジュールに基づく編集などの検索広告 360 の自動プロセスを削除または一時停止します。
こうすると、使用停止プロセスが完了する前に検索広告 360 によってエンジンでの新規変更が上書きされるのを防ぐことができます。 -
検索広告 360 のクリックサーブ URL を削除します。
共有テンプレートを使用しているアカウントからクリックサーブ URL を削除する手順と、共有テンプレートを使用していないアカウントからクリックサーブ URL を削除する手順は異なります。 -
各エンジン アカウント内で、API アクセスを許可したアプリケーションのリストから検索広告 360 を削除します。
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すべてのエンジン アカウントの使用を停止したら、サポートチームに連絡して、検索広告 360 内の広告主を無効にします。
Google アナリティクスのリンクを解除する
広告主を Google アナリティクスのプロパティにリンクしていた場合、その広告主をカスタマー サポート チームが無効にすると、リンクは使用されなくなります。
広告主の無効化をカスタマー サポートに依頼せずに、ご自身ですべてのエンジン アカウントを削除する場合は、Google アナリティクス プロパティとのリンクを解除する手順もご自身で行っていただく必要があります。リンクを解除することで、今後は Google アナリティクスから検索広告 360 にデータが送信されなくなります。
検索広告 360 の自動プロセスを削除または一時停止する
以下の検索広告 360 の自動プロセスが広告主で有効になっている場合、該当する自動プロセスを削除または一時停止します。
2020 年 6 月 29 日より、同期のスケジュール設定をそれまでにオンにしていた、または新たにオンにする方は、以降オフにすることができなくなります。同様に、Conversion API をそれまでに有効にしていた方は、以降無効にすることができなくなります。
2021 年 2 月 1 日より、検索広告 360 では、同期のスケジュール設定をまだオンにしていない、または Conversion API をまだ有効にしていないすべての方に対して、自動的に同期のスケジュール設定がオンになり、Conversion API が有効になります。
アカウントを削除すると、すべての同期が停止します(スケジュール設定された同期も含む)。
自動プロセス | 自動プロセスの削除手順または一時停止手順 |
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改良版の在庫キャンペーン |
在庫プランを一時停止します。
在庫プランを一時停止すると、プランによって生成されたキャンペーンの更新が停止します。生成されたキャンペーン自体は一時停止しません。使用停止後にエンジン アカウントを検索広告 360 に再び追加した場合、アップグレード版の以前の在庫キャンペーンはすべて手動キャンペーンとして扱われますが、在庫管理を復元できます。 |
ショッピング キャンペーン最適化機能 | ショッピング キャンペーン内の商品グループの自動細分化を停止します。 |
地域ターゲティング最適化機能 | Google 広告キャンペーンの地域ターゲティングの最適化をオフにします。 |
入札戦略 |
入札戦略を削除または一時停止します。
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スケジュールに基づくアップロード |
すべてのアップロードをキャンセルします。
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スケジュールに基づくレポート |
すべてのスケジュール設定済みレポートを削除します。
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スケジュールに基づく編集 |
スケジュールに基づく編集をすべて削除します。
スケジュールに基づく編集を一時停止した場合、広告主やアカウントを削除しても、ルールがスキップされたことを知らせる通知が引き続き届きます。
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自動化ルール |
すべての自動化ルールを削除します。
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検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する
サポートされているエンジンと「その他のエンジン」のすべてのアカウントから、検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する必要があります。
共有テンプレートを使用しているアカウントから検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する
- エンジンにログインします。
Google 広告や Microsoft Advertising などのエンジンにログインします。 - アカウント内のすべてのトラッキング テンプレートから検索広告 360 クリックサーブ URL を削除します。クリックサーブ URL は、
https://clickserve.dartsearch.net/link/
で始まりds_dest_url=
で終わる URL です(下記の例を参照)。検索広告 360 が管理するアカウントには、アカウント単位のトラッキング テンプレートのほか、ユーザーが作成した各 URL テンプレート用のトラッキング テンプレートも含まれています。たとえば、検索広告 360 内で各キャンペーン用の URL テンプレートを作成した場合は、Google 広告内で下記のトラッキング テンプレートから検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する必要があります。
- アカウント単位のトラッキング テンプレート
- キャンペーン単位のトラッキング テンプレート
キーワード単位の URL テンプレートを作成した場合は、キーワード単位のトラッキング テンプレートも編集する必要があります。
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キーワード、動的広告ターゲット、サイトリンクごとに、カスタム パラメータ(検索広告 360 がトラッキング用に作成したもの)を削除します。カスタム パラメータの名前は、ターゲティング項目のタイプによって異なります。
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dssagcrid: 広告、キーワード、商品グループ、動的広告ターゲットに使用されます。
- dssftfiid: サイトリンクに使用されます。
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ヒント: 一括編集ツール(Google 広告エディタや Google 広告スプレッドシートなど)を使用すると、アカウント内のすべてのトラッキング テンプレートとカスタム パラメータを編集できます。
例
例: キャンペーンのトラッキング テンプレート
使用停止前後の Google 広告一括送信シートの行の例を以下に示します(検索広告 360 の URL テンプレートを使用していないアカウントの場合)。
[Campaign] 列 | 使用停止前 | 使用停止後 |
---|---|---|
トラッキング テンプレート | https://clickserve.dartsearch.net/link/click? |
{unescapedlpurl} |
例: キーワード(トラッキング テンプレートあり)
使用停止前後の Google 広告一括送信シートの行の例を以下に示します(検索広告 360 の URL テンプレートを使用していないアカウントの場合)。
キーワードの列 | 使用停止前 | 使用停止後 |
---|---|---|
トラッキング テンプレート | https://clickserve.dartsearch.net/link/click? |
{unescapedlpurl} |
カスタム パラメータ | {_dssagcrid}=lid=43700006138899296 |
|
最終ページ URL | https://www.example.com/shoes |
https://www.example.com/shoes |
例: キーワード(トラッキング テンプレートなし)
下記に、Google 広告一括送信シートの別の行の一部を示します。この例では、この行のキーワードに対して、キーワード単位の検索広告 360 URL テンプレート「https://example.tracker.com/?c_id=123&t_url={escapedlpurl}
」が指定されていました。
キーワードの列 | 使用停止前 | 使用停止後 |
---|---|---|
トラッキング テンプレート | ||
カスタム パラメータ | {_dssagcrid}=lid=43700006138899296 |
|
最終ページ URL | https://www.example.com/shoes |
https://www.example.com/shoes |
共有テンプレートを使用していないアカウントから検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する
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(省略可)キーワードから検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する場合は、エンジン アカウントのパラメータ処理設定を [完全な URL(未エンコード)を含める] に変更することをおすすめします。
この設定により、元のランディング ページ URL がクリックサーブ URL の
ds_dest_url
パラメータにコピーされます。設定が変更されると、検索広告 360 は次のようなクリックサーブ URL を使用してすべてのキーワードを再入稿します。
https://clickserve.dartsearch.net/link/click?lid=43700001234567890&ds_s_kwgid=58700000012345678
&ds_e_adid={AdId}&ds_url_v=2&ds_dest_url=
https://www.example.com?staticQuery=1&dynamic={MatchType}&anotherStaticQuery=2 -
エンジン アカウントにログインして、キーワードのリンク先 URL など、検索広告 360 トラッキング URL を使用している可能性があるすべてのオブジェクトから検索広告 360 クリックサーブ URL(
ds_dest_url=
より前の部分すべて)を削除します。
例:
クリックサーブ URL を削除する前のランディング ページ | クリックサーブ URL を削除した後のランディング ページ |
---|---|
https://clickserve.dartsearch.net/link/click |
http:// |
「その他」のアカウントから検索広告 360 クリックサーブ URL を削除する
エンジン内で、広告やキーワードなどのトラッキング対象から、リンク先 URL として設定していた検索広告 360 クリックサーブ URL をすべて削除します。
検索広告 360 でエンジン アカウントを無効にする
検索広告 360 内で、エンジン アカウントのステータスを [削除済み] に変更します(変更できるのは、代理店マネージャーまたは広告主マネージャーの権限を持つ検索広告 360 ユーザーに限られます)。
注意: 一度アカウントを削除すると、広告主に対してそのアカウントを再開することはできません。
検索広告 360 の API アクセス権を削除する
使用停止するエンジン アカウントのタイプに応じて、次の処理を行います。
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Google 広告: Google 広告にログインして、クライアント マネージャー DoubleClick - DS3 へのアクセスを終了します。
アカウントのアクセス権限を削除する方法については、Google 広告ヘルプセンターの記事をご覧ください。 -
Microsoft Advertising: Microsoft アカウントにログインして、Microsoft Advertising エンジン アカウントの設定時に許可した検索広告 360 の OAuth アクセスを取り消します。
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Yahoo! JAPAN: Yahoo! JAPAN にログインして、ユーザー名を無効にするか、検索広告 360 にリンクしているエンジン アカウントのユーザー名のパスワードを変更します。
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バイドゥ: バイドゥのデベロッパー コンソール(http://dev2.baidu.com)にログインして、パーソナル センターに移動し、[reset API token] をクリックします。これにより、アカウントに関連付けられた検索広告 360 の API アクセスの承認が解除されます。
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Yahoo! Gemini: Yahoo! Gemini にログインして、Yahoo! Gemini エンジン アカウントの設定時に許可した検索広告 360 の OAuth アクセスを取り消します。