SKAdNetwork とは、Apple のアプリ アトリビューション ソリューションです。このソリューションを使うと、アプリ広告主様はインプレッション、クリック、アプリのインストールなどの広告アクティビティを集計データとして測定できるようになります。iOS キャンペーンのパフォーマンスを評価するうえで、SKAdNetwork の重要性は増してきました。Apple は、広告プラットフォームに直接 SKAdNetwork のポストバックを提供しています。また、広告主様が測定とアトリビューションの目的でポストバックのコピーを受け取ることを許可しています。詳しくは、Apple のドキュメントをご覧ください。
アプリ内イベントのパフォーマンスを測定し、インストール後のアクションまたは目標広告費用対効果を重視してキャンペーンをより効果的に最適化するには、SKAdNetwork コンバージョン値スキーマをセットアップすることをおすすめします。コンバージョン値スキーマを使うと、ビジネスにとって最も重要なアプリ内イベントを指定できます。
広告主様は、Google アナリティクスで SKAdNetwork スキーマをセットアップし、Measurement Protocol を使用してポストバックを送信することで、インストール アトリビューション レポートを作成できるようになりました。
Google アナリティクスで次のことが可能です。
- SKAdNetwork と統合することで、iOS アプリ キャンペーンの測定とアトリビューションの精度が向上します。最新バージョンの Firebase 向け Google アナリティクス SDK では、SKAdNetwork コンバージョン値の設定がサポートされています。
- SKAdNetwork のポストバックを Google アナリティクスに統合することで、クロスチャネル アトリビューションが可能になります。
- Google アナリティクスでは、測定と最適化を目的とした、Google 広告の iOS パラメータもサポートしています。詳細
SKAdNetwork を Google アナリティクスに統合するメリット
SKAdNetwork を使用すると、Firebase 向け Google アナリティクス SDK によって収集されたデータを補完し、ウェブからアプリの測定などで生じるギャップを埋めることができます。その結果、測定の全体像を把握できるようになるため、十分な情報に基づいて iOS アプリ キャンペーンの入札単価と予算を判断することができます。
Apple の SKAdNetwork ポストバックでは、クロスネットワークのラストタッチ アトリビューションが使用されます。Google アナリティクスのアトリビューションを使用すると、ユーザーがコンバージョンを達成するまでにたどった経路を把握できます。データドリブン アトリビューションを使用して、広告やクリックなど、コンバージョン経路上のさまざまな要素に対してコンバージョンへの貢献度が割り当てられるため、広告のパフォーマンスに最も大きな影響を与えるメディアを把握して投資を集中させることができます。
Google アナリティクスでは、SKAdNetwork ポストバックを統合することで、ユーザーの経路内の first_open コンバージョンのコンバージョン モデリングがサポートされます。今後、インストール後のコンバージョンのモデリングもサポートされる予定です。
設定手順
- Firebase 向け Google アナリティクス SDK を実装します。詳細
- Google アナリティクスで SKAdNetwork コンバージョン値スキーマをセットアップします。詳細
- Measurement Protocol を使用して、SKAdNetwork のポストバックを Google アナリティクスに送信します。詳細
- すべてのキャンペーンについて、広告キャンペーンの URL で自動タグ設定または手動タグ設定を引き続き利用します。
Google 広告の関連資料
詳細については、Google 広告ヘルプセンターの以下の記事をご覧ください。