広告主様のデータを安全に保護することは、Google の最優先事項です。広告主様の Ads Creative Studio アカウントを安全に保つために、Google ではさまざまな対策を講じていますが、ここでは広告主様ご自身で行っていただける対策をいくつかご紹介します。
Ads Creative Studio アカウントが保護されている状態を維持するため、メールやアカウントの通知からお客様の状況に合わせた提案を定期的にご案内いたします。
Google アカウントを保護する
お客様の Google アカウントにアクセスできるユーザーであれば、誰でもお客様の Ads Creative Studio アカウントにアクセスして広告データを確認できます。不正なアクセスを防ぐには、Google アカウントを保護するための対策を講じる必要があります。
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2 段階認証プロセスを有効にする。これにより、ログイン時にセキュリティ認証手順が追加されるため、攻撃者がパスワードを入手できても、アカウントにアクセスすることはできなくなります。
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安全性が高く、他で使用していないパスワードを選ぶ。安全なパスワードとは、数字と文字、大文字と小文字が混在し、簡単に推測できないパスワードのことです。同じパスワードを複数のウェブサイトで使用することは避けましょう。
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アカウント復元オプションを最新の状態に保つ。ご使用のデバイスのアカウント復元オプションと連絡先メールアドレスが最新の状態であることを定期的に確認して、アカウントにアクセスできなくなるのを防ぎましょう。
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パソコンをスキャンしてマルウェアの有無をチェックする。パソコンのウイルス対策が最新の状態であることを確認し、定期的にフルシステム スキャンを実施して、マルウェアが検出されれば削除します。
Ads Creative Studio アカウントを管理者として保護する
不正なユーザーによる Ads Creative Studio の不正使用を防ぐために、アカウント管理者が実施できるおすすめの方法をいくつかご紹介します。
- 2 段階認証プロセスを有効にすることをユーザーに義務付ける。これにより、ログイン時にセキュリティ認証手順が追加されるため、攻撃者がパスワードを入手できても、アカウントにアクセスすることはできなくなります。ユーザーが 2 段階認証プロセスを有効にせずに Ads Creative Studio アカウントにアクセスしようとすると、2 段階認証プロセスを設定するように促すメッセージが表示されます。
- ユーザーが使用できるメールドメインを制限する。社外のユーザーが Ads Creative Studio アカウントに招待されないようにするには、セキュリティ設定に許可されたメールドメインを追加します。
- 複数のユーザー間でログイン情報を共有しない。Ads Creative Studio アカウントを複数のユーザーが使用する必要がある場合は、同じユーザー名とパスワードを共有しないようにしてください。代わりに、一人ひとりにアクセス権を付与し、個々の Google アカウントを使用して Ads Creative Studio アカウントにアクセスするようにします。1 つの Google アカウントで、最大 20 の Ads Creative Studio アカウントに直接アクセスできます。
- Ads Creative Studio アカウントにアクセスできるユーザーを確認する。アカウントのユーザー アクセス権とユーザー権限も定期的に確認する必要があります。無効なユーザーを削除し、ユーザーに必要最低限のアクセス権が付与されていることを確認してください。
Ads Creative Studio で 2 段階認証プロセスを有効にする
- Ads Creative Studio にログインします。
- 設定アイコン [アクセスとセキュリティ] をクリックします。
- [セキュリティ設定] をクリックします。
- [認証方式] をクリックしてパネルを展開します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- [2 段階認証プロセス] を選択します。
- [2 段階認証プロセス] オプションが無効になっている場合:
- 2 段階認証プロセスを設定するためのリンクをクリックします。
- 画面上の指示に沿って電話番号を追加し、動作を確認してから [オンにする] をクリックして設定を完了します。設定が完了すると、「2 段階認証プロセスが有効になっています」と表示されます。これで、このページを閉じることができます。
- Ads Creative Studio アカウントに戻り、ページを更新して設定をロック解除します。
- [2 段階認証プロセス] を選択します。
- アカウントのユーザーに対して設定を有効にする日付を選択します。
- [保存] をクリックします。
許可されたドメインを追加する
許可されたドメインをアカウントに追加すると、許可されたドメインのユーザーのみがアカウントにログインできます。たとえば、アカウントに「example.com」のメールドメインを許可した場合、user@example.com をアカウントに招待できますが、user@gmail.com は招待できません。
- Ads Creative Studio アカウントにログインします。
- 設定アイコン [アクセスとセキュリティ] をクリックします。
- [セキュリティ設定] をクリックします。
- [許可されたドメイン] をクリックして、パネルを展開します。
- [ドメインの追加] をクリックして、リストにドメインを追加します。
- ドメインの右側にある [X] をクリックして削除します。
- [保存] をクリックします。
無効なユーザーを削除する
会社を辞めたユーザー、および Ads Creative Studio の担当を外れたユーザーに付与されたアクセス権限は無効にします。削除しない限り、そのユーザーはアカウントにログインできるため、アカウントに変更を加える可能性があります。アカウントからユーザーを削除する方法をご確認ください。
各ユーザーには必要最低限のアクセス権を付与する
新規ユーザーを招待すると、そのユーザーには特定のアクセスレベルが割り当てられます。これにより、さまざまなタスクや機能へのアクセス権を選択して、ユーザーに付与することができます。たとえば、管理者権限を持つユーザーは新しいユーザーをアカウントに招待して、アカウントに変更を加えることを許可できますが、編集権限のユーザーはできません。また、アカウントに変更を加える必要のないユーザーには、読み取り専用権限を割り当てることができます。詳しくは、Ads Creative Studio アカウントのアクセス権についての記事をご覧ください。
Ads Creative Studio で 2 段階認証プロセスを無効にする
Google ではすべてのユーザーに対し、アカウントのログインに 2 段階認証プロセスを使用することを強くおすすめしています。2 段階認証プロセスを使用すると、攻撃者がパスワードを入手したとしても、アカウントや機密データを保護することができます。アカウントを保護したくない場合は、以下の手順に従ってください。
- Ads Creative Studio アカウントにログインします。
- 設定アイコン [アクセスとセキュリティ] をクリックします。
- ページ上部の [セキュリティ設定] をクリックします。
- [認証方式] をクリックしてパネルを展開します。
- 認証方法を [標準] に設定します。