Google Nest 製品を使用すると、エネルギーを節約する、自宅の安全を守るなど、さまざまなことができます。これを可能にする理由の一つとして、情報を収集してクラウドに送信していることが挙げられます。この記事では、Google Nest のようなコネクテッド製品を、周囲の人のプライバシーを尊重しつつ慎重に使用するためのヒントをご紹介します。
上記のようなメリットを実現できる理由は、「スマート」デバイスである Google Nest 製品には、周辺環境から情報（動画、動き、温度など）を収集するセンサーが搭載されており、インターネットに接続してモバイル通知などの高度な機能を実行しているためです。
これは、スマート デバイスが情報を収集してクラウドに送信しているということでもあります（詳しくは、下記をご覧ください）。この情報には、あなたについての情報だけでなく、スマート デバイスの周辺環境にいる他人に関する情報も含まれます。たとえば、カメラがオンになっている場合、カメラの視界内にいるすべての人物が撮影されます。
Google Nest 製品のようなスマート デバイスを使用する際に他人のプライバシーを尊重するためのヒントを以下にご紹介します。
- プライバシーに関しては、「自分がされたら困ることを他人にしない」という鉄則を覚えておきましょう。
- カメラまたはビデオドアホンの場合:
- カメラまたはビデオドアホンの設置場所をご自分で管理してください。カメラまたはビデオドアホンを適切に使用する責任はあなたにあります。
- 地域によっては、カメラやビデオドアホンの設置が許可される場所、動画の撮影や音声の録音が可能かどうか、生体認証機能（Google Nest の人物認識アラートなど）を有効にした状態で他人を記録する際に具体的な同意を得る必要があるかどうかなどを制限する、特定の法律が定められています。公共の通路や近隣の私有地を記録することは避けて、人物認識アラートを使用する際には訪問者の同意を得ることをおすすめします。カメラのヒンジやビデオドアホンの角度調整用パーツを使って、カメラの視界を適切に調整します。必ず地域の要件を把握して遵守してください。
- 人々が特に許可していない限り、浴室や寝室など、プライバシーに関して高い期待が寄せられる場所は記録しないでください。
- 自分以外の人が記録されている動画や音声は、共有する前に許可を求めてください。
- 情報を収集するのはカメラだけではありません。たとえば、スマート サーモスタットは、エネルギーを節約できるように、誰かが家にいるかどうかを判別できます。スマート煙探知機は、通路を照らせるように、ユーザーが下を通過しているかどうかを判別できます。ルームメイト、ゲスト、賃借人がこれらの機能を気にするかどうか不明な場合は、聞いてみてください。
- ゲストの権利には特に注意を払ってください。家への訪問がどれほど楽しくても、あなたの家にいるときに撮影されたり記録されたりすることを望んでいないかもしれません。カメラやビデオドアホンに録画機能がある場合は、ゲストに知らせておくことをおすすめします。繰り返しになりますが、地域の法律が適用される場合は、カメラやビデオドアホンを使用していることをゲストに知らせる通知を表示したり、地方自治体から許可を得て宣言したりする必要があります。
- 賃借人の権利を尊重してください。特に賃貸期間が長期にわたる場合は、賃貸している部屋に設置するスマート デバイスのアカウント所有者を賃借人にすることを検討してください。一般に、スマート デバイスは、そのデバイスとともに生活する人が使用するように想定されています。
Google アカウントを使用して Google Nest 製品を管理している場合、製品の使用には Google 利用規約と補足的な Nest 利用規約が適用されます。また、データの取り扱いについては、プライバシー ポリシーに記載されています。
Nest アカウントを使用して Google Nest 製品を管理している場合、製品の使用には Nest 利用規約が適用されます。また、データの取り扱いについては、プライバシー ステートメントに記載されています。
詳しくは、プライバシーに関するよくある質問: Google Nest をご覧ください。ご家庭でのプライバシーを保護する Google の取り組みについてもご覧ください。