<<If>>
式を使用して、テンプレートの一部を条件付きで含める、または除外します。<<If>>
式は、以下で使用できます。
- Google ドキュメント テンプレート
- Microsoft Word テンプレート
- メールの件名、本文、プレヘッダーのテンプレート
- 通知のタイトルと本文のテンプレート
- SMS 本文のテンプレート
- Webhook 本文のテンプレート
各 <<If>>
式は、<<If: Yes / No 式>>
で始まり、<<EndIf>>
で終わります。Yes / No 式
が TRUE と評価された場合、<<If>>
タグと <<EndIf>>
タグ間のテンプレートの内容が含まれ、それ以外の場合は除外されます。
次のセクションでは、If 式を使用する方法について説明します。
- If 式を使用してフィールドを条件付きで表示する
- If 式を使用してフィールドを条件付きでフォーマットする
- If 式を使用して更新されたフィールドを表示する
- If 式をネストする
- Start 式を If 式に含める
- If 式を Start 式に含める
- If 式に画像を含める
- 表のセルに If 式を含める
If 式を使用してフィールドを条件付きで表示する
<<If>>
式を使用すると、条件付きで列の値を表示できます。
たとえば、その人が 21 歳以上であれば、Address
列の値を表示し、そうでなければ Address
の値が省略されるようにできます。
<<If: ([Age] >= 21)>>
Address: <<[Address]>>
<<EndIf>>
または、すべてを一行にした次の式になります。
<<If: ([Age] >= 21)>>Address: <<[Address]>><<EndIf>>
次の例では、Total
が $1.00 以上の場合は、Sales Tax
が含められます。
{
"Action": "Edit",
"Properties": {
"Locale": "en-US",
"Location": "47.623098, -122.330184",
"Timezone": "Pacific Standard Time"
},
"Rows": [
<<Start: Filter(OrderDetails, true)>>
{
"Name": "<<[Name]>>",
"Qty": "<<[Qty]>>",
"Price": "<<[Price]>>",
"Total": "<<[Qty]*[Price]>>",
<<If: [Qty]*[Price] >= 1.00>>
"Sales Tax": "<<[Qty]*[Price]*0.085>>",
<<EndIf>>
"Email": "<<[Email]>>",
"Product Image": "<<[Product Image]>>"
},
<<End>>
]
}
If 式を使用してフィールドを条件付きでフォーマットする
<<If>>
式を使用すると、条件付きでフィールドをフォーマットできます。たとえば、列の値が小さい場合は通常のテキストで表示し、列の値が大きい場合はテキストを太字で表示できます。
<<If: ([Amt] < 100)>>
Amount: <<[Amt]>>
<<EndIf>>
<<If: ([Amt] >= 100)>>
Amount: <<[Amt]>>
<<EndIf>>
別の例としては、フィールド値が負の値の場合はテキストを赤色で表示し、正の値の場合はテキストを緑色で表示できます。
<<If: ([Amt] < 0)>>
Amount: <<[Amt]>>
<<EndIf>>
<<If: ([Amt] >= 0)>>
Amount: <<[Amt]>>
<<EndIf>>
If 式を使用して更新されたフィールドを表示する
<<If>>
式を使用すると、値が変更された場合にフィールドを表示できます。例:
<<If: ([_THISROW_BEFORE].[Address] <> [_THISROW_AFTER].[Address])>>
Old Address: <<[_THISROW_BEFORE].[Address]>>
New Address: <<[_THISROW_AFTER].[Address]>>
<<EndIf>>
If 式をネストする
<<If>>
式を任意の深さまでネストできます。例:
<<If: ([Age] >= 21)>>
<<If: ([Gender] = "Male")>>
<<If: ISNOTBLANK([Address])>>
Address: <<[Address]>>
<<EndIf>>
<<EndIf>>
<<EndIf>>
または、より簡潔にした次の式になります。
<<If: AND(([Age] >= 21), ([Gender] = "Male"), ISNOTBLANK([Address]))>>
Address: <<[Address]>>
<<EndIf>>
Start 式を If 式に含める
<<Start>>
式を <<If>>
式に含めることができます。例:
<<If: COUNT([Related OrderDetails])>0>>
Order Detail Records
<<Start: [Related OrderDetails]>>
Product: <<[Product]>>
Qty: <<[Qty]>>
Amount: <<[Amount]>>
<<End>>
<<EndIf>>
If 式を Start 式に含める
<<If>>
式を <<Start>>
式に含めることができます。例:
Order Detail Records
<<Start: [Related OrderDetails]>>
Product: <<[Product]>>
<<If: ([Qty] > 1)>>Qty: <<[Qty]>><<EndIf>>
Amount: <<[Amount]>>
<<End>>
If 式に画像を含める
<<If>>
式に画像を含めることができます。これにより、<<If>>
式の値に基づいて画像を含める、または除外することができます。例:
<<If: ISNOTBLANK([Image])>>
Image: <<[Image]>>
<<Endif>>
If 式にウェブ画像を含める
<<If>>
式にウェブ画像を含めることができます。これにより、<<If>>
式の値に基づいてウェブから取得した画像を含める、または除外することができます。
たとえば、Google ドキュメント テンプレートを使用している場合、次のように条件付きでウェブ画像を含めることができます。
- Google ドキュメントでテンプレートを開きます。
- [挿入] メニューから [画像] を選択し、挿入する画像を選択します。たとえば、[URL] を選択して、次のような URL を入力できます。
http://cdn0.iconfinder.com/data/icons/harmonicons-02/64/check-box-512.png
- 挿入した画像をクリックし、必要に応じてサイズを変更します。
<<If>>
を画像の前に挿入します。
<<If: ([Answer] = TRUE)>>
<<Endif>>
を画像の後ろに挿入します。例:
<<Endif>>
これにより、[Answer] 列の値が TRUE の場合に、チェックボックスがオンの画像が含まれます。
次のように、[Answer] 列の値が FALSE の場合は、チェックボックスがオフの画像を含めることができます。
- 前の手順の最初の 3 ステップを繰り返し、次の URL を入力します。
http://chittagongit.com//images/square-icon/square-icon-13.jpg
<<If>>
を画像の前に挿入します。例:
<<If: ([Answer] = FALSE)>>
<<Endif>>
を画像の後ろに挿入します。例:
<<Endif>>
表のセルに If 式を含める
表のセルに <<If>>
式を含めて、セル内のコンテンツを含める、または除外することができます。
次の例では、成人の場合はその人のAge
(年齢)が表示され、そうでない場合は Minor と表示されます。
次の例では、Count
が負の場合は太字斜体で表示され、それ以外の場合は通常のテキストで表示されます。