マーケットプレイス パッケージとその管理方法について
マーケットプレイス パッケージは、パブリッシャーが選定した広告枠パッケージです。認定バイヤーのマーケットプレイスで作成され、購入者に公開されます。この機能を使用すると、プライベート オークションを公開オークションのように簡単に購入でき、取引にかかる手間が軽減されます。
マーケットプレイス パッケージには、オークション パッケージ（購入者または Google が選定した公開オークション広告枠のパッケージ）とは異なり、公開オークションで利用可能な広告枠が含まれる場合があります。マーケットプレイス パッケージは現在ベータ版で、厳選されたプレミアム パブリッシャーのコネクテッド テレビ（CTV）またはオーバー ザ トップ（OTT）のプレミアム広告枠のみが含められます。
購入者はマーケットプレイス パッケージを使用して次のようなことができます。
- パブリッシャーが直接キュレートしたプレミアム広告枠を簡単に見つけられる。この広告枠は公開オークションで常に利用できるとは限らず、アカウントで利用可能なパッケージはマーケットプレイスに自動的に表示されます。取引作成のプロセスを経ることなく、すぐに取引 ID のターゲティングを開始できます。
- より透明性の高い方法で広告枠を見つける。パブリッシャーから提供される情報のほか、週単位の予測、入札単価グラフにより、購入する広告枠を簡単に探せます。
- 取引作成プロセスを効率化する。各マーケットプレイス パッケージには取引 ID が 1 つ割り当てられるため、デマンド サーバー プラットフォーム（DSP）全体でのシート間のパッケージ共有も容易になり、取引を効率化できます。パブリッシャーがマーケットプレイス パッケージを作成すると、入札の対象となるすべての購入者が自動的に入札リクエストを受け取ります。
認定バイヤーはそれを受け取ると、アクセス可能なマーケットプレイス パッケージですぐに取引を開始できます。希望する DSP から取引 ID とターゲットを取得するだけです。
マーケットプレイス パッケージを探す
- https://realtimebidding.google.com で認定バイヤー アカウントにログインします。
- [マーケットプレイス] > [ファインド] > [マーケットプレイス パッケージ] に移動します。このページには、選定された利用可能なパッケージが表示されています。
- [新しいフィルタを追加] を使用すると、[名前] と [取引 ID] で簡単にパッケージを検索できます。
- 表ビューでは次の情報を確認できます。
- [名前] と [説明] は、パブリッシャーが直接入力する項目です。
- [パッケージ タイプ] は、すべての購入者が利用できるようパブリッシャーがパッケージを公開しているか、一部の購入者のみが利用できるように限定しているかを示します。マーケットプレイスには、アクセス権のある限定パッケージのみが表示されます。限定パッケージを優先することもできます。その場合、そのパッケージの購入者に、公開オークションの入札よりもオークションの優先権が与えられます。
- [コンテンツ タイプ] は、過去の予測に基づいてパッケージ内で最も一般的な広告枠を表します。サポートされている説明には、オーディオ、コネクテッド テレビ、インストリーム動画、ゲームがあります。予測に必要な履歴情報が不足しているか、インプレッション数が不足している場合、コンテンツ タイプが「不明」と表示される場合があります。
- パッケージの最小価格: パブリッシャーは、限定マーケットプレイス パッケージの最小価格を設定できます。配信するには、マーケットプレイス パッケージへの入札が最小価格を満たす必要があります。
- 各パッケージについて、過去 7 日間の推定の [インプレッション数] と [ユニークリーチ] が表示されます。
- マーケットプレイス パッケージの詳細を確認するには、パッケージの名前をクリックします。
マーケットプレイス パッケージを管理する
- [マーケットプレイス] > [マーケットプレイス パッケージ] に移動します。このタブには、取引を行ったすべてのマーケットプレイス パッケージと、ブックマークに登録したすべてのパッケージが表示されます。
- [マーケットプレイス パッケージをブックマークに追加] を選択すると、今後検討できるようにマーケットプレイス パッケージを保存できます。
- 各マーケットプレイス パッケージは、一意の取引 ID で識別され、これを使用して入札する DSP を簡単に設定できます。オークション パッケージを他の購入者が確認して登録できるようにする場合は、この取引 ID を知らせます。DSP では、取引を承認しなくても、この取引 ID に基づいて自動的に入札するよう設定できます。取引 ID は他の購入者やシートと共有することもできます。
マーケットプレイス パッケージをブックマークに登録すると、関心のあるパッケージを保存しておくことができます。たとえば、プレミアム CTV マーケットプレイス パッケージの購入を検討している場合は、[マーケットプレイス] > [探す] > [マーケットプレイス パッケージ] タブで、関心のあるパッケージをブックマークに登録します。[マーケットプレイス] > [マーケットプレイス パッケージ] に移動して、DSP からターゲットに設定できる取引 ID のリストを作成します。
入札する前に、マーケットプレイス パッケージをブックマークに登録する必要はありません。マーケットプレイス パッケージが作成されると、対象となるすべての購入者に自動的に入札リクエストが送信されます。