構文: Dfunction(Database_arr、Field_str|num、Criteria_arr)
Dfunction の部分には、次のいずれかが入ります。
- DAVERAGE
- DCOUNT
- DCOUNTA
- DGET
- DMAX
- DMIN
- DPRODUCT
- DSTDEV
- DSTDEVP
- DSUM
- DVAR
- DVARP
型: データベース
データベース関数は、データベースのように Google シートを使用して構造化データを保持している場合に特に便利です。データベース関数 Dfunction は、データベース テーブルとみなされるセル範囲について、対応する関数の計算を行います。データベース関数では、次の 3 つの引数を使用します。
- Database_arr は、範囲、埋め込み配列、または先頭行以降の各行がデータベース レコード、各列がデータベース フィールドになるように構造化された配列式により生成された配列です。先頭行には各フィールドに対するラベルが入ります。
- Field_str|num は、平均化する値を含む列(フィールド)を示します。 これはフィールド名(テキスト文字列)か列番号で表すことができます。その場合、左端の列が 1 となります。
- Criteria_arr は、範囲、埋め込み配列、または先頭行に条件が適用されるフィールド名が含まれ、二行目以降に条件テストが含まれるように構造化された配列式により生成された配列です。
Criteria の先頭行はフィールド名を示しています。Criteria の隔行は、対応するフィールドの制約を表す条件を示しています。制約は例示照会表記を使用して記述され、照合値、または比較演算子と比較値の組み合わせを含めることができます。たとえば、「チョコレート」、「42」、「>= 42」、「<> 42」などを制約として使用できます。空白のセルは、対応するフィールドに対する制約がないことを意味します。
すべての条件(条件の行の制約)が満たされる場合、条件とデータベース行は一致します。少なくとも 1 つの条件がデータベース行と一致する場合、かつ一致する場合に限り、データベース行(レコード)は Criteria を満たします。複数の制約を同時に適用できるよう、同じフィールド名が Criteria 範囲に複数回記述されることがあります(例: 温度 >= 65 と温度 <= 82 など)。
DGET は、値を集計しない唯一のデータベース関数です。この DGET は、1 つのレコードが Criteria に一致する場合にのみ、2 番目の引数で指定されたフィールドの値を返します(VLOOKUP と同様です)。それ以外の場合は、一致が存在しないことを示すエラーまたは複数の一致が存在することを示すエラーが返されます。