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User-ID の値はアナリティクスでは割り当てられません
User ID として使用する一意の ID の生成、割り当て、管理をアナリティクスで行うことはできません。ID は通常、認証システムを介して生成し、ユーザーのログイン時にアカウントに渡してから、アナリティクスに送信することができます(ただし、別の方法で User ID を設定することも可能で、User ID をログインと関連付ける必要があるわけでもありません)。
データ収集は実装後に開始されます
User-ID 機能を実装するまでは、User-ID によるデータの収集は行われません。ここでいう実装には、一意の ID の生成、リピーターへの ID の割り当て、ID や関連するすべての利用データのアナリティクスへの送信が含まれます。実装前に収集、記録されたアナリティクス アカウントのデータを再処理して User ID に関連付けることはできません。
他サービスとの連携によって得られたデータの使用可否
次のサービスの連携によって得られたデータは、User-ID ビューで使用できます。
- Google 広告
- 検索広告 360
次のサービスの連携によって得られたデータは、User-ID ビューで使用できません。
- ディスプレイ&ビデオ 360
- キャンペーン マネージャー 360
- Google アド マネージャー
機能の制限事項
アナリティクスの次の機能は User-ID と互換性がありません。
ユニバーサル アナリティクスのガイドラインとポリシーが適用されます
User-ID はユニバーサル アナリティクス テクノロジー用に構築された機能です。この機能を実装する場合は、アナリティクスの Measurement Protocol、SDK、User-ID ポリシーに準拠する必要があります。ユニバーサル アナリティクスの使用ガイドラインとセキュリティとプライバシーの原則も適用されます。
アナリティクスを無効にします
サイト訪問者は、アナリティクスによるデータの収集を希望しない場合、アナリティクス オプトアウト アドオンをインストールして、アナリティクスの JavaScript からアナリティクスへのデータ送信を禁止することができます。この場合、アナリティクスによるデータの収集(ユニバーサル アナリティクスと User-ID を含む)に影響する可能性があります。
User-ID データは結合できません
User-ID 機能はユニバーサル アナリティクスのどのプロパティにも実装できますが、異なるプロパティでそれぞれ収集されたデータを共有したり結合したりすることはできません。アナリティクス 360 をご利用のお客様は、User ID と併せて統合レポートを使用して、複数のプロパティから単一のプロパティにデータを集計することができます。
一部のサービスでは User-ID データに基づくリマーケティング ユーザーリストを使用できません
User ID ビューのデータから作成したリマーケティング ユーザーリストは、Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、Google アド マネージャーで有効にすることはできません。
関連資料
- アナリティクス オプトアウト アドオン
- ユニバーサル アナリティクスのセキュリティとプライバシーの原則
- ユニバーサル アナリティクスの使用ガイドライン
- User-ID 機能を使用するメリット
- User-ID 機能の概要