すべてのユーザーにとって安全かつ適切な広告掲載を維持するため、Google 広告のポリシー、Google アド マネージャーのポリシー、エクスチェンジのポリシーに沿ってクリエイティブの審査が行われます。ほとんどの場合、審査は 1 営業日以内に完了します。クリエイティブの審査で不承認となったクリエイティブは配信されません。
クリエイティブの審査のしくみ
クリエイティブを作成または編集すると、審査プロセスが自動的に開始されます。アセットやランディング ページなど、クリエイティブに含まれるすべてのコンテンツが審査されます。このプロセスの間、クリエイティブのステータスは [保留中] となります。この審査は通常 8 時間以内に完了します。クリエイティブの配信を開始するには、この審査が完了していることが最低条件です。クリエイティブのステータスが [保留中] の場合は、審査の開始時間をもとに、審査がいつ終わるかを推測できます。
クリエイティブが審査を通過すると、ステータスが [配信可能] または [承認済み] に変わり、配信を開始できるようになります。審査中に問題が見つかった場合、ステータスが [不承認] に変わります。これは配信できないことを意味します。クリエイティブが不承認となった場合、クリエイティブの承認に向けた対処方法などのフィードバックが返されます。
有効な広告申込情報に割り当てられたクリエイティブは、Google と審査プロセスを伴う他のエクスチェンジにより追加審査の対象となることがあります。制限されている商品やサービスがクリエイティブに含まれる場合は、配信前に手動による審査を受けることがあります。手動による審査には通常 1 営業日かかります。
既存のクリエイティブを変更すると、クリエイティブは自動的に審査に送られ、プロセスがもう一度開始されます。
クリエイティブを配信できるタイミング
- クリエイティブのステータスが [配信可能] または [承認済み] になると、配信を開始できます。
- 残りの審査プロセス中は配信が継続され、クリエイティブが最終的に不承認となった場合のみ配信が停止されます。
ディスプレイ&ビデオ 360 や他のエクスチェンジの審査で確認される内容
クリエイティブの審査は、ディスプレイ&ビデオ 360 のクリエイティブ審査チームと、他のアド エクスチェンジにおける独自の審査プロセスによって行われます。クリエイティブの審査では、少なくとも次の項目が確認されます。
- 不正なソフトウェア(マルウェア)
- 第四者呼び出し
- HTTP Cookie
- テクノロジーの宣言
- ランディング ページの品質、言語、コンテンツ
- Flash
- SSL 対応
- 制限付きのカテゴリ
- ポリシーの準拠に関するその他の項目
詳しくは、Google 広告のポリシーとエクスチェンジ別のクリエイティブ承認プロセスをご覧ください。
クリエイティブの審査プロセスが再度行われる理由
クリエイティブの審査が開始されない変更
- 下書きを作成、保存する
- クリエイティブの名前を編集する
- メモを追加、編集する
- アラビア語(現代標準)
- ブルガリア語
- 中国語(簡体字)
- 中国語(繁体字)
- クロアチア語
- チェコ語
- デンマーク語
- オランダ語
- 英語
- フィリピン語
- フィンランド語
- フランス語
- ドイツ語
- ギリシャ語
- ヘブライ語
- ヒンディー語
- ハンガリー語
- インドネシア語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- マレー語
- ノルウェー語
- ポーランド語
- ポルトガル語
- ルーマニア語
- ロシア語
- スロバキア語
- スペイン語
- スウェーデン語
- タイ語
- トルコ語
- ウクライナ語
- ウルドゥー語
- ベトナム語
審査ステータス
クリエイティブが受ける審査には 2 種類あります。ディスプレイ&ビデオ 360 の審査は自動的に行われ、すべてのクリエイティブに必須です。エクスチェンジの審査は、独自の審査プロセスを設けているエクスチェンジをターゲットとする広告申込情報にクリエイティブを割り当てた場合にのみ開始されます。各審査のステータスについて詳しくは、以下をご覧ください。
ディスプレイ&ビデオ 360 の審査のステータス
クリエイティブを作成または編集すると、ディスプレイ&ビデオ 360 の審査が自動的に開始されます。
クリエイティブのステータスを確認する方法をご覧ください。
エクスチェンジ ステータス
エクスチェンジ ステータスは、独自の審査プロセスを設けているエクスチェンジのみを対象としています。独自の審査を設けていないエクスチェンジには、ディスプレイ&ビデオ 360 の承認を受けたクリエイティブがすぐに送信されます。
特殊なクリエイティブ タイプの審査と不承認の理由について
動画クリエイティブ動画クリエイティブ(VAST / VPAID)に対しては追加の検証が行われます。動画の検証でクリエイティブが不承認となる場合、主な理由は次のとおりです。
- クリエイティブが正常に動作せず、ディスプレイ&ビデオ 360 でプレビューできない。
- 動画の長さが見つからない。
- 複数の動画の長さが 1 つのローテーションに割り当てられている。エクスチェンジでは、各広告申込情報の動画アセットがローテーションの中でほぼ同じ長さ(誤差 10% 以内)でなければなりません。キャンペーン マネージャー 360 がホストしている動画と第三者がホストしている動画については、ローテーションの中で異なる長さ(たとえば 15 秒と 30 秒)の動画が含まれている場合や、メインのアセットとデフォルトのアセットの長さが異なる場合に却下されることがあります。
- 空の動画タグがある。キャンペーン マネージャー 360 がホストしている動画の場合は、動画クリエイティブに有効な広告が関連付けられていないと、この状況が発生する可能性があります。第三者でホストされる動画の場合は、VAST タグが空であるか、再生時間の宣言がないときに、この状況が発生する可能性があります。
キャンペーン マネージャー 360 でクリエイティブを管理している場合は、クリエイティブが最後に同期された日時が表示されます。
- クリエイティブを開きます。
- [クリエイティブのステータス] をクリックします。
- [クリエイティブの概要] セクションで、[キャンペーン マネージャー 360 の同期] の時間をチェックします。
クリエイティブが不承認になる原因として、次のようなキャンペーン マネージャー 360 プレースメントに関連付けられているケースが挙げられます。
- 無効である
- クリエイティブが割り当てられていない
- 広告が割り当てられていない
- キャンペーンの期間外にある
- 有効なリンク先 URL がない
- デフォルト広告を指定せずにターゲットを設定している
- ディスプレイ&ビデオ 360 でサポートされていないマクロを使った Key-Value タグが含まれている
クリエイティブが不承認となった理由がわからない場合は、Google マーケティング プラットフォーム サポートまでお問い合わせください。その際、クリエイティブのキャンペーン マネージャー 360 プレースメント ID をお知らせください。
プログラマティック保証型取引の広告申込情報に割り当てるクリエイティブは、アド マネージャーのポリシーに準拠している必要があります。また、クリエイティブはパブリッシャー側でも審査され、各自のポリシーと仕様に準拠しているかどうかが確認されます。プログラマティック保証型取引に割り当てられているクリエイティブがパブリッシャーの要件を満たしていない場合、クリエイティブの [クリエイティブのステータス] タブには、「取引のクリエイティブの不承認」という別の段階が表示されます。ここには、クリエイティブを不承認にしたパブリッシャーの名前も併せて表示されます。必要とされる変更の詳細は、該当のパブリッシャーにお問い合わせください。