「トラッキング コードがありません」という通知について

診断ツールを使用してアナリティクスの実装状況を定期的にチェックすると、常に最適なデータで効果的な分析ができるように、修正が必要な項目を確認できます。

この記事の内容:

概要

アナリティクスでは定期的にサイトをチェックして、トラッキング コードが適切に設定されていないページを検出するよう努めています。こうしたチェックは、アナリティクス アカウントに登録されているウェブサイトが Google 検索クローラでクロールされた結果を基に行われます。一部のページは JavaScript 対応でクロールされ、送ったデータがきちんと収集されるかどうかがチェックされます。なお、こうしたデータが実際にアナリティクスに送られることはなく、トラフィック データが増えることはありません。

チェックの結果、トラフィック データが送られていないと思われるページがある場合は、その問題について通知が表示されます。詳しくは、以下の説明をご覧ください:

制限事項

ログイン ウォールや robots.txt の除外設定により、クロールがブロックされているページはチェックできません。そうしたページについては Google Tag Assistant を使って、タグ付けに問題がないかどうかご自身で確認することをおすすめします。一般的に、膨大な量のページをすべてクロールすることは不可能なため、クロールにかかる費用に基づいて一部のページは除外される場合があります。ただし、トラフィックの多いページは優先的にクロールが試行されます。

クロールの頻度はまちまちで、数日に 1 回の場合や数週間に 1 回の場合もあります。このため、トラッキング コードの変更や修正は、そのページが次にクロールされるまで反映されませんのでご注意ください。

JavaScript はクローラでエラーなく実行できる必要があります。言い換えると、実行に必要なスクリプト ファイルが robots.txt でブロックされていると、クロールを続けることができなくなります。こうした事態はほとんどの場合、JavaScript のカスタムコードや第三者タグマネージャを使って標準外のトラッキング コードを実装しているケースで発生します。

調査と修正

「トラッキング コードがありません」という通知が届いたら、まず指摘されたページにトラッキング コードが適切に設定されているかどうかをこちらの手順で確認します。トラッキング コードがないことがわかった場合は、そうしたページにウェブ向けのトラッキング コードを設定します。なお、通知でお知らせするページは問題があるページの一例に過ぎないため、必ずサイトのすべてのページについてトラッキング コードをチェックしてください。

別のウェブサイトに属するページが通知されたり、実際のトラッキング コードの設定に問題がない場合は、次のセクションをご覧ください。

通知されたサイトがドメインに属していない場合

通知されたページが知らないドメインのものだった場合、そのドメインを使ったウェブサイトのトラッキング コードでお客様のアナリティクス アカウントが誤って指定されている可能性があります。この場合は、まずフィルタを作成して、そのドメインからの不要なトラフィック データをできるだけ早く除外する必要があります。そのうえで、相手のウェブマスターに連絡して問題の修正を依頼してください。

また、通知されたページが対象サイトに関連するドメインのものであっても、対象サイトのページでない場合は、同じドメインに属する複数のウェブサイトをお持ちで、それらのサイトの境界が不明確になっている可能性があります。

複数のサイトがトップレベルのパスでそれぞれ異なるサイトに対応しているシンプルな設定であれば、サイトは適切に識別されます。たとえば、「http://www.example.com/glass/」と「http://www.example.com/fiber/」というパスで、それぞれ異なるサイトと異なる Google アナリティクス アカウントに対応していれば、サイトの境界は明確に識別されます。

一方、パスとサイトの対応が複雑な場合(パスの深いレベルにサイトの境界がある場合や、予測可能なパターンが使われていない場合など)は、他のサイトのページがチェック結果に誤って含まれてしまう可能性があります。その場合は、こうした通知に [無視] を設定し、それ以降、同じ問題が通知されないようにします。

実際のトラッキング コードの設定に問題がない場合

通知されたページが誤検出で、実際のトラッキング コードが適切に設定され、データが問題なく送られている場合があります。こうした誤検出は、ネットワークとシステムの異常や JavaScript のタイムアウトなどで若干発生する可能性があります。また、コードの修正や変更は、その後にページがクロールされて反映されるまでに数週間ほどかかる場合があるため、その点も考慮する必要があります。ただし、チェック結果のほとんどが誤検出だった場合は、トラッキング コードの実装方法に一貫性がないことが原因と考えられます。たとえば、ウェブサイトの一部のページで Google アナリティクスの標準的な推奨コードを使用し、他のページでカスタムコードを使っているようなケースです。

トラッキング コードのチェックでは、クロールに必要な JavaScript ファイルが robots.txt でブロックされている標準外のコードは対象になりません。このため、サイトにまったくトラッキング コードがなければ、標準外のコードが使われていると判断され、チェックは行われません。ところが、チェックの対象と対象外のトラッキング コードが混在しているサイトでは、一部のページでアナリティクスのトラッキング コードが検出されるため、サイトのチェックが行われ、その結果、チェックの対象外のページがすべて、トラッキング コードのないページとして誤って表示されてしまいます。

一般的に、トラッキング コードはサイト全体で一貫した 1 つの手法で実装することを強くおすすめします。トラッキング コードに一貫性を持たせることができない場合は、こうした通知に [無視] を設定し、それ以降、同じ問題が通知されないようにします。

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