広告申込情報に含まれる複数のクリエイティブをローテーション表示する

広告申込情報に複数のクリエイティブが含まれている場合は、広告申込情報の配信時にどのクリエイティブをローテーションで表示するかを指定できます。広告申込情報のクリエイティブが 1 つのみの場合は、ローテーションのルールは配信に影響しません。

クリエイティブのローテーションを定義する

  1. 広告申込情報の [設定] タブをクリックします。

  2. [配信の調整] セクションの [クリエイティブのローテーション] で、次のいずれかを選択します。

    • 均等: 各クリエイティブを均等かつランダムに表示します。
    • 最適化: クリック率(CTR)が最も高いクリエイティブを優先的に表示します。
    • ウェイト: 指定した比率でクリエイティブを表示します。
    • 順次: 指定した順序でクリエイティブを表示します。
  3. [保存] をクリックします。

クリエイティブのローテーションへの変更は、変更後の配信のみに反映され、過去の配信には反映されません。
たとえば、均等に配信するよう設定している広告申込情報に新しいクリエイティブを追加した場合は、その時点からすべてのクリエイティブが、過去の配信回数に関係なく均等に配信されます。

クリエイティブのローテーション設定

均等

広告申込情報に同じサイズのクリエイティブが複数ある場合に、[クリエイティブのローテーション] で [均等] を選択すると、その広告申込情報のすべてのクリエイティブが均等かつランダムに表示されます。たとえば、クリエイティブ B が表示される前にクリエイティブ A が 3 回表示された場合でも、キャンペーン期間全体ではクリエイティブ A とクリエイティブ B は均等に表示されます。
Ad Exchange の広告申込情報を使用している場合は、クリエイティブはデフォルトで均等にローテーション表示されます。

最適化

広告申込情報に同じサイズのクリエイティブが複数ある場合に、[最適化] のローテーション オプションを選択すると、クリック率の最も高いクリエイティブが約 75%、その他のクリエイティブが残り 25% の比率で配信されます。

ローテーションの配信比率は常時更新され、インプレッション数千回ごとに計算されます。25% の比率で表示されていたクリエイティブのクリック率が高くなった場合は、配信の最適化によってそのクリエイティブの配信比率が高くなります。

ウェイト

広告申込情報に同じサイズのクリエイティブが複数ある場合に、[クリエイティブのローテーション] で [ウェイト] を選択すると、各クリエイティブはそれぞれ指定した比率で表示されます。各クリエイティブの配信比率は、そのクリエイティブのウェイトをすべてのクリエイティブの合計ウェイト割った値になります。

各クリエイティブのローテーションのウェイトを設定する

  1. 広告申込情報の [クリエイティブ] タブをクリックします。
  2. 編集するウェイトをクリックします。
  3. 配信のウェイトを入力します。
  4. [保存] をクリックします。

たとえば、3 つのクリエイティブにそれぞれ 5、10、10 のウェイトを設定した場合、個々のクリエイティブの配信比率を計算するには、そのクリエイティブのウェイトを合計ウェイトで割ります。

クリエイティブ A ウェイト: 5 5/25 = 20%
クリエイティブ B ウェイト: 10 10/25 = 40%
クリエイティブ C ウェイト: 10 10/25 = 40%

指定したウェイトと異なる比率でクリエイティブが配信される場合

  • 広告申込情報のクリエイティブのうち 1 つだけ許可している場合やロードブロッキングを設定している場合、広告申込情報の [表示するクリエイティブ数] の設定がウェイトに基づく配信に影響する可能性があります。
  • 広告申込情報のクリエイティブにサイズのオーバーライドが設定されている場合や複数のサイズがある場合、広告リクエストで複数のサイズが指定されていると、ウェイトに基づく配信に影響する可能性があります。

    広告リクエストで 300x250 と 300x600 のサイズが指定されている場合、300x250 のみの広告リクエストとは異なるローテーションの組み合わせでクリエイティブが配信される可能性があります。

  • クリエイティブ レベルのターゲティングを指定している場合は、クリエイティブのウェイトを適用する前にターゲティングが考慮されます。同じ広告申込情報内で、ターゲティングが一致するクリエイティブのウェイトのみが適用されます。

    クリエイティブ レベルのターゲティングが広告リクエストと一致しない残りのクリエイティブのウェイトは適用されません。

    クリエイティブ レベルのターゲティングを指定したクリエイティブのウェイト適用例

    同じ広告申込情報に、それぞれクリエイティブ レベルのターゲティングを指定した 4 つのクリエイティブ(A、B、C、D)があるとします。クリエイティブ A と B は男性のみ、C と D は女性のみをターゲティングし、A と B のウェイトは 5、C と D は 45 に設定したとします。

    クリエイティブ A と B のウェイトは同じであるため、男性をターゲットとする広告リクエストに対して、A と B は均等に(50% ずつ)配信されます。一方、クリエイティブ C と D のターゲティングは男性をターゲットとする広告リクエストと一致しないため、C と D のウェイトは適用されません。

  • バルクまたは価格優先(非保証型)の広告申込情報では、ウェイトに基づいてクリエイティブが選択されますが、クリック率の低いクリエイティブが選択された場合は、広告申込情報が配信権を獲得できない頻度が高くなる可能性があります。これは、クリック率の低いクリエイティブが選択された場合、広告申込情報の推定 CPM が低くなるためです。これは、ウェイトに基づく配信に影響する可能性があります。

順次

クリエイティブを順番に表示する場合は、この設定を使用します(この表示方法は「ストーリーボード」と呼ばれることもあります)。詳しくは、順次ローテーションに関する記事をご覧ください。

プログラマティック直接取引では、クリエイティブのローテーションはサポートされていません
プログラマティック直接取引で利用できる機能をご確認ください。

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