Chrome 組織に参加すると、Google アカウントを使用して、組織で管理されている Chrome や Chrome OS デバイスにログインできます。管理者は特定の機能の設定や制限、拡張機能のインストール、アクティビティの監視、ユーザーの Chrome 使用の管理などを行うことができるため、Chrome ブラウザと Chrome OS デバイス全体で一貫したエクスペリエンスが提供されます。
Chrome OS デバイスで組織のアカウントを使用してログインすると、管理者設定が適用されます。
次の場合は、管理者設定とポリシーが適用されません。
- ユーザーが組織外の Google アカウント(個人の Gmail アカウントなど)にログインする場合
- ゲストとして Chrome OS デバイスにログインする場合
参加した場合の影響
Google サービスへの招待を承諾すると、Google アカウントが作成されます(アカウントをお持ちでない場合)。
すでに Google アカウントをお持ちの場合
すでに Google サービスを利用しているメールアドレスで Chrome 組織に参加した場合は、次のようになります。
一部の Google サービスを利用できなくなる
たとえば、管理対象の Chrome 組織への参加に使用したアカウントでは、YouTube、Google 広告、Google アナリティクスなどのサービスを利用できません。
Chrome データが管理対象に
Chrome プロフィールの情報(パスワード、ブックマーク、履歴など)は、管理者によって管理されるようになります。
参加する前にデータを保存可能
管理対象の Chrome で利用できないサービスの個人データを引き続き管理するには、次のいずれかを行います。
- Google データ エクスポートを使用して、データのコピーを保存します。
- アカウントのメールアドレスを変更して引き続きすべてのデータにアクセスできるようにしてから、仕事用メールアドレスを使用して新しいアカウントに登録します。
アカウントが Chrome から削除された場合は、再び自分でデータを管理できるようになる
今後管理者があなたの Google アカウントを Chrome 組織から削除した場合は、管理対象の Chrome で利用できなかったサービスを再び利用できるようになり、各サービスのデータも利用できるようになります(データはご自身のアカウントに保存されています)。
あなたの Google アカウントを管理者が管理対象アカウントに変更することがある
管理者が(組織のドメイン名の所有権を証明することで)Chrome Enterprise や他の Google サービスのビジネス向け機能を追加で利用できるようにすると、あなたの Google アカウントは管理対象アカウントに変更されます。
アカウントが変更されると、あなたに通知が届きます。変更後のアカウントとデータの取り扱いについては、管理者の方と話し合ってください。
参加に問題がある場合
アカウントの競合Google サービスに参加する際に新しい Google アカウントを作成する場合は、以前に同じビジネス用メールアドレスで Google サービスに登録していないことを確認してください。同じメールアドレスでお申し込み済みの場合は、「すでに使用されているメールアドレスです」というエラー メッセージが表示されます。
Google サービスにビジネス用メールアドレスを使用する場合は、次の 2 つのうちいずれかの方法でユーザー名を変更し、以前作成したアカウントからメールアドレスを削除する必要があります。
- 所有している他のメールアドレスにユーザー名を変更する。
- Gmail をアカウントに追加して新しい Gmail ユーザー名を作成し、アカウントの予備のアドレスとして登録されているビジネス用メールアドレスを削除する。
上記のいずれかの方法で Google アカウントと会社のメールアドレスの関連付けを解除すると、そのメールアドレスで Google サービスをお申し込みいただけるようになります。
以前の Google アカウントと Google サービスの新しいアカウント間で(サービスごとに)データを移動する場合は、Google データをダウンロードする方法をご覧ください。
Chrome 組織に参加した後
Chrome OS デバイスが管理対象かどうかを確認する
インストールされている拡張機能を確認する
組織がブラウザに設定した拡張機能を確認するには、Chrome メニューの [組織によって管理されています] をクリックします。
または、アドレスバーに「chrome://management
」と入力して、Enter キーを押します。
設定されているポリシーを確認する
Chrome を開きます。
アドレスバーに「
chrome://policy
」と入力し、Enter キーを押します。