この記事では、リーチ プランナーのテレビデータを使用して YouTube メディアプランを作成する方法について説明します。リーチ プランナーは、一部の国でご利用いただけます。
リーチ プランナーでテレビデータを使用して、キャンペーン目標を予測し、テレビ、YouTube、Google 動画パートナーを含むメディアプランの推定総リーチ、フリークエンシー、ターゲット視聴率(TRP)を比較できます。
はじめに
- リーチ プランナーでは、メディアプランの比較曲線とプラン曲線の 2 つの曲線のグラフが表示されます。これらの曲線は、YouTube とテレビを使ったメディアプランで達成できる推定総リーチを表します。グラフの上のダッシュボードに、推定のリーチできるターゲット、平均フリークエンシー、CPM、ターゲット視聴率、ターゲット視聴率単価が曲線ごとに表示されます。
- メディアプランで YouTube とテレビの予算、リーチ率、割り当てを調整するには、[プランの調整] 欄(リーチ プランナーの右側)を使います。また、リーチ曲線上の任意のポイントを選択すると、メディアプランの合計予算を調整することもできます。
- リーチ曲線に加え、[コンバージョン]、[テレビの視聴者]、[ユーザー属性] を選択すると、メディアプランをコンバージョン、テレビの視聴者、ユーザー属性の内訳で表示して他のキャンペーンと比較できます。
手順
テレビデータを含むメディアプランを作成する
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- セクション メニューで [プランニング] プルダウンをクリックします。
- [リーチ プランナー] をクリックします。
- プラスボタン をクリックして、新しいメディアプランを作成します。
- [国 / 地域] と [通貨] を選択します。
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注: ターゲット市場がテレビのプランニングに対応していない場合、[YouTube と地上波 TV] のチャネルを選択することはできません。
- リーチ プランナーが YouTube と地上波 TV 向けに最適化されている場合は、ステップ 7 に進みます。
- リーチ プランナーが最適化されていない場合は、メディアプランのチャネルとして [YouTube と地上波 TV] を選択します。
- メディアプランの設定を以下から選択します。
- 期間: メディアプランの期間を選択します。1~92 日の範囲で指定できます。
- ユーザー属性(省略可): ターゲット ユーザーの理想的な年齢と性別を選択します。プランのリーチできるターゲットは、ターゲットのユーザー属性に対して測定されます。
- リーチ プランナーで、未成年者や 13 歳~17 歳の層をターゲティングすることはできません。年齢によるターゲティングは 18 歳以上に限定されています。
- サブエリア(省略可): 特定の都道府県や市区町村、tv 地域、大都市圏をターゲットにするには、[サブエリア] プルダウンをクリックします。この設定は、一部の国と地域でのみ選択できます。
- 最適化シナリオ:
- テレビの予算の一部を YouTube に再配分する: 地上波 TV と YouTube の予算を最適化して、リーチとフリークエンシーを高めます。
- TV の予算は変更せずに YouTube の予算を追加する: 地上波 TV の予算に加え、YouTube の予算の配分を増やします。このオプションを選択し、[YouTube キャンペーン] で YouTube の予算の予定額を入力します。
- [TV の予算は変更せずに YouTube の予算を追加する] を選択した場合は、[YouTube キャンペーン] で YouTube の予算を指定します。
- 最適な広告ミックスと目標を選択します。
- 認知度 - 効率的なリーチ: ご希望の予算で予測されるリーチを増やす広告フォーマットの組み合わせが提案されます。
- 認知度 - 効率的な動画再生完了: 認知度の向上を目的とした動画広告フォーマットを使用して、ブランドや商品の認知度を高めることができます。
- 比較検討 - 視聴回数の最大化: 予想される視聴回数を増やすプロダクト構成が提案されます。
- アクション - オンライン コンバージョン: 自動化された 1 つの動画キャンペーンで、売上、見込み顧客、ウェブサイトのトラフィックなどのコンバージョンを増やすことができます。
- 独自に作成: メディアプランの広告フォーマット、料金設定オプション、予算を選択する場合は、このオプションを選択します。広告フォーマットを追加するには、[広告フォーマットの追加] をクリックします。
- この目標に応じてプランページの指標が決まります。プランページで調整を加えることができます。
- [テレビ キャンペーン] で、メディアプランのテレビの構成部分に使用する過去のテレビデータを追加します。以下を選択できます。
- サンプル キャンペーン: リーチの指標や費用などが類似した過去のテレビ キャンペーンの平均値を、サンプルとして参考にすることができます。作成中のメディアプランと類似する過去のテレビ キャンペーンがお客様のブランドにない場合は、このオプションを選択します。
- 特定のキャンペーン: お客様のブランドが過去 1.5 年間に実施したテレビ キャンペーンから選択します。リーチ プランナーで使用されるのは、プランと同じ期間にあたるキャンペーン データです。詳細設定を使用して、リーチ プランナーがキャンペーン情報を取得する日付を調整します。
- [特定のキャンペーン] を選択した場合は、キャンペーンのサイズ(「費用」または「TRP」)を上書きし、料金設定を変更することで、テレビデータの費用に関する情報を調整します。キャンペーンを 1 つ以上選択して、[テレビ キャンペーンを追加] をクリックします。
- テレビの CPM、TRP や CPP あたりの費用を上書きするか、キャンペーンの規定料金に割引を追加することで、料金設定を調整します。リーチ プランナーに使用されるテレビ測定データは、広告キャンペーンの割引前の費用に関する情報です。この費用は一般に「規定料金」と呼ばれます。
- [予測を表示] をクリックします。リーチ プランナーで、YouTube とテレビを含むメディアプランが作成されます。デフォルトのプランとして提示されるのは、メディアプラン全体のリーチを最大化するために推奨される、テレビと YouTube の予算配分です。リーチ曲線の下にあるキャンペーン設定の表まで下にスクロールし、プランページで [オンターゲット リーチ] と [オンターゲット インプレッション数] の指標にカーソルを合わせると、共視聴の影響を確認できます。リーチ プランナーの指標に関する詳細
- (省略可)メディアプランを保存する前に CSV ファイルにエクスポートするには、右上にあるその他のオプション アイコン をクリックし、[ダウンロード(.csv)] を使用します。CSV ファイルには、メディアプランに最後に保存された情報と詳細な指標が保持されます。オンターゲット リーチ、オンターゲット インプレッション数、オンターゲット フリークエンシー、TRP の指標を確認すると、CSV ファイルでの共視聴の影響を確認できます。
- 上部のバーの右上にある [コピー] をクリックして、メディアプランを別のメディアプランと比較することもできます。
- メディアプランの概要を Google スライドにエクスポートできます。詳しくは、リーチ プランナーから Google スライドにメディアプランをエクスポートする方法をご覧ください。
- メディアプランを保存するには、[保存] をクリックしてからプランの名前を入力します。完了したら [コピーを保存] をクリックします。
メディアプランを保存すると、リーチ プランナーから再びアクセスできます。保存済みのメディアプランを開く際、予測を更新すると、テレビ視聴者のリーチ曲線、ユーザー属性、リーチとフリークエンシーの推定値を確認できます。
プランページをカスタマイズする
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- セクション メニューで [プランニング] プルダウンをクリックします。
- [リーチ プランナー] をクリックします。
- 既存のプランをクリックするか、新しいプランを作成します。
- スコアカードをカスタマイズします。
- スコアカードの右上にある [指標] プルダウン メニューをクリックし、[カスタム指標] を選択します。
- スコアカードで確認する指標を選択します。
- 右側で指標をドラッグ&ドロップすると、表で指標の位置を並べ替えることができます。
- [適用] をクリックします。
- グラフの下にあるキャンペーン表の表示項目を変更します。
- 表のツールバーの右上にある [表示項目] をクリックします。
- 表で確認する指標を選択します。
- 注: [認知度] の表示項目はデフォルトで設定されています。
- 右側で指標をドラッグ&ドロップすると、表で指標の位置を並べ替えることができます。
- [適用] をクリックします。
- カスタム プランページを確認します。
テレビデータを含むメディアプランを確認する
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- セクション メニューで [プランニング] プルダウンをクリックします。
- [リーチ プランナー] をクリックします。
- 表内のメディアプランをクリックして開きます。保存済みのメディアプランを開くと、選択した期間中におけるメディアプランの予測の詳細がすべて表示されます。また、予測が保存された日付も表示されます。
- 終了したメディアプランを開くと、メディアプランの過去の予測が表示されます。
- 進行中のメディアプランを開くと、プランを編集するオプションが表示されます。
- メディアプランの詳細と指標(リーチできるターゲットや CPM など)を確認します。リーチ プランナーの指標に関する詳細
- (省略可)メディアプランを CSV ファイルにエクスポートするには、右上にあるその他のオプション アイコン をクリックし、[ダウンロード(CSV)] をクリックします。CSV ファイルには、メディアプランに最後に保存された情報と詳細な指標が保持されます。
- 上部のバーの右上にある [コピー] をクリックして、メディアプランを別のメディアプランと比較することもできます。
- メディアプランの概要を Google スライドにエクスポートできます。詳しくは、リーチ プランナーから Google スライドにメディアプランをエクスポートする方法をご覧ください。
テレビデータを含むメディアプランを編集する
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- セクション メニューで [プランニング] プルダウンをクリックします。
- [リーチ プランナー] をクリックします。
- 表内のメディアプランをクリックして開きます。メディアプランが進行中の場合は、編集することができます。
- [予測を更新] をクリックして、メディアプランの予測を同じ設定で更新します。予測を更新することを選択した場合、メディアプランの新しい予測が生成されます。新しい予測を保持するには、メディアプランをもう一度保存する必要があります。
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- メディアプランのすべての広告フォーマットの設定を編集する手順は次のとおりです。
- 地域: 上部のバーの [地域] プルダウンを選択し、サブエリアをメディアプランに含めるか、除外します。
- 期間: 上部のバーにある [期間] プルダウンから期間を選択します。1~92 日の範囲で指定できます。
- ターゲットのユーザー属性: ターゲット ユーザーの理想的な年齢層と性別を選択します。プランのリーチできるターゲットは、ターゲットのユーザー属性に対して測定されます。
- フリークエンシー キャップ: 上部のバーの [フリークエンシー キャップ] プルダウンから目的のフリークエンシー キャップと期間を選択します。
- 広告フォーマットの設定を個別に編集するには、メディアプランの YouTube 広告フォーマットの横にある [編集] ボタンをクリックします。
- 全般設定: メディアプランの予算、目標インプレッション単価、ネットワークを更新します。
- 料金設定: [オークション]、[純広告]、または [レート表] を選択します(選択できるオプションは、キャンペーンのタイプによって異なります)。
- ネットワーク: [ディスプレイ ネットワークの動画パートナー(GVP)] チェックボックスをオンにして、Google 動画パートナーを広告フォーマットのターゲティングに含めるか、除外します。
- 地域とユーザー層: 広告フォーマットの地域とユーザー属性を変更します。この設定は、広告フォーマットの現在のメディアプラン設定を上書きする場合にのみ使用してください。
- 期間とフリークエンシー キャップ: メディアプランの期間とフリークエンシー キャップを変更します。この設定は、広告フォーマットの現在のメディアプラン設定を上書きする場合にのみ使用してください。
- オーディエンス: アフィニティ、ライフイベント、データ セグメント、カスタム セグメント、購買意向の強いオーディエンスを YouTube 広告申込情報にのみ追加できます。この場合、Google オーディエンス ターゲティングが YouTube 広告申込情報のみに適用されますが、テレビを使った YouTube メディアプランで報告の対象となるオーディエンスは変わりません。
- Lineups: セグメントがあらかじめ定義されているため、最も関連性の高いコンテンツでオーディエンスにリーチできます。Lineups には、季節的なイベント、旅行、スポーツ、メディアとエンターテインメント、美容とファッション、ビデオゲームなど、さまざまなジャンルがあります。
- 子供の有無: 子供あり、子供なし、または現在の子供の有無が不明なユーザーをメディアプランに含めるか、除外します。
- デバイス: パソコン、タブレット、モバイル、インターネット テレビ デバイスをメディアプランに含めるか、メディアプランから除外します。
- コンテンツの除外設定と広告ポリシー: 予測に含まれているアカウント単位のコンテンツの除外と広告掲載のポリシーを確認します。
- メディアプランのすべての広告フォーマットの設定を編集する手順は次のとおりです。
- 変更が完了したら、[適用] をクリックします。
- [最適化] を選択すると、テレビと YouTube の推奨予算が提示され、新しい設定でリーチを最大化できます。
- (省略可)リーチ曲線の下にある表に移動し、プラスボタン をクリックして、メディアプランに新しい広告フォーマットを追加します。
- [広告フォーマットの追加] をクリックし、プルダウンから広告タイプを選択します。
- 予算の予定額を入力します。
- [適用] をクリックします。
- ゴミ箱アイコン を選択すると、YouTube の広告フォーマットを削除できます。
- 編集したメディアプランを保存するには、[保存] をクリックします。
- 編集したメディアプランを個別に保存するには、[コピー] をクリックしてから、プランの名前を入力します。完了したら [コピーを保存] をクリックします。
- メディアプランをダウンロードまたは削除するには、リーチ プランナーの右上にあるその他のオプション アイコン をクリックし、メニューからオプションを選択します。
リーチ プランナーを使用すると、新しい動画アクション キャンペーン(VAC)でインプレッション数、リーチ、コンバージョン ベースの指標を予測できます。パフォーマンス プランナーは、過去のデータに基づいて既存の動画アクション キャンペーンのパフォーマンスを予測するのに適しています。新規の動画アクション キャンペーンでリーチ プランナーを使用する: 特定のクリエイティブ、ランディング ページ、コンバージョンの種類、およびターゲット オーディエンスとコンテンツにどの程度それらが共鳴しているかについてのシグナルがなくても機能します。リーチ プランナーは、リーチやフリークエンシーなど、コンバージョンベースではない指標を予測する機能も提供します。